日記

こんばんは。

 

今回はフェラーリ様ご来店。

格好の日記ネタがやってきました。

 

幌が最後の最後でつっかえて、完全に格納出来ないとのこと。

せっかくスパイダーを買ったのに、これではオープン走行が出来ない!

ということで、ちょっと店長見てくれませんか?とご来店。

 

一通りざっと見てみると、どうもここの骨組がつっかえているようです。

本来はゴムで後ろ方向に引っ張られるのですが、ゴムが伸びてしまっているため完全に宙ぶらりん。

あっちにいったりこっちにいったり、たまたま後ろに行けば開くし、前に来ていると開かない。

 

正しくは、このように後ろに来ていないといけません。

開けるときに、手でちょいと押してやればいいのです。

Z33やS2000なんかと全く同じ原因ですね。

このように、国産スポーツカーだろうが、超高級スーパーカーだろうが、

幌の基本構造なんてたいして変わらんのです。

 

はい、無事最後まで開きました。

 

お客さん歓喜!

店長したり顔。

 

お客さん「ありがとうございます!!お代はおいくらでしょう!?」

 

店長「なぁに、いいんですよ、別に何もしてないし(日記のネタできたし)」

 

というわけで、数分で解決したし、そもそも何も処置してないのでこの程度でお代は頂きません。

手土産も頂きましたし、お代は?と聞いてくださった時点で店長満足。

ブラックジャックの「それを聞きたかった」の状態。

 

 

さて、話は変わって、こちらはA4カブリオレのメータパネル。

シンプルで視認性がよく、ちょっとスポーティーな雰囲気も感じられ、なかなか気に入っています。

 

こちらはスピードメーター。

欧州車らしく、出もしないのに一応260km/hまで刻まれています。

 

A4カブリオレは1740kgの車体に170馬力のエンジンなので、

はっきり言って走りは鈍重で、ちっとも飛ばす気になんてなりません。

というわけで高速道路でも法定速度以下でのんびり走ったりするのですが、

100km/h以下で走っていると、どうも違和感を感じる。

高速走行中なのであまりメーターを凝視することはできませんが、何か違和感が・・・

 

まずは10km/h

 

次は20km/h

 

うん、30km/h

 

当然40km/h

 

そして50km/h

 

一般道の上限60km/h

 

ほれ来た70km/h

 

ぼちぼち高速域に突入80km/h

 

そして、まったり高速クルージング、90km/h・・・・って、あれ?

90km/hを飛ばして、なぜか一気に100km/h!

 

そう、違和感の原因はこれだったのです。

目盛のピッチはほとんど変わらないのに、

80km/h以降はいきなり表示が20km/h区切りに変わっているのです。

なので、100km弱で走ろうかな~と思うと、何キロで走っているのか今ひとつわからず、

妙な違和感を感じたのであります。

 

表示も気になりますが、内部構造がどうなっているのかも気になります。

だって、ここから指針の進み方が急に変化するわけですから。

電気的な感じで制御しているのでしょうかね?

ギア駆動だったら可変ピッチはちょっと難しいですもんね。

 

ここから先はますますどうでもいい、

全国のA4乗りの方のための情報提供コーナーです。

興味の無い方は読み飛ばしてください。

以前ちょっとお話したドライブシャフトの交換は効果てき面!

気になっていた部分が一気に解消され、非常に満足度の高い整備となりました。

 

まずはアクセルON時の結構大きな振動。

これは単純にインナージョイントにガタがきていたのが原因で、ほぼ解消されました。

残りの微振動は、マウントやブッシュ系の劣化、オープンカー故の剛性の低さなどによるものでしょう。

 

また、ガタがなくなって伝達効率が上がったせいか、燃費が明らかに良くなりました。

7~8km/Lだったのが、9km/Lに迫るあたりまで改善されました。

これは毎日子供の送り迎えで同じルートを走る条件で導き出された燃費なので確かな事実です。

っていうか、今までどんだけロスしてたんだよって感じですが。

 

そして意外だったのが、Dレンジで停車しているときの振動がほとんどなくなったこと。

この振動は信号待ちなどで常に感じられるためかなり不快に思っていたのですが、

ちょっと古いCVTだしこんなものなのかなぁ、でもいつか壊れたらイヤだなぁ、と思っておりましたところ、

これがPレンジでの停車中とほとんど変わらないくらい、解消されたのです。

 

なんで?停止してたらドライブシャフトは関係ないはずなのに、と思い整備士さんに聞いてみたら・・・

 

まず、Dレンジでの停車中はクリープ現象により、常にドライブシャフトに回転力がかかっております。

それを、動き出さないようドライブシャフトの先にあるブレーキで押さえつけているわけです。

前に進みたがるトランスミッション、それを止めようとするブレーキ、

その両者の間にある一番曖昧な感じの部分、そう、それがインナージョイントなのです。

ドライブシャフト単体で触ってみると分かりますが、インナージョイントはかなりグニャグニャで、

360度ぐるぐる自由に動かせますし、

サスペンションの伸縮に対応するため、軸方向にも自在に動くのです。

このもともと自由度の高いジョイントが痛んで精度が落ちてくると・・・

トランスミッションからの回転力によりガタガタと振動が発生する、という理屈なのでありました。

 

というわけで、同じ症状に悩まされているA4カブ乗りのみなさん、ぜひドライブシャフトを疑ってみてください。

A4カブはエンジン下部が巨大なパネルで覆われておりインナージョイントが視認しにくいため、

気付かぬうちにブーツが破れてグリースが飛散し、ジョイントが劣化してしまう、ということがよくあるようです。

 

うちの2003年式A4カブの場合、ドライブシャフトは左右とも8E0 407 271Tです。

純正部品だと左右で20万円以上しますが、海外の社外品ならば送料込み3万ちょいで足ります。

アメリカ本国だったら送料無料で200ドルもしないという驚異的ロープライス。

そりゃ古い車を直し直し乗りますわってなかんじです。

日本の輸入自動車部品は何でもかんでも高すぎます。

古い車を維持するための体制がまるで整っていません。

とはいえ今はインターネットのおかげでこうして世界中から部品を引っ張ってこれますので、

是非積極的に探し回って、お得で楽しいカーライフを送ってくださいませ。

 

ちなみに、モノは思いのほかしっかりしていますよ。

長期的にはどうか知りませんが、値段的にそこまで期待していません。

というかこの13年落ちの車のドライブシャフトに、誰が工賃込み30万近くも払うかという。。。

幌も同じです。

 

以上、終わり。

それでは、また。