ご覧くださいマセ

こんばんは。

子供たちの夏休みもいよいよ終盤に差し掛かってまいりました。

小さいころは40日でもまだ足りないくらいでしたが、

大人になった今では「40日間連続で休め」と言われてももう何をしたらいいのか分かりませんし、

そもそも別にそんなに長く休みたくもありません。

お金が腐るほどあったら、いつまででも平気で休んでいられるんですかねぇ。

どうなんでしょう?

 

はい、というわけでまずはBMW・3シリーズカブリオレ(E36)のご紹介。

純正の黒幌を、TwillfastRPCのボルドーに張り替えました。

 

オーナーさんは20代の若い方ですが、

小学生の頃にE36カブリオレを見てからずっと憧れていて、

大人になった今、念願かなってついに本物をゲット!

いいですねぇ、一途な愛。

というか、小学生でE36カブリオレに目をつけるとはなかなか渋いです。

私は当時何が好きだったっけ・・・とりあえず、家にあった70系マークIIが大好きでした。

状態のいいのがあれば、いつか一度所有してみたいものです。

 

 

こちらはマセラティ・グランスポーツ スパイダー。

古い幌を米国工場に送りしばーらく完成を待っておりましたが、

このたびやっとこさ入荷したので交換作業に入りました。

ちなみに、古い幌からはガラスやプラスチックのパーツなどが移植されておりました。

 

元の幌は黒でしたが、今回内装と同じボルドーの幌に張り替え。

イタリア車らしく、非常におしゃれに仕上がりました。

 

こちらはマセラティの伸びきってしまったゴムバンドを交換しているところ。

ただゴムだけ付け替えてもまたすぐに伸びてしまいますので、

次回から簡単に交換できるよう改造しておきました。

まず矢印の部分にバックル(?)を取り付けまして・・・・

 

そのバックルにゴムを通し、メタルプレートで固定します。

これで次回からは幌を付けたまま比較的簡単にゴム交換をすることが出来ます。

 

ゴムはあまり強くないゴムを4重にして使用しております。

強いゴム1本を思いっきり引っ張って使うとわりとすぐに伸びてしまうのですが、

弱いゴムをあまり強く引っ張らず、

その代わり数を増やして4倍パワーにして使用すると1本当たりの負荷が分散するので、

結果的に比較的長い期間弾力を保つことが出来るのです!たぶん。

 

こちらは現在お預かり中のサーブ900。

幌の先端部(ヘッダー)が妙にボコボコしているので生地をカットしてみたところ、中から白い粉が!!

 

白い粉を掃除機で吸い取ると、今度は御影石(バーナー仕上げ)のような骨組みが・・・・

これはマグネシウム合金(もしかしたらアルミ合金)特有の腐食ですね。

ということは白い粉の正体は酸化マグネシウム?

飲めば便秘に効くかも。

しかし、こんなに酷いのは初めてです。どうしたもんだか・・・・

幸い鋳物のため厚みは十分にあるので、とりあえずパテで平滑に慣らして作業を進めることにしました。

 

ただ、これを乗り切っても、サーブ900の幌交換は難所が山ほど待ち受けております。

どうにか頑張って乗り越えねば・・・・

正直、これを1台やるより、国産車4~5台やるほうが気楽だし、簡単だし、何より儲かる。笑

でも、工賃5倍ください、とは言えません。

いや、言ってもいいのだろうか?

でも、高いって言われるのが嫌なんですよねぇ。

わぁ、安いですね!って言われたい。

はい、安いですよ!って自信をもって言いたい。

まぁ、そんなにしょっちゅうあるわけじゃないし、話のネタに頑張りましょう。

 

それでは、また。