★店長日記★

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こんばんは。

今回は少々珍しい、ヘッドライナー(幌内張り)だけの交換です。

 

お車はBMW・3シリーズカブリオレ(E46)

ACシュニッツァー仕様でバッチリ決まっています。

オーナーさんは新車からお乗りで、それはそれはもう、わが子のように大切にされておられます。

 

なのに、

ヘッドライナーのBピラー部が破れてしまった!

これは大変一大事、ということで、修理のご相談を頂きました。

 

といっても、こちらのヘッドライナー、破れこそあるものの、

それ以外は恐ろしいほど美しく張られております。

さすが純正クオリティ。

こんな美しい内張り、今まで見たこともない。

社外品でこんな仕上がり、果たして再現出来るのだろうか??

 

まぁ、なんでもやってみないことには進歩しないし、

「絶対純正ほど綺麗にはできないですよー」と重々お伝えしたうえで、

一か八か、レッツチャレンジ。

 

 

で、早速作業開始。

E46のBピラー周辺は複数のケーブルで複雑に引っ張られております。

幌を閉めたときにはピタッと定位置に納まり、開けるときには邪魔にならない位置に逃げる。

それを実現するため、このようにたくさんのケーブルを張り巡らされているわけですね。

逆に、この複雑な構造がトラブルの原因でもあるのですが。

 

幌開閉システムの開発はエドシャ社です。

ボルボ・C70と一緒のメーカーですね。

ここは今時の欧州車にしては珍しく、プラスネジを多用するのが特徴です。

 

 

新しいヘッドライナーにはBピラー部のプラスチッププレートが付いておりませんので、

古い幌から移植する必要がありますが・・・

古い幌のプレートは折れてしまっているので移植不可。

 

ここで、幌とは別に手配しておいた新品プレートの登場。

イギリスから取り寄せましたが、文字の位置から何から完全に一緒なので純正品?

でも、純正パーツは単体では出ないことになっています。

出所は不明ですが、クオリティはバッチリなので良しとしましょう。

 

上が純正、下が社外品。

純正は黒いフェルト状のインシュレーター(中綿)が入っています。

一方社外品はポリエステル綿っぽい感じのインシュレーター。

ちょっと、社外品はうすっぺらいですね。

 

そのせいか・・・

左が純正、右が社外品。

パンパンに張っている純正品に対し、

社外品は今ひとつ張りがなく、このままくっつけても綺麗に張れない気がします。

 

そこで店長考えた。

純正のインシュレーターを移植しちゃえばいいじゃん。

ということで、純正品のものを切り取って、社外品のインシュレーターの下に潜り込ませます。

インシュレーターも2重になって、遮音性アップ?

 

うむ、この状態ではまだシワがあるものの、だいぶ張りが出てまいりました。

ダメなら抜いてしまえばいいだけだし、これで張ってみましょう。

 

 

で、突然出来上がり!

自分で言うのもなんですが、かなり綺麗に張れました。

純正が100点満点ならば、92点くらいはいけたのではないかと思います。

2重インシュレーターのおかげもいあってか、パンパン具合は純正以上。

天井なのに、触るとソファみたいにモコモコです。

うむ、インシュレーター移植は成功だった。

もちろん、厚みがあっても問題なく畳むことが可能です。

 

生地がストレッチ素材になっているので、多少のシワは引っ張ることで解消されます。

なるほど、だから綺麗に張れるのですね。

しかしながら、やはりポン付けであら簡単とはいかず、色々と調整しています。

 

問題のBピラー部も、綺麗になりました。(張り替えたので当たり前ですが)

 

が、しかし、そういえばそもそもなぜ破れてしまったのか、謎のままです。

何回か開閉テストを繰り返していると・・・

毎回開けるときに、Bピラーのプレートが骨組に少し引っかかっていることに気付きました。

ここはプレートが引っかからずよく滑るように低摩擦係数のテープが張ってあるのですが、

それが破れてベタベタの接着面が露出しまい、

結果として逆に引っかかりやすくなってしまっておりました。

引っかかったまま無理に開けると・・・・骨組に挟まって破れてしまう、というわけです。

 

そこで、テープを全て剥がしてフェルトのテープを貼りなおし、

潤滑用のシリコンをたっぷりと染みこませました。

その結果、スルン!とよく滑り、スムーズに動くようになりました。

 

というわけで、思いのほか綺麗に張れたし、

原因も解消できたし、インシュレーターも増量したし、

オーナーさんも大変喜んで下さいました。

なぜか拍手までして下さいまして、思わずニンマリ。

素直に喜んでくださる方はこちらも嬉しくなります。

 

年明けにはジャガー・XK8の内張り交換も控えておりますので、

そちらも綺麗に出来るといいなぁ・・・

ちなみに部品はオーナーさんの持込です。

物がいいといいのですがどうでしょう。

新しい仕事はいつも戦々恐々です。

 

それでは、また。

こんばんは。

本日は今週のお引渡し分をいつくかまとめて御紹介。

 

まずはアルファロメオ・916スパイダー。

ブルーのボディにバーガンディの幌がお洒落です。

他の車種ですとちょっと派手めになりがちな組み合わせですが、

そこはさすがのアルファロメオ、余裕の着こなしですね。

 

直線基調でありながらも、ふくよかなお尻のデザイン。

自由すぎてもう、好きにして下さい状態。

 

916のお引取りを待っていると・・・・

やってまいりました、初代スパイダー。

こちらは日帰り交換ですので急げ急げー!

 

作業中に、リアのカーペットを剥がしたところ・・・・・

謎のサイン。

BIANCO FREDDOと読めます。

製作担当者のサインかな?

さすがイタリア人、こんなところに名前書いちゃうなんて自由気ままですねー。

もしかして有名な人?と思い検索してみたら・・・・ただのボディカラー名でした。笑

BIANCO(白) FREDDO(冷たい)だそうです。

いや、でもまぁ、こんなところにラフに書いちゃうあたり、さすがです。

 

完成は夜になってしまいました。

夜といっても夏だったらまだ明るい時間なのですが・・・

日が短いのでずいぶん遅くまで作業した気分になり、疲れが2割り増しくらいな印象。

 

こちらは黄色のバルケッタに、Stayfastのタン。

ムラっぽく見えるのは濡れている部分です。

オーナーさんはデザイナーさんなので、サンプル帳を見ながらずいぶん悩まれたそうです。

もう少し暗いほうが良かったかなとのことで、汚れるのを楽しみに待ちましょう。笑

 

むむ、というか、さっきからイタリア車ばかり続いておりますね。

それも全てフィアットグループ。

 

では、最後はドイツ車で。

アウディ・カブリオレです。

A4カブリオレとかと違って、「カブリオレ」自体が車名なのですね。

もっとも、マツダ・ロードスターやアルファロメオ・スパイダーも同じ系統の命名ですが。

 

リアウィンドウはガラスっぽくも見えますが、ビニルスクリーンです。

よく見たら、今回御紹介した車種は全てリアウィンドウがビニルのタイプでしたね。

 

 

はい、というわけで、今年もいよいよ残り少なくなってまいりました。

年内はギリギリまで取付作業の予定ですので頑張りたいと思います。

どうぞよろしくお願いいたします。

 

こんばんは。

 

今回は珍しく幌の調整のみのご依頼。

状況によってはお断りするのですが、

写真を送っていただいたところ、だいたい原因が分かったのでお受けいたしました。

 

ガッツリしわが入っております。

泣きっ面に蜂とばかりに鳥の糞まで。

 

左側のほうがややマシですが、それでもやっぱりシワシワ。

 

本来骨組の内側に隠れるはずのサイドケーブル部分がはみ出ています。

これでだいたい原因が分かりました。

996前期の場合、時期によってケーブルの長さが長・短2種類あるのです。

きっと、短いほうに該当する車体なのに、長いケーブルで取り付けてしまったのではないかと。

 

で、幌を一度外してケーブルの端部を見てみると・・・・

案の定、ケーブルが延長されています。

ただ、延長の仕方がちょっと予想外。

メーカー指定の方法なのでしょうか?

E-Z ON社製の場合は、ケーブルのもう一方の端に穴が2個あり、長さを選べるようになっています。

 

延長の金具を外してケーブルを短くしたら、だいぶシワがなくなりました。

ただ、やはりケーブル以外の部分も調整していかないと完全にはシワはなくなりません。

仮固定しては閉じてみてシワの状態を確認しながら、

チャコペンで引っ張りたい範囲、方向、量などを幌に直接書き込んでいきます。

そしてまた幌を外して書き込みに沿って調整。

この繰り返しで、ジワジワと煮詰めていくのが店長流。

ちなみに先端をダブルクリップで仮止めする方法、以前日記で紹介しましたところ、

他の幌屋さんも気に入って採用してくれているようです。

これ、実にいいんですよね。

 

はい、とりあえず幌の張り具合はバッチリ直りました。

 

シワのひどかった右側もバッチリ。

ただ、時間が無くて鳥の糞は洗えませんでした。。。。

 

その他、ネジの紛失、ネジ山のつぶれ、折損などありましたので一通り補修。

完全に元に戻すことは不可能ですので適当なネジなどで代用しております。

次回外した人は・・・・なんじゃこりゃ!!ってびっくりするかも。

でも、色々事情があっての、この状態なのです。

どうぞお察しください。

 

時間があれば、全部ねじ山を切りなおして、ボルトの種類も揃えて入れなおしたいんですけどね。

今回はとりあえず日帰りでシワを解消するのが主目的でしたので応急処置で済ませましたが、

またお時間がある時にでもご依頼いただければ幸いです。

 

ちなみにこちらの幌、前期用のガラス幌となっておりまして、ロビンス社製です。

いいなぁ、当店で扱っているE-Z ON社では前期用のガラス幌は作っていないのですよ。

うちでも扱いたいのですが、代理店のテリトリー?みたいなのがあるらしく、

誰にでもホイホイ卸してくれるわけではありません。

卸してくれれば、それなりに売り上げに貢献できると思うんだけどなぁ。

 

それでは、また。

こんばんは。

 

本日はまずセリカ(ST162C)の御紹介。

ST162ってどのセリカ?

 

これです。

直線基調のシンプルなマスク。

リトラクタブルライトが絶滅した現在ではとても新鮮に見えます。

明確に目玉がないと表情が出ないので、いかにもメカっぽくてかっこいいんですよね。

 

サイドには「Convertible」の文字が。

コンバーチブルなのは見れば分かりますが、それでもあえて書くのがこの時代のトレンド。

「DOHC」だの、「TWINCAM 24VALVE」だの、「EFI」だの、各社様々な文字が躍っておりました。

バブル期における日本車特有のアピールかと思われがちですが、

イタリア車だって「クワトロバルボーレ(4バルブ)」だの、「ビトゥルボ(ツインターボ)」だの、

結構お好きなようですよ。

マセラティ・クアトロポルテなんて、「トヨタ・4枚戸」みたいな感じですから、

なかなか思い切ったネーミングです。

日本人からするとお洒落に聞こえますが、イタリア人的にはどうなのでしょう、4枚戸。

 

ものすっごく大変でしたが、何とか張れました。

ちなみに、幌の開発は毎度私を悩ませてくれるアメリカ・ASC社でございます。

ちょっと昔の、マスタング、サーブ、ポルシェ、セリカなどなど、張りにくい幌はみんなASC社製!

他の幌屋さんに聞いても「やりたくない」と口を揃えて言われるくらい極悪な作業性なのであります。

店長大好きカルマン社!

店長大嫌いASC社・・・

しかし、迷えるオープンカー乗りを救うため、やるしかない!

ワシがやらねば誰がやる!まぁ誰かしらやるでしょうけど・・・

なるべく頑張ります。

 

 

さて、セリカの後ろにいる黄色いのは・・・・

トヨタの後輩オープンカー、MR-Sです。

セリカちゃんは古いなりの味わいを残しつつ愛情を注ぎ大切にされおりますが、

こちらはまた別の方向性で愛情を注がれておりまして、

ボディ以外、あらゆる箇所を片っ端から部品交換されております。

劣化しやすいライト類はもちろんのこと、

エンジン、トランスミッション、

ホイールに内装パーツ、ガラスまでみーんな新品交換!

その額なんと300万円也!!!

新車で186万円のクルマを新車同様に戻すために300万円を掛ける。

私には絶対出来ませんが、こういうの大好き。

 

300万かけたって、もし売るとしたら査定+10万円くらいではないでしょうか。

「綺麗に乗られてますねー」の一言で終了。

でもいいんです!

真の男気、溢れかえっているではありませんか!

周りにどう思われようと、やりたいからやる、ただそれだけ。

見返りは何も求めない。

これこそ道楽の真髄ってやつです。

 

ホイールだって純正の新品同様品が付いています。

 

 店長「ああ、ホイールも替えたんですね、ピカピカですもんね」

 オーナーさん「いや、これから替えるんです」

 「えっ、だってこれ新品同様じゃないですか」

 「いや、ほら、こことか見て下さい、キズがあるでしょ?」

 「はぁ・・・」

 

といった感じの会話が、何度も繰り返されました。

車体のそこかしこで。

 

 まだまだ色々気になるところがあるようですので、

是非このまま順調に突き進んでいただければと思います。

 

続きましてこちら。

メルセデスベンツ・CLKカブリオレ(A208)です。

純正の黒を、TwillfastRPCのボルドーで張り替えました。

金額は全部込みでだいたい17万くらいです。

ボルドーは特別色ですのでちとお高いですが、黒とかならもっと安く出来ますよ。

 

最初、「どこからか雨漏りするんで調整してもらえますか?」とのことでご来店いただきましたが、

水を掛けながら検証してみたところ、生地のラバー層が劣化して、そこから染みこんでいることが判明。

じゃあもう寿命ですね、ってことでそのまま幌交換のご依頼を頂きました。

生地表面に気泡が入ったようなポコポコがある場合、

その部分はラバーが劣化して生地が分離してしまっている状態です。

ぱっと見綺麗でももう寿命ですので、張替えをご検討ください。

 

今回で2回目ですので前よりスムーズに進みました。

ちなみにこちらの幌、残念ながらそのままポン付けあら簡単、とはいきません。

色々と工夫、調整が必要です。

気の利く幌屋さんならどうにかすると思いますが、

普通の自動車屋さん、ましてやDIYでは少々難しいかもしれません。

というわけで、ぜひ交換作業もセットでご依頼ください。

 

 

それと・・・

交換した古い幌がだいぶ溜まってきたので回収に来てもらいました。

何十台分かあると思いますが、意外とコンパクトにまとまってしまうものですね。

ロープでくくって、クレーンで一気に積み込みます。

幌のほか、これどうやって捨てたらいいの?というようなものもついでに持って行って貰います。

土砂以外ほとんど処分してもらえるのでラクチン。

 

もちろん、怪しいもぐりの業者ではなく、行政の許可を得た正規の産廃処理業者さんです。

このあとどうやって処分するのだろう。

一個一個手作業でガラスと幌布を分けていくのですかねぇ。

なかなか骨の折れる作業だと思いますので、処理費用が高いのも仕方の無いところです。

 

それでは、また。

こんにちは。

今回はフィアット・バルケッタの御紹介。

 

バルケッタの幌交換は最も簡単な部類でして、交換作業も朝飯前、

いや、昼飯後、おやつの時間くらいに終わる感じなのですが・・・・

たまにこのウェザーストリップが固着して抜けない場合があります。

矢印の方向にスライドさせて抜くのですが、今回もかなりしぶとい。

 

とりあえず隙間にシューっとシリコンスプレー。

 

左側はなんとか抜けました。

外した後のレール部分を見ると、明らかに接着剤らしきものが塗りたくってありました。

これじゃ抜けないわけです。

この接着剤は車両によって塗ってあったりなかったり。

イタリア人の気まぐれ?

ちなみに、レールがぐにゃぐにゃ曲がっているのは最初からです。

どの車両もみんなそう。

少量生産車ゆえか、随所にハンドメイドチックな痕跡が見られます。

 

さて、左は何とか抜けましたが、右はちっとも抜けません。

 

少しでも動いたかどうか分かるようにマーキング。

 

シューっとひと吹き。

動かない・・・

 

 

隙間をこじって固着の解消を試みる。

 

うんとこしょ、どっこいしょ、それでもゴムはぬけません。

30分くらい粘って数ミリ動いたかどうか・・・

 

このままじゃ先に進めないので、とりあえずウェザーストリップ部分だけ残して幌を取り去ってしまいます。

といっても問題を先送りしただけで何も解決していない。

さて、どうやって外したものか・・・

 

ここでハッと思い出す、困ったときの合言葉。

 

 

 

「汝、窮すれば熱せよ」

 

 

 

熱します。

レールの隙間からブォーッと熱風を吹き込むこと数分間・・・。

 

ずるずるずるーっと取れたーーーー!!

いやぁ、気持ちいいこと気持ちいいこと。

難題を自力で解決していくのは痛快ですね。

 

これさえ取れてしまえば後は簡単。

 

出来上がり。

赤のボディにStayfastの黒。

定番ですがやはりかっこいいですね。

 

バルケッタにプント、奥にはアルファ・スパイダー。

この日はフィアットグループそろい踏み。

ラテン系らしくどいつもこいつもなかなかの困ったチャンのようです。

 

こちらのバルケッタもエンジンを一度載せ替えているそうで、

車屋さんが言うには、

「バッテリーターミナルを外してしばらく放置してたら、バルブタイミングが狂ってエンジンが壊れた」

んだそうです。

そんなバッテリー交換もままならないような恐ろしい車、市販していいのか!!?

伝聞ですので真偽のほどは不明ですが、まぁ手がかかる車であるのは間違いないですね。

部品も非常に高い、というかそもそも欠品が非常に多いですし・・・

 

それでは、また。

こんにちは。

本日は何台かまとめて御紹介。

 

まずはこちら。

ニュービートル・カブリオレ。

TwillfastIIの黒で張り替えました。

 

洗車も完了、もうすぐお客さんが取りに来ます。

う~ん、我ながら綺麗に張れたやで~と悦に浸っていると・・・

 

はん?

 

ぬぅおぁぁぁぁぁぁぁぁーーーっ!!!!

キズが入ってるーーーーー!!!!!

いったいいつの間に・・・・・

最初からあったのであればメーカーにクレームを入れることも出来ましたが、

既に取り付けてしまった今となってはそれも適わず。

作業中に付いたのか、、、そんな記憶ないんだけどなぁ。

まぁ、最初からだろうが作業中だろうがお客さんには関係ないので、

当方負担でもう一度新品交換させていただくこととなりました。

 

わざわざ神奈川から来てくださったのに、もう一度ご来店いただく羽目になってしまい申し訳ありません。

というか、生地確認、お預け、お引取りと、すでに3回もご来店いただいております。

にも関わらず、「いやぁ、自分では気付かなかったので言ってもらえてよかった」と聖人のようなお返事。

どうしてこんなにいい人なのか。

その優しい気持ちに応えられるよう、もう一度頑張りますのでよろしくお願いいたします。

 

さて、こちらの幌、新しい幌が届いて交換が終わったら、、、

捨てちゃうのはもったいないので、アウトレット品として販売させていただきます。

通常価格工賃込み176,400円のところ、工賃込み10万円(税別)!

ちょっと傷があるだけでその他は新品同様ですので、

ガラスが剥がれてしまい困った、取り急ぎなんとか安く済ませたいという方にはお勧めです!

ニュービートルの幌はその大きさと複雑なガラス回りの構造もあってあらゆる幌の中でも最高値。

幌単体でも10万円以上しますので、是非ご検討いただき、お気軽にご相談ください。

 

 

続きましてこちら。

日没が早いせいでいい写真が撮れませんでしたが、アウディA4にTwillfastRPCのボルドーです。

が・・・よく見ると何かが違う・・・・

なんとこちら、日本には正規輸入されていないアウディS4のカブリオレなのです。

V6 2.4LにCVTというジェントルな組み合わせのA4に対し、

こちらはV8 4.2Lに6速AT・クワトロのマッスル仕様。

その排気量ゆえ燃費は少々(たいへん)残念な感じだそうですが、

端正なスタイルにパワフルなエンジンという組み合わせはたまりませんね。

また、こちらは英国仕様なので日本と同じ右ハンドル。

エンジン自体も正規輸入車のS4に搭載されている型と同じなので、国内でのメンテナンスも問題なし。

大変珍しい車を見せていただきありがとうございました!

 

 

こちらは最終型のS2000・タイプS。

まだ製造から6年しかたっていないのでピッカピカです。

黄色のボディにはやはり黒の幌がよく似合いますね。

巨大なリアウィングがタイプSの目印。

 

社外品の後付けと違い・・・・

トランクの裏側になにやら部品が付いています。(右端の黒いバーの部分)

 

これがトランクの縁にあるこの黒い部分に当たり、

リアウィングで発生したダウンフォースを確実にボディに伝える構造となっているのです。

トンランクなんてベッコベコですし、フードとボディとの接点も全てゴムを介しており剛性は皆無です。

というわけで、確実な効果を求めると当然このような工夫が必要になってくるのですね。

さすがは純正部品。

 

その他、今週はS2000をもう2台、バルケッタを1台交換させていただきました。

バルケッタはひと悶着(日記のネタ)あったのでまたあとで御紹介させていただく予定。

それでは、また。

こんばんは。

本日はNBロードスターの御紹介。

 

こちらは幌先端のロック金物。

部品としての正式名称はトップロック。

 

助手席側は勝手に開かないようにロックするボタンがしっかり噛み合っているが・・・・

 

運転席側は1mm以上隙間が開いてしまい全く噛み合っておらず、勝手に開いてしまう状態。

この症状はNBロードスターのロック金物では定番の症状で、

ネット上では「磨耗した」という表現をよく見かけるのですが、

磨耗したのであればお互いが接触しなくなった時点で磨耗は止まるはずであって、

このようの1mm以上の隙間が開いてしまうのはどう考えてもおかしい。

もちろん、ロックレバーをどの位置へ持ってきても完全に隙間が開いており、

お互いが接触する箇所は一切ありません。

削れたのではなく、折れたのだろうか?

といっても折れた形跡もないし・・・

全くもって謎です。

 

今まではサンバイザーでなんとか押さえておりましたが、

幌を張り替えると張力が非常に強くなりますので、サンバイザーではとても押さえ切れません。

 

というわけで今回は気が向いたのでこれを改善してみました。

ネット上でよく見るのはロックレバーの側にビスを打って隙間を調整する、というものです。

シンプルで簡単・確実なナイスアイディアですが、

それだと座っているときに常にビスが見えてしまっている状態で、あまり体裁がよくありません。

DIYならともかく、一応幌屋としてはもう少し見えないように補修したい、ということで・・・・

ロックボタン側に3.2mmの穴をあけ・・・・

 

φ3.0mmのリベットを入れてみる。

が、全然届かない。

ということで・・・

ワッシャーをかませて調整する。

1枚1mmもないので細かい調整が可能です。

 

4枚かませたらちょうどいい感じに接触するようになりました。

この位置だと運転席からは覗き込まない限りリベットが見えてきません。

細かい調整も可能ですし、いい感じなのではないかと。

ただし、リベッターを持っていないと出来ませんし、一度分解しないとこの位置にはリベットが打てません。

というわけで、一応幌屋なりのプロ仕様、ということにさせてください。

 

なお、これは今回店長の気まぐれで実験してみただけですので、普段はやっておりません。

もう少し改良したあと、片側1,500円くらいいただければやってもいいかな?

新品部品が片側6,000円くらいするらしいので、コスパ的に悪くはないと思いますがいかがでしょう。

 

 

話は変わって、こちらは排水口。

上から棒を突っ込むと・・・・

 

下からそのまま出てきます。

シンプルな、実にいい排水口です。

 

 

フロントウェザーストリップも交換しました。

サビなーし!

 

で、出来上がり。

茶色の革シートをまとったMVリミテッドで、ブリックの幌との組み合わせが実にいい感じだったのですが、

雨天&夕暮れでちゃんとした写真が撮れず・・・・残念。

 

 

さて、新コーナー、今日のにゃんこ。

 

店長がデスクワークをしているときは、机の引き出しで寝ています。

シートヒーター完備の快適設計。

子供めらの追跡から逃れたいときは内部へ収納することも可能です。

その後別の引き出しから現れるというイリュージョンを見せることも。

 

店長が外で仕事をしているときはこのように窓から常時監視しています。

 

こちらの座布団もヒーター完備。

長毛種が混じったような感じの毛並みでして、首、胸、そしてシッポがモフモフです。

どうです?モフりたいでしょう?

 

後ろから見ると耳がミミズクの触覚(羽角というらしい)みたいに見えて可愛いです。

モッフモフー!

 

さぁ、こんなにゃんこと一緒に暮らしてみたくなったあなた、是非お気軽にお声掛けくださいませ。

 

それでは、また。

こんばんは。

今回はNCロードスターの御紹介。

 

色名はよく分かりませんが、ガンメタ?にバーガンディの組み合わせ。

この配色はなかなか相性がいいと思いますがいかがでしょう?

 

いつもより撮影位置を下げてみる。

 

さらに広角にしてみる。

なるほど、ローアングルで広角ってのもなかなかいいのかもしれない。

幌の状態は分かりにくいけど。

 

 

ところで、こちらの車両とは関係ないのですが・・・

内装を外すと、中に白っぽい粉がびっしり。

指で触ると容易に細かく崩れます。

 

 

結構よく目にする光景なのですが何だと思います?

ホコリではありませんよ。

 

正解は、タバコの灰なのです。

走行中にタバコを吸っていると、こんな内装の奥深くまで灰が入り込むのですね。

ですので、内装を外すと喫煙歴の有無はすぐに分かります。

 

逆に喫煙歴を隠すためにこんなところまでばらしてちゃんと掃除していたとしたら、

細部までクリーニングが行き届いているということですので、

それはそれで優良な中古車と言えるかもしれません。

知らぬが仏。

 

 

さて、お次は久しぶりの登場。

ミィちゃん(♂ 6ヶ月)です。(猫のほう)

すっかり大きくなってしまいました。

なんやかんやで引き続き飼い主募集中ですので、

もし興味がある方がいらっしゃったらお気軽にご相談ください。

 

 

いつも子供たちにもみくちゃにされ、いい加減にしろと言わんばかりのこの表情。

生後すぐの状態で超未熟児として保護し、それからひたすら子供のおもちゃ状態なので、

どんな手荒な扱いにも耐える、非常に頑丈かつ肝っ玉のすわった猫に育っております。

 

手足が長めの比較的スマートな体型で、

性格は狩猟本能が強く、身体能力の優れた「猫らしい猫」です。

初めての人でも全く問題なく接することが出来ますが、

必要以上にベタベタしてくるタイプではありません。

呼んでいないのに寄ってきて、呼ぶとどこかへ消えてしまう、

そんな極めて典型的な猫らしさが存分に味わえます。

 

毛質は非常に柔らかく特に胸毛周辺はモッフモフの状態でして、

これからの季節、お腹に顔を突っ込んでモフモフを味わうには最適な毛並みとなっております。

獣医さんからも「この子は毛が柔らかいねぇ~」との評を得ております。

シャンプーも大丈夫です。

逃げようとはしますが、暴れるというほどではありません。

湯船に入れても大丈夫。

 

オスですが去勢済みです。

元未熟児ですが現在は健康優良児で体重も標準を上回る勢いで成長中。

我が家はアレルギーだらけなので、猫好きの方がいらっしゃったら、何卒よろしくお願いいたします。

こんばんは。

今回は色々とてんこ盛りで紹介させていただきます。

 

まずはオーナーさんがDIYで交換された車両の御紹介。

ベルトラインモールも交換されたようです。

養生もバッチリで安心ですね。

使用している養生テープはパイオランテープでしょうか。

この緑のタイプは養生テープとしては粘着力が強めですので、

塗膜が劣化している車両の場合はご注意ください。

古い車両の場合は青色の粘着力が弱いタイプのほうがいいかもしれません。

 

こちらが完成写真。

ワンピースのガラス幌、Stayfastのタンです。

一切のたるみ、シワもなく非常に綺麗に張れていますね。

 

骨組の位置調整もバッチリです。

 

作業は試行錯誤の繰り返しで、結局丸二日かかってしまいかなり苦労されたようですが、

「振り返ってみれば楽しかったなぁ」とのことで、良い思い出になったようで良かったです。

 

が、しかし!最後に一言。

「やっぱり(当店に)お願いすればよかった」

だそうです。

 

楽しかった思い出はそのままに、次回の幌交換依頼をお待ちしております!

 

 

さて、次からは当店での作業。

こちらはいかにも秋らしい、オレンジのボディにバーガンディの幌。

たぶんプレミアムパッショネイトオレンジかな?

ボディだけだと名前の通りパッションな感じですが、

差し色で赤が入った途端、秋らしくなってくるから不思議です。

さながら美味しく実った柿のよう。

 

こちらはブルーのボディにダークブルーの幌。

この2台、どちらも後期型の車両です。

この後期用純正ホイール、立体感があってかっこいいですねぇ。

 

 

こちらはMR-S。

史上最高レベルに排水口が詰まっていたので記念撮影。

針金でホジホジしてもちっとも流れないくらい、排水管にビッシリ泥が詰まっていました。

ただ、矢印のサブ排水口が生きていたので車内への浸水はなく一安心。

完成写真はありません。

 

 

お次はS2000。

ボディの全塗装が完了し、最後の仕上げとして幌交換のご依頼です。

ボディが綺麗になっても幌がこれじゃぱっとしませんからね。

今回はベルトラインモールとフロントルーフウェザーストリップ、

幌側のウェザーストリップ6点も合わせて交換いたしました。

 

 

今回は全塗装時にフロントピラーモールも交換していたのですが・・・・

あれ、ツメが一本も無い。

 

元々のパーツだと・・・・

このように邪魔くさい3本のツメが生えていたのです。

これのせいでウェザーストリップが付けにくく、非常に邪魔だなぁと思っていのですが、

やはりメーカー側としても非常に邪魔だったらしく、一本も残らず見事に廃止されておりました。

わざわざ作り直すくらいですから、よっぽど邪魔且つ不要な部分だったのでしょうね。

こういう地味なところをきちんと改良する姿勢は評価できます。

 

 

こちらは頭上のゴムバンドを止めているプレートです。

雨漏りしていなくても湿気や寒暖差が多い環境だと結露してこのように錆びてしまいます。

せっかくボディも綺麗になったので、サービスで新品に交換しておきました。

 

で、出来上がり。

グレーメタリックのボディにバーガンディの幌です。

ホイールはまだ暫定措置でして、とりあえずGT-Rのものを履いています。

 

写真だとソリッドのグレーのように見えますが、ちゃんとメタルが入っています。

あとはどんなホイールを履かせるのか、楽しみですね。

 

 

そしてこちらは店長が新たに手に入れたアイテム。

マキタの充電式ライトです。

幌交換は狭いところに潜り込んでコチョコチョと作業することが多いので照明の確保が重要なのですが、

今までなかなかしっくりくるライトが無かったのです。

懐中電灯タイプだと手に持っていないとなかなか狙ったところを照らせないし、

頭につけるタイプは便利だけど、だんだんずれてきてしまい邪魔臭い。

思い起こせはずいぶん色々なライトを試してきました。

 

そして今回やっと出合ったこちらのライト(前から知ってたけど)、これが実に素晴らしい!

なにが素晴らしいって、まず電動工具用の強力なバッテリーを使うので非常に明るい。

また、他の工具と共用のバッテリーなので使い回しが可能。

(当店の場合、掃除機2台とステープラーのバッテリーが共用。)

 

さらにバッテリー部分の底が平らで重たいので、安定して自立してくれます。

 

そして、安定した自立からの・・・

 

このナイスなひねり具合!

「ご主人、ここ?ここ照らせばいいですか??」的な、

たかだか工具のくせに愛嬌すら感じさせる絶妙な角度。

(※自動追尾機能はありません。)

ピクサーアニメの冒頭に出てくる電気スタンド(「ルクソーJr.」というらしい)を彷彿とさせます。

 

もちろん、首は上にも横にも下にも、どっちにも向けることが可能ですので、

全体を照らすにも、ピンポイントで照らすにも、あらゆる用途にもってこいの素晴らしいアイテムです。

非常時には部屋全体をそこそこ明るく照らすくらいの照度がありますので、

18Vボルトの掃除機とあわせて、一般家庭にも是非常備しておきたいですね。

 

それでは、また。

 

こんばんは。

本日はボルボ・C70の御紹介。

 

交換動機は・・・

毎度おなじみガラス脱落。

全周に渡って完全に剥がれてしまっております。

室内側に色々荷物が突っ込んでありますが、これがガラスの支えになっております。

一見適当に突っ込んであるように見えて、実はどれも適切なサイズとなっており、妙に感心しました。

 

また、後部のロック爪が入る穴の横がなぜか破れていたのですが・・・・

 

本来真っ直ぐに立っているはずの爪が、固着して寝たままになってしまっていたのが原因でした。

こちらは幌庫格納時に邪魔にならないよう、根元から倒れる仕組みになっているのです。

 

固着を解消し、グリスアップをしたらきちんと真っ直ぐ立つようになりました。

その他、ヘッドライナーを引っ張るベルトも切れていたので補修。

これでたぶん当分は大丈夫。

 

ちなみにC70の後部はこんなにガッツリ持ち上がります。

垂直を超えて、さらに前方向までこんなに開くのは珍しいです。

 

 

で、出来上がり。

鮮やかな赤のボディに渋い光沢を放つ黒の幌。

非常にかっこよく仕上がりました。

 

天気がいいのでグレーっぽく見えていますが黒ですよ。

Stayfast生地だとここまで反射しないのですが、

Twillfast IIだと割と光沢感があるので、太陽の下だとこんな感じに見えます。

まぁ、写真がやや露出オーバーなのもありますが。

GermanA5もこんな感じです。

 

ところで、生地の違いが良く分からん、という問い合わせを頻繁に頂くので、

各生地の特徴をまとめたページを作成してみました。

ご検討中の方は予備知識としてぜひ見てみてください。

http://www.auto-tops.com/page/25

 

ついでに、幌の劣化についてまとめたページも作りましたよ。

http://www.auto-tops.com/page/24

 

 

余談ですが、C70の骨組は、他のどの車種よりも骨の数が多くなっております。

横方向の骨のことを「ボウ」というふうに呼ぶのですが、C70の場合、合計7本ものボウを持っております。

特に一番後ろはかなり近い距離に2本のボウが入っており、骨組設計へのこだわりが感じられます。

こんなに入っているのはボルボだけ!

 

って、よく見たら④が抜けてますね。

画像を直すのは面倒なのでそのままにしときます・・・・合計6本!

あれ、なんかそんなに多くも無いような気がしてきた。

 

それでは、また。

こんばんは。

 

結構頻繁に交換させていただいているのですが、

なぜかタイミングが悪く写真が撮れないことの多いBMW・Z3。

今回やっと久しぶりに撮影できましたので御紹介。

 

無難な黒の幌なのですが、

こちらのお車、ボディが非常に輝いておりまして、

メリハリの利いたいい感じの仕上がりになりました。

 

このシルバーボディ、メタル成分が多めなのかなんだか知りませんが、

とにかくやたらと輝いているのです。

よく見ればあちらこちらに年式相応の傷はありますが、

ボディの輝きはまだまだ一級品ですので、是非大切に乗っていただければと思います。

 

Z3の幌はシルエットに無理がなくクリーンな印象で、大変バランスがいいと思います。

閉じていても全体的に美しいプロポーション。

一応幌屋なので、形のいい幌、作りのいい幌など、車種ごとに色々思うところがあります。

 

カメラ任せの露出だとボディのあまりの煌きっぷりにドアンダーになってしまい、

車体の下の陰など完全に真っ黒けです。

もっとダイナミックレンジの広い一眼が欲しいなぁ。(HDR撮影はイヤ)

現在ひねくれてペンタックスにしていますが、Nikonの上位機種とか正直羨ましい。

なんなんですか、あの高画質は。

同じひねくれチョイスとしてSONYのαなどはどうなのだろうか。

最近はボディデザインもわが道を突き進んでいていい感じです。

イメージセンサの開発元だし、きっと自社向けに最高にいいやつを用意してるはず?

 

Z3の幌は綺麗にパンパンに張ることができるので、手順は少々面倒でもやりがいがあります。

一番良く出る黒は常に在庫を置いておりますので、比較的早急に対応可能です。

今回のようにボディが輝いてさえいれば幌交換で見違えますよ。

是非お気軽にご相談ください。

 

それでは、また。

こんばんは。

今回はメルセデスベンツ・SLクラス(R129)の御紹介。

 

もう3台目だし余裕だぜ!と思いきや・・・・やっぱり超難しいR129。

なんでこんなに難しいのでしょう。

純正品ならばもっと簡単なのでしょうか?

出来れば一度張ってみたいものです。

 

 

 

R129の幌はご覧の通り幌の後部が持ち上がり、

次に格納庫のフタが開き、その中に畳み込まれる構造となっております。

この構造自体は多くのオープンカーで採用されている方式なのですが・・・

 

例えばこちら、アウディA4カブリオレ。

格納庫のフタの上に幌後部が乗っています。

つまり幌よりも格納部のふたのほうが大きい。

そりゃまあ、当たり前ですよね。

そうでないと入らない。

 

 

同じメルセデスのCLKカブリオレも・・・・

やはり格納部のフタのほうが大きい。

他の車種も全てこうです。

 

ところがどっこい、R129の幌は・・・・

あれ、フタが見えない。

どこに行ったのか?

正解は、幌の下に完全に隠れてしまっております。

格納庫のふたよりも幌のほうが大きいのです。

 

これはSLクラスのより古いモデルであるW113やR107でも同様。

 

 

ではどうやって幌を収納しているのかと言うと・・・

 

上から見ると、普段幌が閉まっている時は、ご覧の通り幌がフタよりもはみ出しています。

 

 

 

 

ところが、幌を格納するときには・・・・

幌が格納庫の入り口に入るよう、幌後部が全体的に前へ移動するのです。

実際にその機構をみると、よくまぁここまでやるもんだなぁと感心します。

これだとサイドが入らなくないかって?

ご安心ください。

サイドも内側に引っ込んで幅が縮まる構造になっています。

 

なぜここまでして、フタが外から見えないようにしたのか。

カッコイイから?それとも雨仕舞いがいいから?

真相は良く分かりませんが、そのオーバークオリティな素材といい機構といい、

さすがはメルセデス、と思わせてくれる納得の作りです。

 

巷でよく言われる古いメルセデスの作りのよさ、

まだ体感したことがないという人は是非一度細部までじっくり観察してみてください。

熱狂的なファンがいるのもうなずける、素晴らしく手の込んだ作りになっております。

 

 

さて、話は変わって、幌交換でよく使うステープル。

2、3年かかってやっと一箱を使い終えました。

この一箱で2500発も入っていますからね。

 

というわけで追加で買わなくちゃ、とAMAZONやら何やらで見てみるも・・・・

高っ、こんなもんが2500円とかするのです!

 

ところがどっこい、たまに購入しているマキタ専門ショップさんのサイトを見てみると、

なんと500円で売ってるではありませんか!

最初は目を疑いましたが、なんでも在庫処分特価とのこと。

いくら在庫処分ったって、こりゃさすがに下げすぎじゃありませんか??

まぁ、余程邪魔で邪魔で仕方が無く、さっさと処分したいのでしょう。

それならばお言葉に甘えて、ということで4箱購入。

これで当分持ちますね。

 

が、しかし、届いてみると・・・・

おかしい、なにやら少々箱が大きい気がする。

いや、気がするレベルではない。

 

 

開けてみると・・・

ガビーン!!

私の求めていたものが中に6個も入っています。

どうも定価が高いなぁと思ったら、小箱が6個入って一箱だったのです。

 

ということは、調子に乗って4箱買ってしまった私は・・・

ワオ、合計小箱24箱、6万発ものステープルをゲットしてしまいました。

これいつ使い終わるんだ?

これからの人生で6万発もステープルを打つかと思うと少々うんざりします。

まぁ、安かったからいいんですけどね。

弾数は多いほど安心ですし。

マキタショップさん、いつもありがとう。

 

もっとも、最初は調子に乗って10箱買おうかと思っていたのです。

10箱っていったら脅威の15万発!

社員数名雇って幌を張りまくっても使い終わるかどうか不明なレベル。

衝動買いには気をつけましょう。

 

というわけで、これからはいつもより多めに打ってまいりたいと思います。

皆様どうぞよろしく。

こんばんは。

今日はS2000のご紹介。

 

作業開始前のお客さんとの打ち合わせで、

レインレール周りから雨漏りしているようだ、と聞いていたのですが、

オウ、幌を外してみたら、モールディングの水切りが見事に脱落しています。

以前から「これ、実はなくてもいいんじゃないかなー?」とほんのり思いつつ、

脱落していれば一応付け直していたのですか、

今回これだけガッツリ外れて雨漏りの原因となっていることが確認できましたので、

これからも引き続き外れていれば補修していきたいと思います。

 

「実は無くても問題ない」っていうほうを期待していたのですがやはりないとダメでした。

なぜって、以前も書きましたがこれの補修、結構手間がかかるのです。

全部で3本あるのですが、今回はフルコンプリート脱落。

短いやつはほぼ100%脱落していますが、短いぶん補修も簡単。

長いやつは脱落率20%くらいな印象ですが、落ちてしまっていると非常に面倒。

妙にしっかり着いている車両もあれば、ちょっとつついただけでポロッと落ちてしまう車両もあります。

いつも 「取れませんように」 とビクビクしながらチョンチョンつついてます。

 

付け直したあとはこんな感じ。

矢印のところにちょっと見えている部分がそうです。

これっぽっちのベロが有るか無いかで雨漏りの発生が左右されるなんて設計がシビアすぎます。

ロードスターみたいにガッツリ長いベロをモール全体に回しておけばいいのに。

 

で、出来上がり。

赤いボディにバーガンディの幌です。

ボディが超ツヤッツヤですが、実はもう17万キロも走っています。

たくさん走っても磨けばまだまだ光るものですねぇ。

ましてや色褪せやすいレッドなのに。

よく見ると小傷やハゲはちょこちょこあるのですが、

これだけテカテカに輝いていれば少々のことはちっとも気になりません。

 

こちらのオーナーさん、お友達と二人で来られました。

とても仲良しで和気藹々としていて、すごく楽しそう。

いいなぁ、こういうの学生以来久しく味わってないよなぁ、と、

妙に羨ましく、そして少し寂しい気持ちになりました。

たまには気の合う友達と適当にフラフラして、

食べたいもの食べて、

バカ話に花を咲かせたいなと思う、

秋の夜長でありました。

 

こんばんは。

今日は、是非知っておきたい・もらいたい、クロス生地の耐久性についてのお話し。

 

先日、当店で幌交換をさせていただき2年になるオーナーさんが、

経過報告、ということで現在の写真を送ってきてくださいました。

 

それがこちら。

ふむ、のっけからなかなかさわやかな写真です。

 

ちなみに使用状況としては、この2年間、駐車場は完全露天で雨ざらし。

オーナーさんはこちらのお車を通勤で日常的に使用しており、

快適シーズンの好天時はほぼオープン、という状況だそうです。

 

さて、そんな感じで使用してきた幌は2年たってどうなったのか?

 

じゃん、こんな感じ。

白っぽくなっているのが、幌を開けたときにスレが発生した部分ですね。

 

拡大すると・・・・

こんな感じ。

磨り減った、という印象はそれほどなく、色が抜けたように白くなっている感じ。

オーナーさんの感想としては、頂いたメッセージをそのまま転載いたしますと、

『 「色落ちしてみすぼらしくなった、ボロくなった」などということは一切ありません。  』

とのことです。

ご満足いただけているようで良かったです。

 

ただし、こちらの生地、実は最高級生地のGermanA5なのです。

当店で在庫を置いているStayfastと同じアクリルクロス生地ではありますが、

GermanA5はより繊維が緻密で、厚みもあります。

よって、全く同じ環境で使用した場合、その損耗の仕方にも差が出てくるかもしれません。

厚みがある分、GermanA5のほうがちょっと長持ちする、かも?

 

一方こちらのステッチ、お洒落に白い糸で特注したのかと思いきや・・・

なんと、元々は生地と同色だったのに、色褪せて糸だけ白くなってしまったのです。

2年でここまで退色するとは、私もちょっとビックリ。

私のロードスターに付けているダークルビーの幌は全然こんなことはありませんでしたので、

やはり保管環境、とりわけ「紫外線を浴びせない」ということが大事なのかもしれません。

(私のロードスターは幌を取り付けた2009年より現在まで、ほぼ一貫して屋根の下に置いております。)

 

とまぁこんな感じに糸だけ退色してしまったわけではありますが、

オーナーさんは『これはこれで味が出て、というかむしろオシャレになって満足しています。 』

といった具合に極めて前向きに捉えられておりますので、

それならまぁ私もお言葉に甘えて、

「一粒で2度美味しい感じで良かったですね」と、お答えしたいと思います。笑

 

さて、それにしてもなぜ糸だけこんなにも早く退色してしまうのか。

答えは、布部分と糸の部分で素材が違うからです。

布部分はアクリル繊維なのに対し、糸はポリエステルです。

ポリエステルも一般的には「色褪せしにくい」ということになっているらしいのですが、

それでもやはり2年間ひたすら野ざらしとなると、ここまで退色してしまうのですね。

 

一方アクリル繊維はというと、繊維の中でも最も染めにくいとも言われており、

「カチオン染料」という特殊な染料でのみ染めることが出来ます。

これがまた、染まりにくいアクリル繊維を染めてしまうだけあってか耐久性が大変高く、

色褪せのしにくさの度合いを示す「耐光堅牢度」という値において、

アクリルクロスは他の繊維よりも頭一つも二つも飛びぬけているようです。

というわけで、ポリエステル糸が悪いというより、競争相手が悪かった、というところでしょうか。

 

じゃあ糸もアクリルにしたらいいじゃん?とも思いますが、

きっと強度か何かの関係で糸はポリエステルじゃないとダメなのでしょう、きっと。

 

ちなみに、メーカーの保証規定でも、

「ポリエステル糸の退色は保証対象外」と明記されております。

逆にアクリルクロスの過度の変色は保証対象となっており、

やはりメーカーも双方の特性を踏まえたうえで製造していることが伺えます。

 

 

さて、だいぶ長くなってきておりますが、まだ続きがあります。

アクリルクロスの幌をさらにヘビーに使い込んでいったらどうなるのか・・・・

こうなりました。

磨り減りまくって、ついに中間のラバー層まで露出してしまっています。(黒く見える部分)

 

 

 

こちらは接触していた反対側。

ラバー層までは達していませんが、繊維は相当磨り減って白くなっております。

 

どうやって擦れているかというと、幌を開けたとき・・・・

こんな感じで接近してきて・・・・・

 

このように、布同士が常に接触した状態になり、

車体がバウンドするたびに幌も上下に動き、ズリズリ擦り減っていく、という状況なのです。

 

ただ全体的に見てみると、どうも擦れは一番当たりやすい1箇所に集中しており、

幌を開けるときにここに柔らかいタオルでも挟んでおけば、擦れはかなり避けられそうです。

面倒でも毎回タオルを挟んで長持ちさせるか、

それとも細かいことは気にせず開けたいときにパーン!と開けて、

磨り減ってきたらまた替えたらいいじゃん、とお気楽にいくか。

考え方は人それぞれ、ご自身の性格とご相談の上、お決めいただければと思います。

 

ちなみにこちらのオーナーさんは数年間・数万キロ、

一切遠慮無しに開けて開けて開けまくっていたところ、こんな感じになったそうです。

 

今回の写真はお仲間のRS乗りの方の幌交換で一緒にご来店された時に撮らせて頂いたのですが、

そのときも当然オープン。

幌がやれてきても、開けてしまえば関係ない。

そんか感じの、非常にオープンカー乗り気質あふれるオーナーさんでありました。

 

それでは、また。

こんばんは。

今回もMR-Sの水漏れシリーズ。

 

ほら、またです。

こちらの車両もトランスミッションコントロールユニット(以下TCU)が浸水した形跡があります。

これはもう完全に持病です。

まだ幌交換したことがない、

幌交換したけど漏水チェックなんて多分してない、

という方は今すぐ内装を外してチェックしてみましょう。

 

ちなみに、作業後オーナーさんにこの件を報告したところ、

ちょうど最近故障でTCUを交換したばかりなんだそうです。

ああ、もう対処済みなのですね、なるほど、それなら安心。

いや、でも・・・

 

雨漏りの原因が解消されていませんでした。

左側のメイン排水口が完全に詰まり、水が全く流れません。

これではせっかく交換したコントロールユニットもじきにまた水没してしまいます。

 

ただ、サブの排水口は詰まっておらず、ちゃんと水は流れます。

じゃあどうして浸水したのか。

 

原因は、排水口周辺のシート端部を留めるボタンがあるのですが・・・・

 

これが留まっていなかったためシートの端部が垂れ下がり、

矢印の方向に水が流れてしまっていたと思われます。

泥水が通った痕跡もありますのでほぼ間違いないですね。

皆さんも幌交換作業時はこういった単純ミスが無いよう気をつけましょう。

特にシーケンシャルMTの方は要注意です。

 

はい、というわけで出来上がり。

幌はイエローのボディにバーガンディをチョイス。

 

一度排水口を掃除したら今後数年は大丈夫だと思いますが、

念のため年に1~2回くらいは漏水チェックをしたほうがいいかもしれませんね。

こちらのオーナーさんも「自分でチェック出来るようになりたい」ということで、

排水口の位置や掃除の仕方をレクチャーさせていただき、

店長特製オリジナル詰まり解消特殊工具(ハリガネ)を進呈させていただきました。

 

参考までに、排水パイプは排水口からすぐのところでほぼ直角に曲がっており、

詰まりはさらにその先で発生しております。

よって、詰まり解消のための工具はこの直角部分を通過する柔軟さを備えつつ、

その先の詰まりをほじくることの出来る腰の強さもあわせ持っていないとなりません。

ですので、一見ただのハリガネに見える店長特製ハリガネSSTは実はただのハリガネではなく、

数あるハリガネの中から厳選された一級品のハリガネを用いた価値あるハリガネSSTなのです。

 

それでは、また。

こんばんは。

今回はNBロードスターの御紹介。

 

1台目。

屋根が一部濡れてますね~と思いきや・・・

 

拡大してみると、無数の細かいヒビが入っています。

これは珍しい、初めてみるパターンです。

どういう環境下でこうなったのか気になります。

 

ベルトラインモールも交換しました。

左が旧、右が新です。

よく見るとちょっと進化していまして・・・・

新型のほうには矢印部分のフラップが追加されているのです。

NB4には最初から付いていたので、どうも途中どこかで改良されたようですね。

ロードスターのモールは元々シンプルで信頼性の高い設計ですが、

このように更なる改良を重ねており、マツダの真剣さが伺えます。

え?S2000はどうかって?

はい、S2000のモールがいかに変ちくりんであるかは、また後日紹介いたしましょう。

 

ちなみにこちらのベルトラインモール、

ゴムと金属フレームが一体となった複雑かつ大形な部品となりますが、

お値段は意外とリーズナブルなのです。

それに引きかえ、ただの樹脂一体成型パーツであるレインレールの高いこと高いこと・・・・

先日買ったらついに18,000円弱まで値上がりしておりました。

毎年10%ずつ値上がりしているような感じですので、20年後には10万円を超える予定。

ってさすがにそれはないか。

まぁ、部品が出るだけありがたいのですが。

 

フロントヘッダーウェザーストリップも交換。

外してみたところ、錆びもなく状態良好。

泥汚れもほとんどなく、かなり保管状況がよかったと思われます。

その割には幌がひび割れていましたが。

 

ブチルと汚れを落としてスッキリ。

こういうところを外してみて綺麗だと安心しますね。

錆びてたらガビーンです。

 

 

幌はワンピースのStayfast黒。

このカラーには黒が一番似合うと思います。

NBロードスターがデビューした当初のイメージカラーですね。

 

 

2台目。

サンルーフモード発動。

なぜか最近ちょくちょく見かけます。

流行り病?

 

リアガラス剥離・・・・ではなくて、リアガラス上部の生地が切れてしまっています。

畳むとき鋭角に畳まれる部分なので、どうしても劣化しやすいのですね。

しかし、NBロードスターはリアガラス剥離など絶対にしない、立派です!

ごついゴム枠は伊達じゃない。

やっぱりガラスはガッツリ固定しないといけません。

 

ジッパーつきのバーガンディに交換。

赤シートのNR-Aなので、よりスポーティになって雰囲気もバッチリ。

 

バーガンディだとやっぱり「交換した!」感がひときわ大きいですね。

マンネリ気味で変化を求める方にはぴったり。

是非ご検討ください。

 

それでは、また。

こんばんは。

 

前回はMR-Sをまとめて御紹介しましたが、

今回はより掘り下げて、MR-Sの雨漏りについて考察してまいりたいと思います。

 

今回のお車ではオーナーさんより「助手席下に水が溜まる」と聞いていたので、

幌交換ついでに雨漏りの原因を探ってみました。

 

見える範囲ではどこからも漏れている様子がないのにいつのまにか水が溜まる、とのことでしたので、

「ああ、もしかして」と思いリア収納部の底を外してみると・・・・

 

Oh・・・・・

やはり収納下のパネル内に水が溜まっております。

ちなみに、かろうじて水没を免れているのはシーケンシャルMT用のコントロールユニット。

上部にビニルでカバーがしてあったり、上げ底にしてあったりと、

最初から水が浸入することを見越した作りになっております。

 

今回は上げ底用の足元ちょい上で水が止まっていたので、幸いコントロールユニットは無傷で無事でした。

走行中に多少はチャッポンチャッポンしたかもしれませんが。

 

なぜこれ以上水位が上がらなかったかというと・・・・

シートベルトの巻き取り器の後ろのほうにパネルの継ぎ目がありまして、

溜まった水はその隙間から助手席フロア方向へと流れていきます。

隙間の下半分くらいはシーリングで埋めてあり、シーリング部を超えた水だけが流れていくのですが、

今回はシーリングが比較的下のほうで止まっていたのであまり水位が上昇せず、

結果としてコントロールユニットは水没せずに済んだのです。

 

このシーリングは結構適当でして、高いときもあれば低いときもある。

運悪くシーリングの位置が高かった場合、コントロールユニットは完全に水没してしまいます。

以前作業させていただいた別の車両で「ギア抜けやシフトミスが多い」という症状があったのですが、

その時はこのコントロールユニットがほとんど水没した状態でした。

それにも関わらず一応動いていたのは、ある意味感心しましたが。

 

で、水が入るのを見越してカバーまで掛けてあるのに、排水口は設けてないのか?

と思われるかもしれませんが、安心してください、付いてますよ。

コントロールユニットの後ろの、この黒いゴムキャップが排水口です。

ですが、あまりに水路が細すぎてすぐに詰まってしまいます。

今回も完全に詰まって機能しておりませんでした。

 

しかも、自動車の排水口ってどれもだいたいそうなのですが、

排水口の先っぽになぜか逆流防止(?)の弁みたいなのがついておりまして、

こいつのせいですぐにゴミが堆積して詰まってしまうのです。

 

こんなもん取って捨ててしまえばいいのに、と思いますが、

一応付けたからには何かしら意味があるのでしょうから、

針金でホジホジして詰まりを解消し、きちんと流れることを確認しました。

 

パネルを掃除して綺麗スッキリ。

錆びてしまった部分はとりあえずKURE5-56を吹いておきました。

 

頻繁に水没の危機に晒されるトランスミッションコントロールユニットと、

その様子を一人安全な壁面から高みの見物といった風情のエンジンコントロールユニット。

やはりその重要度によって配置が決まってくるのでしょう。

といってもまぁ、エンジンだけ無事でもトランスミッションが壊れたら走れませんけど。

 

さて、次に、そもそもどこから水が流れ込んできたのか、それを解明しないといけません。

まず、単純に考えて一番怪しいのが幌側の排水口の詰まり。

こちらはなかなか厳重な作りになっておりまして、メインの排水口とは別系統で、

少し上のほうにもう一つ排水口があります。

 

排水口を上から見てみると、ややゴミは溜まっているもののきちんと流れており、

ここが溢れて漏れているわけではなさそうです。

と思ったら・・・・

防水シートに思いっきり大穴があいておりました。

はい、実に単純な理由でしたね。

これだけ大穴があいていれば、水もジャンジャン入ってくるってもんです。

 

というわけで、余った幌のビニル生地で穴を塞ぎます。

 

原因は矢印のコイツ。

幌を開閉するときに上下する部品が接触して穴をあけてしまうのです。

 

見てのとおりモロに金属な感じなので・・・・

 

フェルトシールを貼って当たりを穏やかにします。

潤滑用シリコンも吹いて摩擦を最小限に。

 

はい、というわけで、雨漏りがあろうとあるまいと、

この程度のことは標準工賃の範囲内でやらせていただいておりますので安心してご依頼ください。

ただ、こういうことをしているとどうしても1時間2時間は余計に時間がかかってしまいます。

あまり急かされますと「じゃあまぁ、そのままでいいや」となりかねないので、

作業当日はスケジュールに余裕を持ってお越しいただければ幸いです。

 

 

それでは、また。

こんばんは。

 

今回はMR-Sをまとめて3台御紹介。

 

まずは黄色のボディにブラックの幌。

ボディが鮮やか過ぎて黒が潰れまくりです。

その幌の黒きこと、ブラックホールの如し。

 

写真だとちょっと黄色が強すぎる感じがしますが、

鮮やかなボディと黒い幌がお互い引き立てあっていい感じだと思います。

 

こちらはチタングレーっぽいボディにブリックの幌ですが、西日が強すぎてなんとも・・・・

もうちょっと車体の向きを工夫すればいいのですが、作業終わりだとそんな気力もありません。

 

この後期のテールランプ、カッコイイですね。

 

こちらはグリーンのボディにブリックの幌。

ホワイトバランスの設定を間違えたので、これまた色が変。

まともな写真が全然ないですね、すいませんです。

 

オリジナルの茶色幌からの張り替えです。

色味はちょっと異なりますが、イメージはだいたい同じような感じに仕上がっていると思います。

 

ところで、最近の中古車屋さん、

特にヤフオクに出しているようなところって、皆さんやたら写真が上手な気がします。

「おわぁ、綺麗!即決で落としてしまおうか!」と思うこともしばしば。

皆さんそれぞれお気に入りの撮影スポットを持っているみたいで、

一番車が綺麗に見える時間帯、アングルなどを熟知した上で撮影しているように思えます。

似たような作風が多いので、

もしかして「即決で決まる!中古車撮影講座」みたいのがあるのじゃないか、と思ってみたり。

もしあるなら私も是非一度受講してみたいものです。

 

ちなみに幌の写真もですね、

車体斜め後方から光が差している時間のほうが、シワが目立たず綺麗に撮れるのです。

当店で言えば、それすなわち朝の時間帯。

逆に車体ほぼ正面から低い角度で日が差してくるような時間帯は、

少しのシワでも大きく影が出てしまい非常に分が悪い。

私が作業完了後に写真を撮るのは、だいたいそれくらいの時間帯。

 

まぁ、あまり実物以上に綺麗に写りすぎて過剰な期待をさせてしまってもいけないので、

少々粗が見えているくらいのほうがいいのかもしれません。

色味も曖昧なほうが「ああ、やっぱり写真じゃバラつきがあるんだな」と思ってもらえて好都合。

 

などと、写真が上手く撮れないことの言い訳を考えてみた次第です。

それでは、また。

こんにちは。

今回はアルファロメオ・916スパイダーの御紹介。

 

いきなりですが、張り替え後。

元もダークブルーの幌でしたが、だいぶ痛んできたので同色で張替え。

 

相変わらずのエキセントリックなデザイン。

SZにRZ、GTV、スパイダー、

この辺りが、アルファのデザインが一番ぶっ飛んでいた時期かなと思います。

ここ最近はやや大人しめな印象なので、またここらで一発かましてくれると嬉しいです。

 

だいたい綺麗に張れたのですが、

左Bピラー下だけ幌格納部の蓋がやや浮いており、幌が押されてシワになってしまいました。

蓋の位置を調整できればよかったのですが、簡単には直せそうになかったので断念。

板金屋さん、お願いします。

 

こちらは張替え中。

Bピラー側のケーブルが切れてしまっています。

こちらなら直せそう。

 

ということで、

ステンレスのワイヤーロープに交換。

これでしばらくは大丈夫でしょう。

少なくとも紐よりは切れにくいはず。

 

幌はすっかり綺麗になったのですが、サイドミラーの白け具合が気になります。

 

こんなときはこちら!

オートグリム、バンパーケアー!

 

こいつを布にちょいっとつけ、さっと一拭きすれば、

くすんだ樹脂パーツもたちどころに真っ黒に・・・・

なりませんでした。

 

バンパーなどによく使うポリプロピレン樹脂は簡単に黒くなるのですが、

このミラーはABSか何かで出来ているみたいで効果なし。

お客さん喜ぶかなーと思ったのですが、残念。

 

欧州車はなぜか積極的に黒い樹脂パーツを使っていく傾向にありまして、

我が家のプントなどはその最たる例。

バンパーやサイドモールはもちろん、

ドアハンドルやサイドミラー、グリルも全てポリプロピレン樹脂製です。

だからバンパーケアを塗っておけば簡単に綺麗になります。

面倒なのでめったにやりませんが。

こんばんは。

前に言っていたNC祭りが一段楽したのでまとめて御紹介。

 

まずはこちらのロードスター。

純正の黒ビニルから、Stayfastの黒へ張替え。

同じ黒ですが、より黒が締まってかっこいいですね。

 

交換動機は・・・・

あたまズル剥け。

S2000やNCのビニル幌でたまに見られる現象なのですが、

前端部の折り返しが強すぎるのか何なのか折り曲げ部が次第に硬化していき、

やがて生地が破れ始め、そして高速走行をしていると・・・・

僅かなほころび部分から風が流れ込み、一気にブワッ!!と持っていかれるのです。

それは本当に突然やってくるもので、

実際に体験した人からは「幌が爆発した!」というような表現を持って語られております。

そりゃ、びっくりしますよね。

というわけで、前端部の切れ目を発見したら、早めにテープなどで補強しておきましょう。

 

 

サンルーフモード。

それにしても綺麗に破れたものです。

 

こちらは元がクロスの黒だったのを、ブリックで張替え。

純正でもこの組み合わせはありましたよね。

非常にロードスターらしいクラシカルな味わい。

 

こちらは元色ブリックをバーガンディに張替え。

クラシック路線からお洒落&スポーティ路線に転向。

幌の色でガラッと雰囲気が変わるので楽しいですね。

 

こちらは純正のブリックをTwillfastRPCのホットチョコへ張替え。

雨に濡れたときのブリックを目指した、とのことで、まさにそんな感じに仕上がったと思います。

 

 

すごーくいい色合いなのですが、雨模様のためきちんとした写真が撮れず・・・

 

ちなみにこちらのオーナーさん、遠路はるばる岡山県からお越しいただきました。

道中、ほとんど雨だったそうですが・・・・

なんと、ベルトラインモールよりも下はちっとも濡れていません。

雨の中を長距離走ってきたのにも関わらず、です。

モールと幌はそんなにギッチギチに密着しているわけでもないのですが、

ここまで完璧な止水性を持っているとは思いませんでした。

 

では、幌後部に流れた水はどこへ行くのかというと・・・

サイド部分からレインレール内に流れ込んでいることがわかります。

穴の周りが四角く抜けているのはエプトシーラーが貼ってあった部分です。

エプトシーラーも完璧な防水性を持っていることが伺えますね。

 

レインレールはボルトが貫通している関係上、どうしても今ひとつ信頼性に欠けるところがありますので、

このようにまずは極力モールで水の浸入を防ぐ構造になっているのですね。

NA/NBロードスターのモールは端部以外からも普通に浸水してきますので、

さすがNCロードスター、過去の経験を踏まえて色々進化している様子が伺えます。

 

というわけで、NC特集でした。

それでは、また。