当店の幌は全て5年間のメーカー保証付です。詳しくは保証規定をご覧ください。
こんにちは。
今回はありそうでなぜか今まで無かった一台。
ニュービートルカブリオレです。
幌単体での販売は何度かあったのですが、取り付けの依頼は実は今回が初めて。
やはり日記に実績が掲載されていないと、なかなか依頼がありませんね。
作業経験がなくて大丈夫?と思われるかもしれませんが、
過去の経験により余程特殊でない限りはほぼ問題なく対応可能です。
そもそも、幌の基本構造なんて大まかに分けると数パターンしかなく、
大抵どこかしらのパターンにあてはまります。
今回だって、ほら。
店長の大好きなカルマン社製。
アウディA4と同じ会社なので、基本的な取り付け方法もほぼ一緒。
ウェザーストリップなんて、全く同じ断面ではないかというくらい似ていました。
生地はTwillfastRPCのホットチョコレート。
どこかで見たような・・・・そう、シャトレーゼのチョコミントバーです。
こちらの生地、残念ながら在庫限りで終了となります。
ダークルビー、ブリック、ホットチョコレート、いい色がみんな消えてしまう・・・・
ボディがもう少し鮮やかな水色だと組み合わせがとても難しいのですが、
パステル調のやわらかい水色なのでとてもよく似合っていると思います。
それにしても面白いシルエットですねぇ。
ボディラインに合わせた屋根形状も幌だから出来る芸当。
メタルトップだと外観よりも「どう格納するか」のほうが重要なので、
どうしてもやや無理のあるデザインになってしまう傾向にあると思います。
想像してみてください、ビートルカブリオレの屋根がメタルトップだったら・・・
この形状ではどうやっても絶対畳めないでしょう。
それこそ、シトロエン・C3プルリエルみたいに外して家に置いておくしかありません。
交換動機はリアガラスの剥がれ。
同じカルマン社なので、ここらの原因もアウディA4と同じですね。
ニュービートルの幌交換はボディを傷つけやすい作業を伴うので養生も念入りに。
上のほうはフィルム3重貼り+養生テープです。
これだけやっとけば安心して作業に集中できます。
ちなみに・・・
取り付けマニュアルによると、純正でこんな部品があるのだそうです。
車体後部から取り出した骨を車体に固定し、作業しやすくするための治具です。
なるほど、これなら車体に傷をつける恐れもなく作業しやすそうですね。
しかし・・・これを取り付けようとごちょごちょやっているときに傷を付けそう。
というわけで、いずれにしても養生はしたほうがいいでしょうね。
幌交換費用は生地にもよりますが工賃込みで16万円~となります。
ぜひご検討くださいませ。
続きまして・・・・
こちらはオレンジのZ33にブラックの幌。
無難な色ですが、黒が引き締まってとてもカッコイイです。
リアガラス脇が破れる理由がよくわかる写真。
畳むときガラスが後方に押されるためこのように引きちぎられてしまいます。
ガラスがずれる原因は写真のタブの切断。
これにもっと強度があればいいんですけどねぇ。
こちらはお客さんがDIYで作業されたS2000。
モザイク処理を施したうえ、店長日記サイズの600×400に調整して送ってくださいました。
この気配り、出来る男です!
以前同じように配慮してくださった出来る男第1弾氏もS2000でした。
S2000って、どちらかというと几帳面なオーナーさんが多い気がします。
その機械的精密さが、几帳面な性格に合致するのかもしれません。
拡大してみても非常に綺麗に張れていますね。
オーナーさん曰く「決して器用ではない自分でもちゃんと出来た!」とのことですので、
DIYを検討している皆さん、ぜひ頑張ってやってみてはいかがでしょうか?
S2000の幌交換は非常に手数が多く面倒ではありますが、
フィッティングは比較的良好なので綺麗に張りやすい部類だと思います。
それでは、また。