日記

こんばんは。

今年も残りわずかとなってまいりました。

年内はあと、ソラーラ1台と、NCロードスター1台、Z3を1台やって終了の予定です。

 

はい、まずはこちら、986ボクスター。

張り替えようと思い幌を開けたものの、開いたきり閉まらいない。

オーナーさんに電話で確認してみると、少し前からたまに症状がでるようになってきて、

今ではほとんど開いたきり、閉まらなくなってしまったのだそうです。

 

まずはスイッチの不良を探ってみましょう。

閉める側のスイッチの接触が悪いだけかもしれません。

ちなみに、ピンクのが幌開閉用配線のカプラーです。

 

これをですね、機能的に同じ動きをする、ロック施錠/解除ボタンのほうにつないでみます。

が、しかし、やなり開くほうには動くものの、閉まるほうが反応しない。

というわけで、スイッチの不良ではないことが確認できました。

 

動いたり動かなかったりする、

という症状からして、電気的な故障だと思いますので、

こちらのリレーが原因かもしれません。

 

フフフ、実はちゃっかり在庫を持ってるんですよ、、、

と思ったら、初期型と中期以降ではリレーの型番が違いました。

ピンの数も違うので全く互換性はありません。

というわけで、とりあえず幌だけ張り替えさせていただき、

リレーは別途手配させていただくこととなりました。

たぶんこれで直ると思うんですけどねぇ・・・

 

 

こちらも986ボクスター。

今時分は日が暮れるのが早いので、いい写真が撮れませんね。

 

と思ったら、オーナーさんが素晴らしい夜の写真を撮って送ってくださいました。

ちゃんとメリークリスマスの文字まで入っておりますね。

さすが横浜、千葉と違ってオシャレ感が溢れ出ております。

 

ちなみに、幌の生地は、確かGerman Classicのダークタンだったと思います。

ダークなのでノーマルのタンよりは濃い目ですが、それでもあんまり濃くはないですね。

 

こちらはNCロードスター。

マツダ純正のロールケージが組まれております。

うわぁ、これどうすんだ、ちゃんと内装外せるのかなぁ。

 

が、しかし、そこはさすがマツダ純正。

ロールケージをバラさなくても、ギリギリ内装部品が着脱できるだけの隙間が確保されております。

こんなのバラせと言われたらすごい手間ですからね、良かったです。

 

ちなみにこれは、純正ロールバーが付いている部分のカバー。

 

外すとこんな感じ。

これもマツダ純正なのでしょうかね?

わざわざ金型起こしてプラスチックでキャップを作るのは大変なので、

布製のカバーで対処したようです。

なんだか手作り感があってかわいいですね。

 

こちらはフィアット・バルケッタ。

Stayfastのダークブラウンの幌に張り替え。

 

こちらもフィアット。

バルケッタよりだいぶ先輩です。

分かりますかね?124スパイダーでございます。

 

124スパイダーの幌は面白いんです。

リヤクォーターに三角のガラス窓が付いているんですけどね、

 

幌を空けると、これが内側に入り込んで、、、

 

このように、骨組みに連動して車体内にすっぽり格納されてしまうのです。

仕組みはすごく単純なのに素晴らしいアイディア。

このガラスのおかげで斜め後ろの視界も良好です。

イタリア人がここまで気が利くなんて、、、しかも古い車なのに。

見直しました!

 

そして、こちらは車内。

外から見ると2シーターオープンのようなフォルムなのに、

なんと、意外としっかりした後部座席が確保されているのです。

といってもまぁ、大人が乗るには少々厳しいですが。

それでも荷物置き場として有効ですし、いざという時に4人が合法的に乗れるというのは非常に大きいです。

 

ただし、幌を空けると後部座席は潰れてしまいます。

ロードスターやMR-Sなどの幌格納スペースを見ていると、

なんか後ろにも頑張れば座れそうだなーと感じていたのですが、

それを実現してしまったのがこの車なわけですね。

 

ほら、例えばこのNCロードスターなんかでも、ロールバーがなければ子供ぐらい座れそうです。

 

はい、そしてこちら、初の油圧修理、サーブ9-3カブリオレ。

油圧ホースの破断により開閉不能となってしまっておりましたが、

ご覧のように無事開閉することが出来るようになりました。

 

どうせ交換するなら、全部まとめて変えちゃったほうがいいでしょ!

とケーブル10本セットを手配していたのですが・・・

とんでもない!ついでに、で軽く全部交換できるような簡単な作業ではありませんでした。

まぁ、ホースを外す、つなぐ、っていうのはそれほど難しくないんですけどね。

車内の狭いところをホースがクネクネと這っているので、

まず内装をばらすのが大変ですし、ホースを通すのも大変。

というわけで、今回は日帰り作業ということもありましたし、

破断したホース1本のみ交換させていただきました。

 

ちまみにこちらが破断したホース。

破断というか、カプラーのカシメ部分がすっぽ抜けてしまった状態ですね。

 

さて、ホース交換後はオイルを補充しなくてはなりません。

なんのオイルを使うかといいますと、はい、パワステフルードです。

パワステフルードで代用しているのではなくて、パワステフルードを入れるのが正しいのです。

どちらも油圧ポンプを用いた動力装置ですからね、仕組みは一緒、だからオイルも一緒なわけです。

ちなみにベントレーなんかでも、純正指定で、パワステフルードを入れろ、と書いてあります。

ですので、どうぞ安心してパワステフルードを補充してください。

責任は負いませんが。

 

で、補充後は、オイルが流路全体にいきわたるまでエッチラホッチラやります。

流路には空気も入り込んでいますからね、それを出さないといけません。

やり方は、内緒。

企業秘密。

商売なので。

 

 

はい、それでは、また。