★店長日記★

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どうもこんばんは。

たまたま色々連続したので今回はベンツ特集。

 

まずはこちら、R129型のSLクラス。

幌交換と合わせてボディ磨き・コーティングもご依頼いただきました。

幌は純正と同じGermanClassic生地で、カラーはブラウンです。

R129は折りたたみ方が少々窮屈なので、

厚みがあって固いGermanA5やTwillfast系生地はお勧めしません。

というか、伸びが悪くてあまりに張りにくいので、

Stayfast生地かGermanClassic生地以外はお断りさせていただいております。

 

こちらの車両は保管状況がよく元々綺麗な状態でしたので、

磨きはそこまで追い込まず、簡易コースでやらせていただきました。

といっても、かなりの時間は費やしておりますが。

トランク左側は水垢が固着した状態、右側が磨いて水垢を除去した状態です。

 

これはトランクのアンテナ部分。

ワックスだか水垢だかよく分かりませんが、白く固着しております。

 

こういうところがすっきりすると、とても引き締まった印象になります。

 

ピカピカに仕上がりました。

こんなに綺麗なR129はもうそんなに残っていないだろうなぁ・・・と思っていたのですが、

先日カーオークションを覗いていたら、

なんと、走行3,000km、しかも評価点5という、

とんでもないデッドストック状態の車両が出品されておりました。

これはすごいですよ、恐らくもう二度と出てこないのではないかと思います。

特にR129は、ザ・ベンツという感じの車両ですからね、

今くらいが底値で、今後は上昇していくのではないかと思われます。

我こそはという人は、是非入手してください。

またとないチャンスです。

 

ホイールもシンプルなディッシュタイプのおかげか、最初からある程度綺麗でしたが、、、

 

洗浄することにより、さらに綺麗になります。

 

続いてこちらはR129型の次の世代、R230型のSLです。

こちらは後期型フェイスですが、それにしても一世代でずいぶんと形状が進化したものですね。

黒の車両をバリオルーフの動作不良でお預かりしていたところ、

たまたま白い車両も全く同じ症状でご来店。

 

白のほうは屋根を開けたきり閉まらなくなってしまったということで、

とりあえずオイルを補充してなんとか動かし、最後は手動でロックし作業完了。

黒のほうはシリンダーを交換させていただきました。

 

SLクラスやSLKクラスで毎度おなじみの症状、

フロントロックシリンダーからのオイル漏れです。

ここが漏れると天井の両端からオイルがボタボタ垂れてきますので非常に始末が悪いです。

幸いそんなにやばいオイルではないので少々手についても問題はありませんが、

シートも服も、あっちこっちオイルまみれになってしまいます。

 

真夏の炎天下に放置した直後の状態で作業して分かったのですが、

このシリンダー部分の高温具合たるや、半端じゃないですね。

そりゃゴム製のパッキンなんぞすぐにダメになってしまうわ・・・という感じです。

 

それにしてもものすごい仕組みですよねぇ。

誰が考えたのやら、大したものです。

もう完全に変身ロボットですね。

 

はい、そしてこちらもメルセデスベンツ、

全体は写っていませんが、A209型のCLKカブリオレです。

動作不良で、購入したお店に修理を依頼したものの完治せず、

さらに正規ディーラーにそれなりの金額を払って修理を依頼したのにやはり直らず、

挙句、シリンダー全交換100万円との見積もりで半ば匙を投げられた格好となり、

当店で無理ならもう諦める・・・とのことで点検をご依頼いただきました。

 

点検しようにもそもそもフロントのロックが解除されたきり全く開かない状態でしたので、

手動で、力任せでガンガン開けていきます。

慣れていない人は、この「力任せ」がまず出来ないのですね。

ぶっ壊れてしまうかもしれない・・・

中途半端なところで止まって、動かせなくなってしまうかもしれない・・・

が、私は絶対にどうにかする自信があるから大丈夫!

こう見えて、数々の修羅場を掻い潜ってきたのです。

今回こそはダメか・・・と何度絶望したことか。

 

そもそも油圧式の場合、エンジンOFFで油圧が抜けていれば、

手で動かしても全く問題ないのです。

説明書にも緊急時の動作方法として示されております。

ただし、車種によっては油圧をリリースするバルブを開かないと動かない場合もありますので、

そのあたりはマニュアルにてご確認ください。

 

はい、で、あちこちシラミ潰しに点検していきまして、

まず油圧ポンプはきちんと動作している音がするのでOK!

フロントロックまではちゃんと解除されるので、油圧もかかってます、OK!

で、オイルは規定量まできっちり入っているのでオイル漏れの可能性も無し。

 

以上のことから、制御コンピュータは生きているし、

油圧系統も生きている、なのになぜか途中で止まってしまう、

ということは・・・・はい、この場合、ほぼ100%センサー系の異常とみていいでしょう。

で、センサー系に絞って一つ一つ点検していくと・・・

はい、ありました。

格納庫カバーの開閉状況を検知するセンサーの爪がゴッソリ折れてなくなっておりました。

これのせいでカバーの開閉状況を検知できず、動作が停止してしまっていたと考えられます。

 

他にも原因があるのかどうかは現段階では不明ですが、

とりあえずここのセンサーを交換しないことには前には進めない!

ということで、早速部品を手配させていただきました。

直るといいんだけどなぁ、こうご期待。

 

それでは、また。

こんにちは。

今回はさまざまなポルシェをまとめてご紹介。

 

まずこちらは、987ボクスターの前期型。

 

そしてこちらが987の後期型。

今まであまり気にしていなかったのですが、

テールライトの形状など、結構大きな違いがあるのですね。

ライト内部のデザイン変更だけでなく、

バンパーを含めた外形ごと変わっておりますので、

かなり大掛かりなマイナーチェンジであることが伺えます。

 

幌は外から見ると全く同じ形状ですが、

内部的な構造に少しだけ変更が加えられております。

ですが、一応前期後期、どちらも同じ幌で対応可能です。

ちなみにこちらの生地はStayfastのダークチェリー。

純正のGermanA5生地と比較すると少々薄めとなりますが、

並べて積極的に見比べなければ、そこまで違いは感じないと思います。

 

こちらは981ボクスター。

張替えではなく、骨組み丸ごと純正の中古品に交換いたしました。

なお、新たに取り付けた幌は4代目となる718ボクスター用のものです。

世代としては1世代新しいものになりますが、基本的な構造はほぼ同じで、

特に問題なく移植することが出来ました。

もちろん開閉も全く問題ありません。

 

こちらが外した古いほうの幌です。

ボクスターは油圧ではなく電気モーターを動力としておりますので、

油圧よりは着脱がしやすかったですね。

それでも、かなり大変でしたが・・・・

 

出来上がり。

なお、こちらの車両の名称はポルシェ・ボクスター(981型)なのですが、

現行の車両はポルシェ・718ボクスター(982型)となっておりまして、

かなりの車好きを自称する私でも何が何だかよく分からない、

非常にややこしい名称と形式名が与えられております。

 

初代が986、その次が987ときて、

じゃぁ次は988かと思いきやなぜか981に戻り、

そして今度は素直に982になったかと思ったら、車名はなぜか718ボクスター。

突然どこからか現れた718って数字はなんなんだよ?と思ったら、

1950年代~60年代にかけて活躍したレーシングカーの名称なんだそうです。

まったく本当にややこしいですね。

でもこういうややこしいのを覚えることに、私を含めマニアは喜びを感じるのです。

 

ちなみに、911系も非常にややこしく、

初代はポルシェ・911(901型)という、

もうスタートからして既にややこしい名称となっております。

 

本当はですね、

素直にポルシェ・901(901型)という分かりやすい命名になるはずだったのです。

ところが、どこぞの某フランス系自動車メーカーが、

間に「0」が入る3桁数字の羅列を全て商標として押さえてしまっておりまして、

仕方なしに開発コードは901型だけど、商品名は911にした、という背景があるのです。

というわけで、一番の戦犯はプ〇ョー!奴らが全ての元凶だったのです。

ご存知の通り、プジョー・901などという車両はこの世に存在しません。

とりあえず取れるもんは取っといたろ!

という精神の犠牲になったのです、ポルシェは。

 

そして出鼻をくじかれ自暴自棄になった、かどうかは知りませんが、

その後901、930、964、993、996、997、991、992と、

規則性があるようなないような、

よく分からん開発コードが与えられ現在に至っております。

雑学としては大好きです、こういうの。

 

その点、マツダのロードスターは順調にNA、NB、NC、NDと進化しておりまして、

日本人らしい規則正しさ、几帳面さが感じられますね。

 

はい、話が逸れましたが、こちらはとても珍しい、ポルシェ・911スピードスター(964型)です。

個体数が非常に少ないため希少価値が高く、

状態によっては2000万円近いプライスタグが付くこともある車両ですが、

こちらのオーナーさん、

そんなことは全く気にするそぶりも見せず完全に日常の足と使っており、

走行も20万キロをゆうに超えております。

 

いいですねぇ、車は乗ってナンボですもんね。

コレクターズアイテムとして大切にしまっておくのは他の方にお任せして、

乗り物として徹底的に使い倒す、そういう楽しみ方もとても素敵ですね。

 

はい、幌交換完了。

純正幌は既に供給停止となっているらしいのですが、

当店で扱っている4社の幌メーカーのうち1社だけ部品の設定がありましたので、

当面は幌交換の心配はいらないのではないかと思います。

ちなみにこの車両の総生産台数は936台だそうで、

現在そのうち何台が現存しているのか・・

市場としてはかなり小さなものとなりますが、

それでも製品化してくれた幌メーカーに感謝ですね。

 

それでは、また。

どうもご無沙汰しております。

今年の梅雨はなんだかよく雨が降りますね。

降ったら降ったで鬱陶しいし、降らなきゃ降らないで色々困るし、

まぁ作業する身としては、カンカン照りで暑いよりはいいかなぁという感じです。

 

はい、というわけでまずこちらはS2000にダークブルーの幌。

ダークブルーはよく出るカラーなので、

度々ご紹介しているような気がしてここ最近あまり写真を撮っていなかったのですが、

改めてストックの写真を見てみると、

あれ、ほとんど撮ってないじゃん、ということでご紹介。

爽やかで目立ち過ぎずいい色ですよ。

 

一方こちらはボルドー。

こちらの色は大変目立ちやすく、

派手な行動をしているとことさら記憶に残りますので、

日ごろの行いには注意が必要です。

 

 

そうか・・・ボルドーはそんなに目立ってしまうのか・・・

どうにかして赤系で、もう少し目立たずにはいれないものか・・・。

そんなやや控えめなお客様にはこちら。

はい、こちら元ダークルビー、

現在名称が変わりましてダークチェリーでございます。

何年か前から生産中止で入手不可だったのですが、

なぜか少し前に復活しましたので、

S2000、Z33ロードスターについては在庫を置くようにいたしました。

ロードスター用もそのうち在庫を置くかもしれません。

 

どうでもいい話ですが、S2000の内装用ビスは、

ベッセルのPH2規格ドライバーとやたら相性が抜群でして、

ほら、頭でっかちのドライバーが横向きでまっすぐに静止してしまうほどガッチリかみ合うのです。

接触している面積なんてほんとにごくわずかですからね、

素晴らしい相性だと思いませんか?

 

こちらはアウディ・S5カブリオレのヘッドライナー。

ホットボンドみたいので接着してあるのですが、

接着面積が狭いこともあってか、経年で剥がれて垂れてきてしまうのです。

アウディ・VW系はホントに接着剤好きなんですよねぇ。

そして必ず経年であっちもこっちも剥がれます。

 

はい、というわけでこれを補修していきます。

ヘッドライナーを幌から取り外すのは恐ろしくめんどくさいですので、

取り外さずに出来る範囲でどうにかこうにか作業していきます。

色々考えた結果、生地にかなり厚みがあるので、

裏側からまつり縫いのような感じにして、表から見えないよう内部に糸を通していきます。

 

で、これをタイラップで骨組側にとめていきます。

 

はい、とりあえず垂れは解消されました。

もっと細かく縫って固定していけば、よりフラットに仕上がるのですが、

費用対効果もありますので、とりあえずこんな感じでご理解いただきました。

もちろん、10万円くらい頂ければ二日くらい付きっ切りでチマチマ作業させていただくことも可能です。

いや、10万円頂ければ一回全部外して、再接着したほうがよさそうですね。

 

こちらはランボルギーニ・ガヤルドスパイダー。

オイル漏れにより開閉不能となってしまったので原因追求中。

この車の場合、困ったことにエンジンフードも幌と同じ油圧系統で動いているため、

幌が開かなくなるとエンジンフードも一緒に不動になってしまいます。

一応緊急用の開閉方法はあるのですが、めんどくさいしとても重たいし・・・

 

というわけで、漏れの箇所を特定していきます。

どうもここのメインリフトシリンダーのあたりが怪しいですねぇ、

下のほうがオイリーに見えます。

 

ここで某松井棒的なものを作りまして、オイリーな部分をぬぐってみます。

 

ぬぐったペーパータオルを広げてみると、

はい、中まで染みこんでいますのでこれはオイルで間違いないですね。

 

ちなみに反対側はぬぐってもこんな感じです。

乾燥した土ぼこり的な汚れしか付きません。

 

というわけで、この漏れているシリンダーを交換しないといけないわけですが、

天下のランボルギーニ様、何を思ったのか、

幌動作用シリンダーは4本セット(しかもホース付)でしか部品が出ません。

あれですかね、どうせ一本漏れたら他もじきに漏れるから、

この機会に全部まとめて換えておけよ、という老婆心でしょうか。

 

が、しかし、皆様、この部品いくらすると思います?

小さいシリンダー4本と、どこにでもあるただのホースです。

とはいえランボルギーニ様だし、きっと高くて20万円くらい?

いえいえ、そんな値段ではランボルギーニの威容は保てません。

お値段なんと驚きの78万円!!!

ランボルギーニを維持するは、途方もない経済力が必要となるのです。

 

しかし、こんなものにそれだけのお金をかけるのは、あまり賢明な判断とは思えません。

交換したころで車は速くもカッコよくもなりません。

ただ元通り幌が動くようになるだけです。

安く済ませられるものならなるべく安く済ませるほうがいいに決まってますね。

(どうしよっかなーと悩んでいるわずかな時間で78万円稼げる人を除く)

というわけで、こちら、オーバーホールに出して修理してもらいます。

 

が、まだ出していないので、続きはまた今度。

オーバーホールしてくれるところがなかなかないのです。

 

 

こっちは日産・Be-1のキャンバストップ張替え。

フレームごと全部外さないと張り替え出来ないのですが、

これがブチルゴムでガッチガチにくっ付いているので大変大変。

すきまからヘラを突っ込んでブチルを断ち切っていきます。

が、ブチルは断ち切るそばからまたくっ付いてしまうので、

ヘラにシリコンオイルを塗布して、切断面にオイルを付着させ、

再びくっ付かないようにしながら作業します。

 

で、全周ぐるっと剥がして、なんとか外せました。

非常にめんどくさいブチルゴムではありますが、

その強力な粘着力のおかげでこの30年くらいほぼ漏水しなかったようで、

取り付け部には全く錆は見当たりませんでした。

ふむ、やはりブチルは信頼がおけますねぇ。

ホント大っ嫌いですけど。

 

あと最後、こちら。

古物商許可を取得いたしました!

はい、これで何が出来るようになるかと言いますと、

皆さんご存知、中古車の売買が可能となるのです。

 

ちなみに、古物商許可を取るには身辺調査みたいな書類をたくさん提出させられます。

つまり、これを取得できた私は、比較的まともな人間であるというお墨付きを得たわけです!

 

というわけで、皆様の愛車の買取も出来ます!

特に、幌が破れている!電動開閉が壊れて動かない!

そんな車両も自前で直せる当店なら、他社よりも高く買い取れる、はず。

とりあえず、他店での査定が満足できない、という方は是非一度ご相談ください。

ただし、フェラーリ買い取ってくれ、とか言われても原資がないので買い取れません!

ほどほどのやつでお願いします。

 

長くなりましたが今日はこのへんで。

それでは、また。

どうもこんにちは。

本日は磨き仕事の細部をご紹介。

 

神は細部に宿ると申しまして、

やはり細かい部分の仕上げにこそ仕事の神髄はあるわけであります。

 

まだサーブが日本で正規販売されていたころ、

「サーブは、細部だ」という広告を打っておりまして、

まぁかつてサーブに乗っていた身から言わせていただくと、

サーブが細部までよくできていたとは思いませんが、

ともかく細部の仕上げは大事なわけであります。

 

はい、というわけで、磨き仕事の細部をご紹介。

というか、全体写真は撮り忘れたため細部の写真しかありません。

車両は987ボクスターです。

まずエンブレム。

ここはどうしても汚れが堆積しやすく、

普通にザっと洗車しても落ちないのでどんどん頑固に固着してしまうんですよね。

 

はい、業務用の洗剤と刷毛を使って、細かいところまでバッチリ洗浄します。

ガソリンスタンドレベルだとまずここまではやってくれません。

私もかつてスタンドに出してガッカリしたことがあります。

綺麗にします!って言ったのに・・・

まぁよく考えたらたった一日でここまで洗ってる暇などないのです。

 

洗浄前。

 

洗浄後。

車全体でいえばわずかな範囲ですが、全く印象が変わります。

 

はい、続いてドア内。

江戸っ子は裏地に拘ると申しますが、

やはりドアを開けた時ちらっと見える部分が汚いと、

素敵な車も台無し、ってこともないですが、まぁ綺麗に越したことはありません。

 

はい、バッチリピカピカ。

高級車だとドアが2重パッキンになっていたりしますので、

一回綺麗にしておくとその後は意外と汚れませんよ。

 

ここはトランクヒンジ。

水が流れる経路はどうしても汚れが溜まりがちですね。

 

洗浄後。

どうせまたすぐ汚れてしまう部分ではありますが、

まぁとにかくプロとしてここが汚いままお渡しするわけにはいかないのです。

 

いちいち誰も見ていませんが、こういうところも汚れがたくさん。

 

スッキリ自己満足!

 

ここは給油のたびに結構気になるポイントですね。

 

はいスッキリ。

あまりに汚れているとタオルで拭く気にもなりませんが、

一度綺麗にしておくとボディを拭いたついでに拭いてもいいかな?という雰囲気が醸し出されます。

 

はい、これはサイドの飛び石ガード。

前輪が跳ね上げた飛び石による傷、汚れをガードするために貼ってありまして、

つまり美観を保つためのパーツでもあるわけですけれども、

そのパーツ自体が汚い!という本末転倒な状態になっているわけであります。

 

はい、ちょっと黄ばんでおりますがだいぶスッキリ綺麗になりました。

ボディと一緒にコーティングをしておきましので、

今後はいくらか汚れにくくなるのではないでしょうか。

 

こういう樹脂部分も汚れが目立ちますね。

素材そのものの劣化と、水垢の付着が気になります。

 

はい、バッチリ。

黒が締まると全体がパリっとします。

少ない面積ですが重要なポイントです。

 

はい、続いてこちらはZ33のヘッドライト。

そこまでひどい状態ではないものの、全体にクスミ・黄ばみが発生しております。

 

ヘッドライトがこうだと、洗車してもイマイチスッキリしませんね。

 

磨き完了!

 

素材自体の劣化、内部の汚れまでは落とせませんが、

キラッキラした雰囲気が蘇りました!

 

こちらは左側の磨く前。

なぜか右よりだいぶ劣化が少なかったですね。

結構普段置いている駐車場の向きなどによって、左右で差が出てくることがあります。

明らかに全く違っている場合は、事故で交換していると考えるべきでしょう。

 

はい、最初からきれいでも、磨けばさらにきれいになりますよ。

新品に買い替えると結構な金額ですので、オーナーさんにも満足していただけました。

 

昔のシールドビームは電球と一体になったレンズごと交換でしたので、

電球が切れるたび新品になりますし、そもそも素材がガラスなので劣化自体ほぼ皆無でしたが、

今の車は劣化しやすい樹脂カバーで覆われていて、

ヘッドライト自体も複雑化により恐ろしく高額化しておりますので、

しっかりメンテナンスして大切に使っていきたいものですね。

 

それでは、また。

こんにちは。

本日はロードスターを中心にご紹介します。

 

まずはこちら、NBロードスターのSGリミテッドにボルドーの幌です。

セリオンシルバーメタリックという色なのですが、微妙に緑がかったような感じでとてもお洒落なシルバーです。

こちらはフロントがコブラ風のマスクとなっておりまして、とても凝ったカスタムになっているのですが、

残念ながら写真を撮り忘れました...。

 

こちらはNAロードスターのVRリミテッド・コンビネーションBです。

オリジナルの緑幌はもう部品が出ないので、TwillfastII生地のグリーンで張り替え。

純正とは若干色は異なりますが、特にイメージを崩すこともなく、

より高級感が出ていい感じなのではないかと思います。

 

 

こちらはNCロードスター。

この色もなかなかいいですねぇ。

あと車って、ただ置いてあるだけの状態よりも、

こういう、いかにもこれから走り出しますよーっていう感じのほうがなんかカッコよく見えますね。

 

こちらはまた別のNCロードスターの排水口。

 

排水口の穴をよく見ると、、、、

なんと、生命が芽生えているではありませんか!

 

なんか、トトロでこんな感じのがあった気がします。

この後どんな植物に育つのか鉢に植えてみようかとも思いましたが、

まぁ育ってもどうせ雑草でしょうからやめておきました。

 

こちらはNCロードスターのレインレール。

NCのレインレールは、初期型の場合は基本的に再利用不可ですし、

改良後のものでも材質が硬くてこのように割れてしまいます。

NB後期用のものは100年使えそうなくらい、ものすごく材質が良かったのに、

軽量化でしょうかねぇ、なぜか先代よりも劣化してしまいました。

幌のトップロックにしても、NAのものは頑丈だったのにNBから同じ形状でも欠陥品になっていたり、

コストダウンの弊害なのかなんなのか、ところどころ劣化しているケースが散見されます。

 

そしてこちらのナンバー、初めて見ました、成田のご当地ナンバー、成田空港バージョンです。

全国的に見ても、成田と言えばやはり成田空港ですもんね。

あとは成田山バージョンなんかもあってもいいかもしれません。

千葉ナンバーだったら・・・なんだ、落花生?

でも千葉県産の落花生はとても高級品で県民が日常的に食べることは稀ですので、

名物と言われる割にはあまり身近な存在じゃないというのが実際のところです。。

 

以上、特集ってほどでもないですが、ロードスター特集でした。

それでは、また。

こんにちは。

今日は花粉のお話です。

 

私自身なかなかの花粉症でして、特に春先はかなりの迷惑を被っているわけですが、

なんと花粉の野郎、車のボディにも多大なダメージを発生させていたのです。

 

花粉?そんなもん洗えば落ちるだろ?

はい、そう思っていた時期が私にもありました。

 

磨き担当のY君がよく花粉がー花粉がーと騒いでおりまして、

何言ってんだ?花粉なんて洗えばいいじゃん、と思っていたのですが、

高橋さん、これが花粉です!と見せてもらったのがコチラ!

はい、このシミ、これが花粉によるダメージなのです。

この車両、新車から数か月のとても新しい車両で、しかも洗車した後の状態でこれです。

洗っても全く落ちていないのがお分かりいただけるかと思います。

 

すごいですねぇ、花粉が付着して、そのあと雨が降って乾いて、

その時のままの状態でシミがついてしまっているのがよくわかります。

 

実はこれ、花粉そのものが付着しているのではなくて、

花粉内に含まれるペクチンという成分が水に濡れることによって花粉外に放出され、

そのペクチンの化学的作用により塗装面を収縮・変形させてしまうことによって出来ているシミ、なんだそうです。

というわけで、洗うことによって花粉自体は除去できるものの、

そもそも塗装が変質してしまっているので元に戻らない、という恐ろしい状態なのです。

 

が、しかし、何年も乗ってるけどこんなシミないよ?と思われる方も多いのではないでしょうか。

はい、私もそう思っておりました。

実はこの塗装面の変質はですね、熱を加えることによって元に戻すことが出来るのです。

春先に花粉が舞ってシミがついても、夏の直射日光ガンガンの暑い時期を経ることによって、

変質した塗装面もいつのまにか元に戻っている、ということが毎年起きていたのです。

 

それじゃあ夏が来るまでほっとけばいいのかというとそうではなく、

やはり一度は塗装面を変質させてしまっているわけですから当然年数を経るほどダメージは蓄積されていきますし、

なにより、この塗装が収縮した状態で磨きをかけるとどうなるか!といいますと、

はい、まぁ一度はきれいになるのですが、

しかし、そのご熱が加わって収縮が解消されると、

今度は収縮状態を基準にして平らに磨いた塗装面がまた元の形状に戻る、

つまり結果としてまた平らでなくなってしまう=シミ復活!!

という実にめんどくさいことになってしまうのであります。

で、あれー?綺麗にしたのにおかしいなぁ、と再び研磨・・・

手間はかかるし塗装は減るし、何にもいいことないですね。

 

というわけで、この花粉の被害を少しでも軽減するためにはコーティングをしましょう、

また、コーティングをするために磨きをかける前には、このシミをきちんと除去しましょう、ということなのであります。

 

具体的な方法としては、先ほども申しました通り熱を加えればいいわけですので、

お湯やヒーターを使って塗装面に熱を加えてきます。

で、塗装面がだいたい70度くらいに達すると、シミがスーーっと消えていくのです。

不思議ですね、面白いですね。

 

というわけで、シミを除去して磨いて、はい、ピッカピカになりました。

 

もう全くシミは見当たりませんね。

ソリッドの黒は特にシミが目立ちやすいですから本当に要注意です。

きちんとコーティングをしたうえで、こまめな洗車を心がけましょう。

 

 

黒はきれいになると景色がよく映り込むので磨き甲斐がありますね。

 

バッチリきれいになりました。

恐らく新車納車時よりもきれいになったのではないかと思います。

販売前の保管状態でもすでに結構なダメージが及んでおりますからね。

 

こういうメッキパーツが多い車はきれいになると見栄えがします。

 

最近のヘッドライトのデザインは自由度が高いですねぇ。

どれがヘッドライトでどれがウィンカーなのか。

不点灯状態ではちっともわかりません。

 

この車両はこういう細かく入り組んだ部分が多いので、自分で洗車しようと思うとなかなか大変そうですね。

もしまた汚れてきてしまって、自分で洗うのは面倒!というようであれば、

プロの技術で再びきれいにさせて頂きますので、洗車だけでもお気軽にご相談ください。

 

それでは、また。

こんにちは。

今回は、以前ご紹介したZ4のその後をご紹介。

 

はい、このように排水口が詰まって水が溜まり、

ポンプが水没することによって電動幌が不動となってしまっております。

 

リヤタイヤ前方のホイールアーチ インナーカバーを外すと中に排水口があります。

 

排水口の先っぽに付いているカバー。

いかにも詰まらせる気満々の形状をしておりますね。

 

このように溜まっていた水が流れ出てきます。

 

はい、外したポンプです。

完全に水没して錆まくっておりますね。

 

こんな状態ですから動くはずがありません。

 

モーターにつながるハーネスも錆びてダメになってしまっているので交換します。

 

こちらが掃除後の排水口。

底に見えている小さな穴だけが唯一の排水経路です。

 

そしてこれが排水口に詰まっていたゴミです。

先ほどの排水口の穴と比較していただくと、容易に詰まってしまうことが想像できますね。

特に目立つものとしては、やはり葉っぱとビニールです。

というわけで、幌後部周辺に溜まった落ち葉などはこまめに取り除くようにしましょう。

 

そしてビニール片はどこから来たのかと言うと・・・

ヘッドライナー内側のこれです。

これが経年劣化で剥がれて排水口に入り込み、詰まらせてしまうのです。

 

というわけで、予防措置として、剥がれ落ちる前に出来るだけ剥がしてしまいましょう。

脱毛と同じ要領で、ガムテープを貼って引っ張ると剥がれますよ。

 

はい、まずポンプは確実に死んでしまっているので、新品に交換します。

純正部品で10万円くらいします。

高いですねぇ。

 

防音用のクッションは水没して使い物にならなくなっていたので、別のもので代用します。

もちろん、不燃性の素材です。

 

そんで、ケースに戻しまして、

 

骨組に再装着。

写真を撮り忘れましたが、

今回は左右の油圧シリンダーもオイル漏れでダメになっていたので、リビルド品に交換しました。

リビルドのメーカー曰く、純正シリンダーは非常に頑丈にできているものの、

唯一パッキンの素材が悪いがためにオイル漏れが発生してしまうのだそうです。

リビルド品に使用されている対策済みパッキンは非常に耐久性があり、設計寿命は30年とかなんとか。

本当に30年持つのかどうかは実際使ってみないと分かりませんので、

実証実験はオーナーさんにお任せしたいと思います。

 

はい、で、幌ASSYを車体に戻します。

油圧ポンプの上に付いている白いものはオイルタンクです。

今回のようにシリンダーごと交換した場合、タンクにオイルを満杯まで補充したとしても量が全く足りません。

何度もオイルを補充しながら、油圧経路全体にオイルを行き渡らせていきます。

 

きちんと動作することを確認し、オイルを基準量まで補充したらカバーを閉めて完了。

水没対策としてここのカバーをコーキングで固定してしまうケースも散見されますが、

ここを開けられないとオイルの補充が出来なくなってしまいますので、あまりお勧めは致しません。

作業しているそばからビニルくずが落ちてきますね。

こまめな掃除が欠かせません。

 

はい、幌も新品に張り替えて無事完了。

幌の張替、油圧ポンプ、シリンダー、ハーネスの交換で今回は40万弱かかってしまいました。

手動だったらこのような苦労はないのですが・・・

Z4でもグレードによっては手動のタイプもありますので、

故障が気になる方はそちらを選択してみるのもいいかもしれません。

もっとも、グレードはかなり限られてきてしまいますが。

 

それでは、また。

どうもこんばんは。

ご無沙汰しております。

 

今回は保険のお仕事をご紹介。

まずはこちらのR52型MINIコンバーチブル。

イタズラで幌を切られてしまったため、車両保険にて張替をさせて頂きました。

きちんと警察に被害届が出ている案件であれば、当方にて保険屋さんとのやりとりも対応させていただきます。

こちらの車両、オリジナルはブラックの幌でしたが、ブラウンの幌に張り替えました。

 

保険修理ですと本来は原状回復が原則なので元と同じ色でないとNGなのですが、

今回は、高額な純正品を使わず社外品で安く済ませますよ~、という条件で、

保険屋さんに色の変更を認めていただきました。

ただしこのあたりは保険屋さんにもよると思いますので、必ず対応していただけるとは限りません。

悪しからず、ご了承ください。

 

張替え中はこんな感じです。

 

また、保険修理とは別でボディ磨き・コーティングもご依頼いただきました。

 

背景もくっきり映り込みます。

 

この車両はそこまでではなかったですが、

MINIのウレタン製フェンダーは経年劣化で写真のような白い波状の模様が浮いてきてしまいます。

これもコーティングをすることで真っ黒ツヤツヤに戻すことが出来ますので見違えますよ。

 

はい、こちらも保険修理のザ・ビートル カブリオレ。

立体駐車場の上階から割れたガラスが降り注いできたとこのとで、

黄色テープを貼ってある部分にキズが入ってしまっております。

ボディだけでなく幌のリアガラスにも傷が入ってしまいまして、各部板金修理と幌交換を承りました。

当店では板金修理は承っておりませんが、提携工場にて対応可能ですので安心してお任せください。

 

今回は純正品にて張替をさせて頂きました。

畳くらいある巨大な箱で届きましたよ。

 

こちらもまた、保険とは別でボディ磨き・コーティングもさせて頂きました。

この塗装は欧州車としては比較的柔らかめで傷が入りやすいので、

一度ガラスコーティングをしておくと今後のお手入れが楽になると思います。

 

バッチリピカピカ。

 

映り込みもバッチリ。

 

黒い樹脂パーツもコーティングで黒々と輝きます。

 

はい、というわけで、元通りかそれ以上に綺麗になりました。

今回のケースではオーナーさん自身に過失はまったくありませんので、やはり完璧に直したいですよね。

 

 

今回はちょっと短めに、ここでお終い。

短めで、なるべく頻繁に更新していきたいと思います。

それでは、また。

どうもこんにちは。

今年の花粉はなかなかすごいですねぇ。

せっかく洗車をしても、半日も経てばあっというまに花粉だらけです。

 

はい、それでは色々やりましたので色々ご紹介して参りましょう。

 

まずこちらはフィアット・バルケッタ。

スクリーンが劣化して後方視界ゼロでしたが、スッキリクリアになりました。

生地はStayfast生地のダークブラウンです。

 

こちらのNCロードスターもダークブラウン。

純正のタンよりだいぶ暗くなりますが、とてもいい色ですよ。

 

こちらは赤のNBロードスターにダークブルーの幌。

 

洗車して1日経ったらもうこんなです。

これ基本的に全部花粉ですからね、恐ろしい。

 

こちらは幌交換+ボディ磨きコーティングのマスタング。

 

正直、塗装の状態はあまり良くはありませんでしたが、とても綺麗になりましたよ。

多少クリアが剥げてようがブリスターが出てようが、磨くとホントに見違えるんですよね。

細かい部分の粗よりも、まずは全体の印象が大事なんだなと実感します。

 

ホイールもほぼ新品のようになりました。

 

ボンネットのエアスクープは実はダミーで、完全に塞がっております。

グレードによっては空いていたりするのでしょうかね。

 

ボディサイドのここもダミーです。

でも、こういうの好きですよ。

だって穴が空いてたら(塞がってるけど)カッコいいじゃないですか。

男のロマンです。

 

 

こちらの車両は何かわかりますか?

フェラーリ308GTB?っぽく見えますが、違います、208GTBターボです。

本国イタリアでは2000ccを超えると税金が高くなる!

ということで登場したのが1991ccのエンジンを積んだ208系なわけですが、

フェラーリを買うような人間がそんなこと気にするのか?

どのくらい変わるのかと色々調べてみると、新車購入時の付加価値税が18%から38%に上がるんだそうです

ふむ、20%UPは確かに高いかもしれませんねぇ。

 

さて、こちらの208GTBターボ、見た目は308とほぼ一緒ですが、

308と比較してサイドのNACAダクトが一つ多いのです。

というわけで、穴好きの私としては208GTBは非常に魅力的に映るわけであります。

それにしても、2LのV8エンジンってすごいですよね、どんだけシリンダー小さいんだ?って感じです。

 

バブル期に登場した三菱の6A10型エンジンは、当時世界最小のV型6気筒と言われたようですが、

それでも1597ccで6気筒なので、1気筒あたり266cc 。

それに対して208GTBターボのエンジンは1991ccで8気筒なので、

1気筒あたりたったの249ccしかありません。

最近の軽は3気筒が主流ですから、1気筒あたりでいうと220cc。

それより一回り大きい程度のシリンダーを8個も並べたエンジンが、

天下のフェラーリに載っているなんて、なかなか興味深いですよね。

 

はい、話が逸れましたが、こちらは磨きコーティングをご依頼いただいたS2000。

数年前に当店で幌交換をさせて頂いたお客様です。

 

普段ボディカバーをかけているせいもあってか、幌はとてもきれいな状態でした。

ボディのほうもかなり綺麗でして、正直磨いてもあんまり変わらないかも??と思いましたが、

やはり磨いて艶が出るとより美しく仕上がりますね。

オーナーさんにもとても喜んでいただけました。

 

こちらはBWW・Z4。

お決まりの症状ですが、排水口の詰まりが原因で油圧ポンプが水没して、

幌の電動開閉が不動となってしまっておりました。

というわけでポンプユニットASSYの入荷待ち。

ホントに何を考えているのか全く信じがたいのですが、幌の排水マスの中にポンプがあるんですよ?

声を大にして言いたい!!

お前!バカだろ!!と。

ほんと大バカ者ですよこの設計をしたヤツは。

一応プラスチックのカバーで覆われてはいますが、そういう問題じゃないだろ!

このバカな設計のせいで、オーナーさんポンプ交換2回目ですよ。

いくら走行に関係ないとはいえ、こんなのリコールものだろ、と思います。

しかも部品は約10万円と高額だし、さらに幌を骨組ごと全部外さないと交換出来ないという整備性の悪さ。

世界中のZ4オーナーさん、もっと怒っていいと思いますねこれは。

とりあえず私が代わりに怒っておきます。

 

ちなみに、詰まりの主原因はこれです。

このヘッドライナーから剥がれたビニールが排水口に詰まって水が流れなくなり、

結果としてポンプユニットが水没してしまうわけですね。

 

はい、こちらは代車のフィアット・プントエヴォと入れ替わりで入ってきたフィアット・500(チンクエチェント)です。

少々薄汚れた状態でしたが、磨きとコーティングでバッチリ綺麗になりました。

 

なんだかヨーロピアンコンパクトの専門店みたいになってきました。

 

新旧ビートルもいますよ。

 

エンブレムは退色してしまっていたので全て新品交換しました。

私はこういうのが気になって全部交換してしまうので、中古車屋をやってもたぶん儲かりません。

 

こういう風に劣化するのですね。

 

はい、こちらは店長の足車、MINI用のホイールです。

缶スプレーで自家塗装しました。

古いタイヤはどうせ捨ててしまうのでそのまま塗っちゃいました。

よく見ると、いや、よく見なくても粗がありますが、まぁDIYは気持ちが大事!

 

なんとMINI君、意外や意外、新旧タイヤ合計8本をいっぺんに積めてしまいました。

ちっこいくせになかなか優秀ですねぇ。

普通ワゴン車でもなければ自車のタイヤ8本も積めませんよ。

すぐ近所にタイヤ屋さんがあるので、そこに持ち込んで組み付けをしてもらいます。

 

というわけで出来上がり!

 

ふむ、概ねイメージ通りに完成したように思います。

 

こうなると今度はルーフキャリアが欲しくなってきました。

鉄でできたようなクラシックなやつが。

 

ホイールキャップの向きと文字の位置が合うように指定して組付けてもらいました。

ですが、ウェイトが外側にドーンとついてくるのは想定外でしたね。

まぁいいや、これも味わい。

 

 

もちろんこちらの車両も磨きコーティングを施してあるのでピッカピカです。

 

で、タイヤのその後、2週間くらいたちましたかね。

どうしてもタイヤの色を吸ってしまうというか、茶色っぽくなってしまいますねぇ。

まぁ馴染んできていい感じということにしておきましょう。

 

こっちは、どこかに擦ったのか、早速消えてきてしまいました。。

ま、本人以外いちいち見ていないので気にしない!

 

というわけで少々長くなりましたがこれにておしまい。

それでは、また。

どうもこんばんは。

 

まずはこちら、BMW・1シリーズ カブリオレ(E88)

以前幌交換させていただいたお客様の2シリーズに付いていた美品中古の幌を、

今回こちらの1シリーズに移植いたしました。

基本的な構造は同じなので特に問題なく付きますが、

細かい部分のワイヤーの引き回しなどが違いますので、ある程度の加工は必要となります。

 

以前の別の車両でもそうだったのですが、この車種は熱線用配線の取り回しが悪く、

開閉時に骨組みに挟まれて断線してしまっておりました。

下手に繋ぎなおしてショートして、車両火災になってもいけないので、

オーナーさんには、元々の構造的欠陥であることを説明し、熱線は使用しないようお願いしておきました。

 

 

こちらは986ボクスターの後期型。

生地はStayfastのパシフィックブルーです。

目が覚めるような青さですね!

ちなみにこちらの車両は、このあとブラックに塗り替える予定とのことでした。

 

この986ボクスター後期の幌も構造的欠陥がありまして、、、

 

この骨組に付いている謎の突起が、幌を開けた時に幌布を突き破ってしまうのです。

何のために付いているのかイマイチ意図が分からないのですが、

とにかくこいつが幌を突き破ってしまうことだけは明白です。

というわけで、こいつは撤去してしまいましょう。

何かの役に立っているのだとしても、穴が開いてしまうくらいなら無いほうがマシです。

ネジ一本で止めてあるだけなので簡単に取れますよ。

 

はい、続いてこちらは、

エリーゼを手放してしまい、足が無くなってしまったわたくし店長の新たな足車、

BMW・MINI(R56)でございます。

もしかしたらたまに代車で登場することもあるかもしれません。

 

MINIはあまりにもそこら中に走り廻っているので、天邪鬼な私は敢えて手を出さずにいたのですが、

さすがBMWが本気で作っているだけあって、やっぱりいいですねぇ!

すっかり気に入ってしまいました。

このアイスブルーという色も、とてもビビビと来たのです。

さらに敢えて黒の鉄チンホイールにホワイトレタータイヤという、カスタマイズ。

ホワイトレターなんて今まで考えたこともありませんでしたが、

あれ?なんかこういうのもカッコイイじゃん!と、新たな方向性に目覚めてしまいまして、

よし!この山なしブリザックを捨てて、新たなホワイトレタータイヤを装着するぞ!と決意を新たにしたのであります。

 

が、ホワイトレタータイヤ、最初からホワイトレター仕様になっているものは、ほとんど市場に出回っておりません。

あってもごく一部のサイズだけであったり、SUV用であったり。

というわけで、一般乗用車用のタイヤの場合、ほとんどの方は自身で白く塗ってカスタマイズをするのです。

 

はい、では、ホワイトレター化するにあたり、どこのタイヤがいいのだろうか、と考えました。

 

一番定番ともいえるのは、

オフロード車用やマッスルカー用のホワイトレタータイヤを実際に製品化しているBFGoodrichですかね。

ただし、日本では一般的なサイズのタイヤは販売していないのです、残念ながら。

 

また、GOODYEARもバン・トラックサイズのホワイトレタータイヤを販売しております。

ハイエースなんかで履いているのをよく見かけますね。

羽根の付いたブーツのマークがなんともカッコいいです。

 

ブリヂストンの米国子会社、Firestoneもロゴがクラシカルでカッコいいのですが、

現在日本では販売しておりません。

ちょっと前まではあったみたいですけどね。

 

で、ブリヂストンやミシュランだとちょっとハイテク過ぎて、今回目指すイメージには合わないかな、と。

というか、高い!お金持ち専用タイヤと認識しております。

ピレリは比較的安くていいのですが、ロゴがタイヤに沿って丸くなっていないので却下。見栄えがしません。

 

と、あーでもない、こーでもないと何を選んだのかと言うと、

はい、コンチネンタルタイヤでございます。

このクラシカルな雰囲気のロゴと、お馬さんのマークがなかなかいい感じかなーと思いましてね。

MINIと同じ、ドイツのメーカーですし。

といってもこのコンフォートコンタクトCC6はマレーシア製でしたが。

意外と安かったのもよかったです。

スポーツコンタクトやプレミアムコンタクト等の大径サイズとなるとかなりお高いのですが、

MINI用の175/65R15サイズはとてもお買い得プライスでした。

 

ちなみに白く汚れているのは、ロゴ周りのワックスを洗い流したからです。

新品タイヤはこのワックスを除去しないと、インクが上手く乗りません。

 

はい、で、今回は、こちらのマッキーペイントマーカーのホワイトで塗っていきます。

タイヤ専用のずいぶんとお高い専用ペンも売っているようですが、評価がイマイチな感じでしたので、

今回は信頼と実績の国民的マーカー、マッキーを採用いたしました。

 

で、ガーっと一気に塗っていきます!!

はい、店長不器用か!と思いましたね?

めっちゃはみ出てますね、でもいいんです。

どんなに丁寧にやったところで、どうせはみ出ちゃうんです。

 

今回私が独自に編み出したこの方法はまさに逆転の発想。

あえて積極的にはみ出させていくスタイル。

はみ出るほどたっぷり塗って、文字の隅々までインクを行き渡らせるのです。

はみ出ているのもみっともないですが、塗り残しもみっともないのですよ。

 

はい、で、このはみ出ちゃったのをどうするかといいますと、、、

はい、こちらはコーティング剤塗布用のスポンジです。

コーティングを塗るときはグレーの柔らかい部分で塗っていくのですが、

今回は逆で、持ち手になっている硬いほう、ブルーの部分を使用していきますよ。

 

ブルーの部分にペーパータオルをかぶせましてですね、

 

ここに、アルコール系の脱脂洗浄剤をシュッとして染み込ませます。

 

で、このように、文字の周辺のはみ出たインクをふき取っていくのです。

コンチネンタルタイヤの場合は、文字の部分だけ凹んだデザインになっていますので、

硬いスポンジをあてがって拭いていくと、

凹んだ文字の部分はふき取られずに、はみ出た部分だけ上手い具合に除去できるのです。

そーっと撫でるようにふき取るのがコツです。

力を入れると文字の部分のインクまでふき取ってしまいますからね。

 

ほら!綺麗になりました!

 

でもまだムラがあるので、、、

強制的に乾燥させて、もう一度インクを塗り重ねていきます。

 

そして無事完成!

輪郭がくっきりした、遠目にはあたかも最初からそうであるかのような、

とてもクオリティの高いホワイトレター仕様に仕上げることが出来ました。

一般的にはメーカー名と、タイヤ銘柄まで塗るんですけどね、

ちょっと、とてもめんどくさいのでメーカーロゴだけで妥協しました。

 

はい、これをこのように履かせるわけですね。

どうなるでしょう、もしかしたらダサいかもしれませんが、やってみないと分かりませんからね。

なんせMINIはそこら中にうじゃうじゃ走っておりますので、

このように自分好みにカスタムして個性をアピールするのも一つの楽しみ方かと思います。

 

それでは、また。

こんばんは。

調子に乗って2夜連続更新。

 

はい、まずこちらはS2000。

Stayfastのブラックで張り替え。

 

こちらの車両、大変珍しいAV関係フルオプション装備車でございまして、

まずトランク内、左手に見えますのが純正CDチェンジャー、

右上がナビ本体、その下に納まるのがVICSユニットでございます。

 

さらに珍しいのが、わたくしも初めて見たのですが、リヤコンソール上部にMDチェンジャーが入っております。

というわけで、純正ナビ、VICSユニット、CDチェンジャーにMDチェンジャーのフルコンボに加えて、

あとなんだかスピーカーも、Gathers(ホンダの純正オーディオブランド)の、

特別仕様みたいのがついている感じでした。

いったいオプション全部でいくらしたのでしょうね、景気のいい買いっぷりです。

 

はい、こちらは左側の排水口。

ちらっと見えますかね、泥が詰まっていて完全にふさがってしまっています。

 

ちょっと水に流せる量じゃないので、とりあえず手を突っ込んで掻きだします。

ちょっと見た目がアレですね。

 

その後、棒や針金を突っ込んでどうにか詰まりの解消を試みますが、あまりに頑固でちっとも流れません。

エアーを吹き込んでみるものの、経路全体が詰まってしまっているため全く届かない!

というわけで、

余っていた長ーーいストローをつなぎ合わせて、

詰まりの奥に直接エアーを吹き込むためのスペシャルツールを作りました。

排水パイプの奥まで差し込んで、ブシューッと一発バッチリ解消!

無事流れるようになりました。

 

これ、コンビニで1リットルの紙パック飲料を買うと毎回くれるんですけどね、

1リットルパックをストローで飲む人いるか??と疑問に思いつつ、

いつか何かに使えるかもと思い取っておいたのです。

ついに役立ちました。

 

はい、続いてこちら、パンダ。

少々くたびれた状態もそれはそれでパンダらしく味わいがありましたが、

磨き&コーティングでバッチリピカピカに仕上がりました。

年式のせいもあってか塗膜の劣化もそれなりに進んでおりまして、

かなり慎重なポリッシングが必要だったようです。

 

前後左右、全てのガラスが完全にまっ平らなんですよね。

いかにもジウジアーロらしい直線基調のデザインと良くマッチしています。

 

樹脂部分も劣化してかなり白化していたのですが、コーティングにより黒さを取り戻しました。

 

パンダは樹脂部が多いので、黒くなるとだいぶ印象が良くなります。

 

一番傷みやすいボンネットもバッチリピカピカです。

 

磨き前のボンネットはこんな感じです。

 

ざっと半分だけ磨いたところ。

 

側面の磨き&コーティング前。

樹脂部の劣化にもご注目。

 

磨き&コーティング後。

樹脂部の白化、ムラも改善し、均一に真っ黒ツヤツヤになりました。

 

パンダはイタリア製大衆車の傑作とも言える存在で、しかもそれほど古くないのにもかかわらず、

既に色々と部品の入手が困難になっているんだそうです。

本国ではまだまだ大量に走っているでしょうに、みなさんどうやって維持しているのでしょう?

少々のことは気にしない!って感じなんですかね。

 

ちなみになんでパンダという名前なのかと言うと、最初のコンセプトモデルの段階で、

アイボリーのボディに黒い樹脂バンパーがくっ付いた様子がジャイアントパンダっぽかったので、

パンダという名前になったそうですよ。

 

はい、今日はこのへんで。

それでは、また。

こんばんは。

ここ数日温かくなってきたなーと思ったら、早速花粉が飛んでまりました。

これがなければ春は最高なんですけども。

 

はい、今回はまずこちら、NCロードスターですね。

幌はStayfastのボルドー。

こちらのNC、ホイールとリヤスポイラー、マフラー以外はノーマルなんだそうですが、

何だか妙にすっきりして見えるのです。

エンブレムがないのと、マフラーが一本出しだからじゃないですかー?

とオーナーさんはおっしゃってましたが、

このなんともすっきりしたまとまりのある佇まい、なかなかセンスがあるなぁと思いました。

 

こちらはNCの最初期型なので、レインレールも要交換。

このように、レインレール上部にテープで継ぎ接ぎがしてあるのが初期型になります。

おおよそメーカー純正品とは思えない、場当たり的な作りです。

 

一番肝心な部分がこのように劣化で曲がってしまっておりまして、雨漏りの危険が極大です。

レインレールは決して安くない部品ですが、後で交換するとなると非常に大変ですので、

当店では強く交換を薦めさせていただいております。

 

はい、こちらもNCロードスター。

後ろに同じバーコードが付いているのを見ると分かる通り、

最初にご紹介したNCのオーナーさんと、同じグループのお仲間だそうです。

シンプルな先ほどの車両とは打って変わって、非常に個性の強いカスタマイズとなっておりますね。

 

貼り替え前は、見ての通りかなり劣化が進行しておりました。

 

排水口も、左右とも完全に詰まっておりました。

周辺に広がる泥の跡が、かなり長い時間にわたって漏水していたことを伺わせます。

配線も色々ありますからね、少々危なっかしいです。

 

というわけで排水口のつまりを解消してお掃除。

これで当面は大丈夫でしょう。

 

こちらは作業中の1枚。

リヤの内張にどーしても外せない配線がくっ付いておりまして、

内張を車外に出すことが出来ないため、仕方なしに椅子の上に乗っけて作業しております。

 

 

こちらは何をしているかというと・・・

 

ガラスが微妙に幌に当たってしまうため、矢印の部分のボルトを緩めて、ガラスの上死点を調整しています。

このガラスのストッパーが前後に一か所ずつありますので、

ここを上げたり下げたりすることで、ガラスの位置を調整することが出来ます。

NA、NBも基本的に同じ構造です。

 

こちらはS2000。

オレンジのボディにホイールも黒なので、ここはやはり幌も黒でキマリですね。

 

フィアット・パンダも磨き終わっているのでご紹介しようと思いましたが、少々長くなってしまうのでこちらはまた今度。

同じイタリアのデザイン会社でも、ピンファリーナの場合は、イタリア語のdisegnoになっているのですが、

ジウジアーロの場合は英語でそのままdesignなのですね。

 

それでは、また。

こんにちは。

 

週末は千葉でも雪が降りました。

まぁMAXでもこの程度なので全然大したことはなかったのですが、

ガレージから出そうとしたマスタングはツルツル滑ってしまい大変でした。

やはりコンクリート舗装は雪に弱いですねぇ。

 

こちらのマスタングは幌交換でのお預かりでした。

純正ビニル幌のリアガラスが剥がれてしまったため、

社外品クロス生地の幌に交換しました。

 

こちらは磨きとコーティングを行ったシトロエン・DS3です。

ちなみにこちら、当店の代車です。

 

現在代車は今回のシトロエン・DS3と、、、

シトロエン・C4

 

フィアット・プントエヴォの3台体制で運用中です。

 

イタフラ車って、壊れるイメージがあるためか、中古市場での評価がやたらと低いんですよね。

というわけで、比較的状態のいい車両が安く手に入るので、もの好きにはお勧めです。

 

たいていは何かしら不具合が出てきて手放されるケースがいいので、

買った直後はそれなりに不具合もあるのですが、

一度バシッと整備してしまうとほんとに壊れませんよ。

お勧めです、イタフラ車。

 

ただし、プントエヴォはまともに走るようになるまで相当苦労しました。

デュアロジック、セレスピードなどのセミAT系はきちんと整備された車両を買わないとだめですね。

走行距離が少なかったとしても、バッチリ壊れます!

中古車市場で大量に出回っているFIAT500もほとんどデュアロジックですから、

見た目が可愛い!!なんて飛びついた方々は、ずいぶんと泣かされているのではないでしょうか。

 

C4もDS3も、シトロエンの車は、主に後ろのデザインのほうが好きです。

顔はあんまり好きじゃありません。

 

磨き前。

 

 

磨き後。

うーん、この写真だと違いが分かりにくいですね。

 

 

 

 こんな感じで奇麗になりました。

 

磨き前にフラッシュ撮影するとこのように傷がよく写るのですが、

 

磨き後はフラッシュを炊いても同じようには写せません。

どっちも屋外で同じように撮ってるんですけどね。

磨いて塗装面の反射率が上がったためか、

どうもカメラが、映りこんだ背景のほうに露出を合わせているのではないかと思います。

ここはトランク開口部のため傷が多く、磨いても消えないキズがたくさん残りました。

 

ホイールも、

 

綺麗になりました。

珍しいカラーリングですね。

 

このピラー部分は艶消しブラックのフィルムが貼ってあります。

 

 

こういう部分は磨けないので、洗浄してコーティングを塗り込みます。

だいぶ黒さが復活しましたが、残念ながらシミのようなものは完全にはなくなりませんでした。

 

黒はきれいに磨き上げると背景が良く映り込むので、目がチカチカします。

 

ボンネットもツヤツヤです。

 

ワイパー周りの樹脂部分も黒さが復活しますので、見栄えがいいですね。

 

今は初代フィアット・パンダを磨き中。

少々古い車なのでどうなるか・・・お楽しみに。

 

それでは、また。

おはようございます。

 

今回はソフトトップ車ではないのですが、

メルセデスベンツ・SLK(R171)の、バリオルーフ駆動用油圧シリンダー交換を行いました。

オープンカーの専門店を目指すものとして、油圧系統の修理は避けて通れません。

 

はい、というわけで、内装をバラしていきます。

 

このパネルの裏に油圧ポンプが隠れているのですが、なぜかやたらとボルトが多い。

パネル自体はペラッペラであまりボディ剛性に貢献しているとは思えなのですが、

これだけたくさんのボルトで固定すると、それなりに効いてくるのでしょうか。

もっともハニカム構造だって、ペラッペラの紙でも非常に強度がありますもんね。

 

これが油圧ポンプとコントロールバルブですね。

こんなちっこいポンプ一個でハードトップ全体を駆動するのですから、油圧のパワーは大したものです。

 

オイル漏れ対策をして本作業開始です。

ホースを外すとオイルがだらだら流れ落ちてきますし、

外した状態でシリンダーを動かすと水鉄砲みたいに噴出しますので要注意。

トップロックと左右のメインシリンダーはこの位置で止めておけば作業中一切動かさずに交換可能です。

ただし、エンジンキーをオフにすると油圧が抜けてバリオルーフが下がってしまうので、

前からバンドで引っ張って固定してあります。

 

今回不具合を起こしたのは、このトップロック用シリンダーです。

ピストン部分のシール不良でオイルが漏れ、室内に垂れてきてしまうという症状です。

漏れている量自体も結構なペースですので、開閉を繰り返すうちに作動油が不足し、

いずれ不動になってしまうと思われます。

 

はい、というわけで、シリンダーを交換していきます。

純正シリンダーは非常に高額ですので、今回はリビルドのシリンダーに交換していきます。

左が純正シリンダー、右がリビルドのシリンダーです。

純正は油圧ホースがカシメて固定してしまってありますので、ホースごと全部交換しなくてはなりません。

シリンダーだけ交換出来ればすぐ終わるのに、なんとめんどくさい構造。。

ちなみにリビルド品はカシメ部分を加工して、シリンダーだけ交換出来るように改良されております。

 

一気に全部外してしまうと配管ルートが分からなくなってしまうので、

一か所ずつしっかり確認しながらホースを引き回していきます。

このホースの引き回しをするために内装を撤去する必要があるため、

ばらしたついでに予防措置として、メインシリンダー左右2本、トランクリッド用シリンダー左右2本、

合計5本の油圧シリンダーを全交換させていただきました。

 

油圧ホースは複雑な可動部の間を縫うように通してありますので、

配管ルートを少しでも外れると動作時に挟まれて損傷してしまう可能性があります。

というわけで、完全に元通りに慎重に配管していく必要があります。

 

トランクリッドのシリンダーはトランク内の内張をはがすと出てきます。

ここの2本だけはシリンダーからホースを外すことが出来る構造になっていますので、

比較的簡単に交換することが可能です。

ここのホースを交換するには周辺部品を相当外さないと無理そうでしたので、

正直かなり安堵いたしました。

 

交換が終わったら作動油を入れて動作確認を行います。

シリンダーをすべて交換しておりますので、作動油を入れても入れてもどんどん吸い込まれていきます。

念入りにエア抜きをして、作動油が経路全体に行き渡ったことを確認したら、

タンクに作動油を規定量まで補充して作業完了です。

エアが噛んでいる場合、ブジュブジュ・・・と変な音がします。

作動油が不足した場合も同様の音がしていずれ動かなくなりますので、

普段から駆動時の動作音には耳を傾けておくことが大切です。

 

はい、というわけで、見た目は全く変わっておりませんが完成です。

当店では、油圧シリンダー、ホース、ポンプ、コントロールバルブまで、

全てリーズナブルなリビルド品にて修理対応させていただくことが可能です。

もちろん、怪しい品ではなく、専門の工場でリビルドされ、純正の弱点も改良された確かな製品です。

純正品で交換した場合30万円近くかかりますが、今回は15万円程度でおさまりました。

よほどマニアックな車種でない限りほとんどの車種で対応可能ですので、お気軽にご相談ください。

 

それでは、また。

どうもこんばんは。

昨日はとても暖かくて、

もうこのまま春が来ちゃうのかな??と思いましたが、

週末に向けてまたずいぶんと冷え込むみたいですね。

やはり春はもう少し先のようです。

 

はい、今回は、そう多くないSAAB 9-3がちょうど2台重なりましたのでご紹介させていただきます。

まずはこちら、後期型になるのでしょうか。シルバーの9-3カブリオレ。

元はブラックの幌でしたが、ダークブルーに変更。

9-3の幌は畳み方が奇麗で生地はそれほど傷まないのですが、

経年で生地そのものの劣化が進んでしまい、雨水が染み込んでくるようになってしまいます。

 

ちなみに私も以前これのイエローを短期間ですが所有しておりました。

私が乗っているときはノートラブルだったのですが、

嫁ぎ先では本領を発揮しだしたのか、色々主を困らせている模様です。

 

こちらはコーティングもご依頼いただきましたので、

元から綺麗ではありましたが、ご覧のようにさらにピッカピカに生まれ変わりました。

 

ホイールも新品同様。

 

汚れたヒンジ部も…

 

余分なグリスを落としてピカピカに。

ちなみに、写真はビフォーアフターで左右が逆ですね。

もちろん両方とも綺麗にしましたよ。

 

ここも、やけに綺麗になりました。

隠れてて日差しが当たらない分、こういうところって塗装が傷まないんですよね。

だから汚れを落としたら新品みたいになりました。

 

汚れがちなロゴまわりも…

 

美しく。

SAABのロゴって、シンプルですけどエレガントですね。

 

黒樹脂部もより黒く。

こういうところが黒くなると見栄えがします。

 

この車の正式名称は「サーブ・9-3」で、数字の間にハイフンが入るのですが、

車体のロゴはデザインの都合からか、ハイフンの入らない「93」となっております。

ところがどっこい、サーブにはハイフンの入らない93という車種が別にありまして、

そちらは1956年から1960年にかけて製造されておりました。

というわけで間違える機会もそうそう無いかと思いますが、お間違いのなきようご注意ください。

 

はい、一方コチラは前期型の白の9-3。

こちらも幌交換とコーティングを合わせてご用命いただきました。

9-3の場合、ヘッドライナーのスポンジが加水分解でベタベタになってしまうため、

幌と合わせてヘッドライナーの交換も必須となります。

 

サーブと言えば3本スポークホイール。

しかしこれは9-3純正ではないはず。

たぶん9-5のを流用しているのではないかと思います。

違うかな?違ったら教えてください。

 

参考までに、9-3純正の3本スポークはこれです。

先ほどの物と比べると、まぁ個性が強くサーブらしくはありますが、

個人的にはちょっと古臭く見えるように感じたわけであります。

 

というわけで、私は近代的なコチラのホイールに変更しておりました。

これ、何だと思いますか?

実はオペル・ベクトラのホイールなのです。

サイズもPCD(110)もオフセットもピッタンコ。

さらにセンター穴の径まで同じでサーブのセンターキャップがそのまま入ってしまうという、

意外なメーカー同士の奇跡のコラボレーションなのでございました。

 

はい、話が逸れましたが、こちらの車両は先ほどの物よりも比較的汚れ、傷、変色が進んでおりました。

 

わかりますかね、塗装の艶がなくなり、色自体も汚れというより変色して黄ばんでしまっております。

 

というわけで、これを磨いていって・・・

 

ピカピカに。

塗膜がかなり劣化しているので磨きは注意が必要です。

 

先ほどのロゴもスッキリ爽快。

 

一番劣化の激しかったボンネットもツヤツヤです。

 

グリルはメッキの質がいいので、綺麗にすると見栄えがします。

 

ヘッドライト自体はガラス製なのか?ほとんど変色しないのですが、

このライト下のワイパー部分は汚れがとても溜まりやすいですので念入りに清掃します。

 

なんだか、後期型と若干書体が違うような・・・?

斜めから撮っているからそう見えるだけでしょうか。

 

はい、とても綺麗になりました。

 

続いてこちらはアウディの2代目TTロードスター。

いわゆる8J型というやつですね。

 

こちらの幌はフィッティングは良好で一発でバッチリ着いたのですが・・・

 

とにかく交換作業が大変でした!

とくにリア周りが、これどうやって外すの???というような構造でずいぶん苦労いたしました。

色々バラしていったら、あーこうなのかーと納得しましたが、これはたいへんな初見殺しですね。

製造工場ではどうやって付けているのだろうか・・・。

まぁ内装のないドンガラボディに乗っけていくぶんにはだいぶ楽なのでしょうかねぇ。

 

はい、というわけで今回はここまで。

それでは、また。

こんにちは。

今回は前回ご紹介した黒いEクラスの続きです。

 

丸四日くらいかかってしまいましたが、バッチリ綺麗になりました。

 

前回半分だけ磨いたのがこんな感じで、

 

全部磨き終わって、コーティングも終わり、こんな感じになりました。

 

爪跡だらけのノブ回り

 

深い傷は少し残りますが、ほぼ綺麗になりました。

ポリッシャーが入らない部分は手磨きとなります。

 

ウォッシャーの噴射部は特に汚れますね。

 

鏡にようにピッカピカになりました。

グリル部分もメッシュの一つ一つまで全て掃除してあります。

 

フロントグリル部は掃除がめんどくさいこともあってか特に汚れがたまりがちです。

 

細かい部分は綿棒でちょこちょこ掃除していきます。

 

大変美しくなりました。

Eクラスの場合、グリル部にスリーポインテッドスター(いわゆるベンツマーク)

が付かないスッキリしたマスクが伝統だったのですが、

現行型からは伝統を破り、ドドーンとでっかくくっ付くようになりました。

最近のメルセデスが押し出し感の強いデザインを採用しているのと、

レーダーセーフティのアンテナを内蔵させるのに、

あの丸いでっかいエンブレムがちょうどいい、というのもあるのかと思います。

 

汚れすぎて綺麗になりそうにないホイールも

 

ちゃんと綺麗になります。

 

細かい傷に目をつぶれば、ほぼ新品レベルになりました。

 

給油口周りはガソリンのたれ跡、小傷もちょこちょこありましたが、

 

バッチリピッカピカになりました。

ガソリンの垂れは塗装にダメージを与えますので気を付けましょう。

 

ボンネットに映りこむ空と木々が美しい。

 

メッキ部、金属部が綺麗になるとグッと魅力的になります。

 

が、悲しいかな黒ボディ、少し外に出しておいただけであっというまに土埃だらけに。。。

しかし、ご安心ください。

コーティングの効果により、これからは水洗いだけで充分綺麗になりますし、

洗車キズも付きにくくなっております。

大切な日のお出かけなど、ササッと洗車すれば、この美しさが再びよみがえります。

 

洗っても、ワックスをかけても、何をしてもイマイチ綺麗にならない・・・

全体的にくたびれてなんとなく愛着が無くなってしまった・・・

そんな方はぜひお気軽にご相談ください。

今より確実に、何倍も印象がよくなるはずです。

 

それでは、また。

こんにちは。

今年は長い日記を一気にドン!ではなく、

短い日記をちょこちょこ更新していくスタイルにしていきたいと思います。

 

はい、というわけで、今回はこちら。

W211型のEクラスです。

黒いボディへの磨き・コーティングの実績写真が欲しかったので、

知り合いの車屋さんから、半ば無理やり借りてきました!

 

個人的にはEクラスはこの型が一番好きですね。

(ベンツの割には)威圧感を感じさせない端正でクリーンなスタイル。

この型か、あとは、歴史的名車とも言えるW124型か、その二つが好きです。

 

なぜこの車両を借りてきたかと言うと、

まぁ知り合いなので借りやすいこともあったのですが、

水垢や洗車キズがですね、なかなか多めなのです。

実績写真としてはやはり、「これがこんなに綺麗になります!」みたいのが欲しいですからね。

担当Y君には、「わざわざ大変な車を持ってきて・・・・」と思われているかもしれませんが、

今こそ君の底力を見せてくれ!!ということで頑張ってもらいます。

 

ご覧のように、水垢と洗車キズのダブルパンチです。

業務用の比較的強力な洗剤で洗った後でこれですからね。

水垢がいかに頑固かがお分かりいただけるかと思います。

一度ついてしまったら普通に洗ってもまず取れません。

 

トランクも、リアガラスも、水垢たっぷりです。

 

こういうところも気になりますね。

ドアノブ回りは開閉時に爪が当たるので、特に傷が付きやすいポイントです。

 

欧州車なのでホイールも真っ黒です。

こういうデザイン、とてもカッコいいですけどね、

スポークが多いので普段のお手入れはなかなか面倒なところではあります。

 

ホイールは基本的にポリッシャーが入らないので、専用の洗剤で根気よく洗って綺麗にしていきます。

Y君の作業を見ていると、寒空の下、だいたい1本1時間くらいはかけて丁寧に洗っております。

この男は本当に手抜きをせずよく動きます。

近道せず、コツコツと確実にこなしていきます。

 

はい、というわけで、下準備が出来たらまずはボンネットから磨いていきます。

今回は差が分かりやすいように左右に分けて磨いてもらいました。

 

はい、水垢と洗車キズが取れて、スッキリ綺麗になりました。

 

背景も非常にくっきり映り込むようになりました。

 

細かい部分まで鏡のようにしっかり映り込んでおります。

ここからさらにコーティングを施していくことで、より強い輝きが出るようになります。

 

鏡といえばコチラのセンチュリー、Cピラーがやたら太くなっておりますよね。

これは後ろに座った要人の顔が外から見えにくいようにする目的もあるらしいのですが、

他にもう一つ、車から降りた要人がこのCピラー部に映った自分の姿を見て、

服装や髪に乱れがないかチェックする、という役割もあるんだそうです。

なるほど、そうなるとピッカピカの黒ボディが俄然威力を発揮するわけですね。

 

はい、というわけで1車種に絞って紹介してみたものの、結局いつもと同じような長さになってしまいました。

もうそういう性格なのですね、諦めましょう。

次回は今回の続きをご紹介して参りたいと思います。

 

それでは、また。

遅くなりましたが、新年あけましておめでとうございます。

今年こそは、今年こそは日記を頻繁に更新したい!

 

まずはこちら、BMWの2シリーズカブリオレ。

以前も申し上げましたが、基本的には1シリーズの幌とほぼ同じです。

が、細かい部分がちょこちょこ違うんですよね。

 

こういうところのケーブルの取り回しがちがったり・・・

 

このあたりもだいぶ違いますね。

というわけでそのままポン付けとはいかないので、

多少加工したり、部品を移植したり増設したり、といった作業が必要になります。

 

ちなみにこちらのオーナーさん、まだ新車で買ってから1年少々ですが、

どうしても純正では選べなかったブルーの幌に交換したい!ということで、

今回ほぼ新品同様状態からの幌交換となりました。

 

外した古い幌(古くないけど)はオーナーさんのご厚意により譲っていただきましたので、

もし1シリーズのガラス剥がれでお悩みの方がいらっしゃいましたら、格安にて提供させていただきます。

色はブラックシルバー、いわゆるアンソラジットというやつです。

我こそは!という方はお気軽にご相談ください。

 

こちらはBMW・Z3。

幌交換とボディ磨き・コーティングを同時にご依頼いただきました。

 

こちらの車両、正直塗装の劣化がかなり進んでおりまして、

場所によっては色褪せてピンク色、はたまたオレンジ色になっていたり、

写真のようなクリア浮き、クリア剥がれがかなり多く散見されたのですが、

磨いて艶が復活したことによって、遠目にはかなり印象が良くなりました。

 

そのうち全塗装するかもしれないけど、

全塗装は費用も掛かるし、とりあえず磨いたらどれくらい綺麗になるのか試してみたい!

そんな方はお気軽にご相談ください。

意外ときれいになって、ああ!当面はこれでいいじゃん!と思えるかもしれません。

 

こちらのNAロードスターも幌交換と磨きを同時に行いました。

ボディ塗装はVRリミテッドAではなく、S30型フェアレディZのマルーン色(ソリッド)に全塗装してあります。

幌はボルドーではなく、もう少し暗い、なんだったっけ・・・ダークレッドだったか。

 

担当のY君曰く、こちらの塗装は塗膜がひじょーーーーーに柔らかく、

磨くのが過去最高レベルで大変だったそうです。

どのくらい柔らかいかっていうと、指で触れただけで容易に傷がつくレベルです。

そのためウールバフではバフ自体で傷がついてしまうそうで、

より研磨力の弱いスポンジバフを軽く押し当てて、ゆーっくりゆっくり磨いたとのこと。

 

 

塗装のブリスターや気泡、割れなどがところどころ発生しておりましたが、

とりあえずなんとか見れるところまで仕上がりました。

この状態から硬度の高いガラスコートを施すことで、

従来よりも洗車キズなどに対する耐久性が増すことが期待できます。

 

こういうところも、簡単に外せる部品は外して洗浄します。

経年車だと爪折れの心配もありますので、あくまで安全に外せる範囲で。。。

 

サイドマーカーは比較的安全に取り外せる模様。

 

というわけで通常の倍くらい手間がかかりましたがなんとか仕上がりました!

担当Y君曰く、全塗装するときは仕上げにクリアを吹いてもらうことをお勧めします!とのこと。

それも欧州車で使うような、硬ーく硬化する塗料がいいそうです。

ただし、新車の塗装は高温で焼付を行っておりますので、

板金塗装の場合はなかなかそこまでの再現は難しいかとおもいます。

 

そして毎度おなじみ、ホイール洗浄。

ホイールは毎回このように期待を上回る綺麗さに仕上がります。

オーナーさんも喜んでおられました。

BBSのメッシュって、めちゃくちゃ手入れ大変ですしね。

 

こちらも幌交換と磨き作業。

さらにオプションのガラス磨きとヘッドライト磨きもご依頼いただきました。

 

明るい色なので元々傷は目立ちにくいのですが、それでもこういうところが綺麗になるとだいぶ印象がよくなります。

 

鍵穴まわりも汚れがたまりやすいポイントです。

 

こちらは磨き前のヘッドライト。

 

磨き後。

残念ながら素材自体の劣化や内側の曇りもあり、完璧にクリア!とはいきませんでしたが、

かなり印象はよくなったのではないかと思います。

 

これはフロントフェンダーショルダー部の色褪せ。

磨いたらきれいになるかなーと思いましたが、

クリア層のさらに下で劣化が発生している模様で、

残念ながらこのクスミを消すことは出来ませんでした。

フェンダーのショルダー部って、どうしても劣化が早いんですよね。

面が水平に近く日差しの影響が大きいのと、

あとは塗装後の塗料が下のほうに流れてしまうためか、

塗膜が薄い傾向にあるような気がします。

 

こちらはNCロードスター。

水垢が非常に頑固に固着している状態でして、

とりあえず簡単に半分だけ磨いてみた状態です。

洗車した直後でこれですからね、

いかに水垢が美観に影響を及ぼすか、よくお分かりいただけるかと思います。

 

 

このように、磨き前と後では一目瞭然ですね。

 

こちらはST202C型のセリカ。

セリカ3世代連続幌交換の最後の仕事でしたが、ひじょーに大変でした。

一発で決まるときもあるんですけどねぇ。

今回は全く決まらず、付けたり外したり。

 

この4つ目のセリカ、WRCのイメージもあって当時憧れましたねぇ。

カストロールカラーのセリカがかっこいいんですよ。

最近のWRCカーは軒並みハッチバックになりましたけど、

やはりこういうクーペとか、普通っぽいセダンがかっ飛ばすほうがなんとなくカッコいいような気がいたします。

まぁただの懐古主義でしょうけども。

 

 

こちらはR57型のMINI。

 

なんか電動開閉が動かないなーと思ったら。。。

 

このトランクカバーのサイドにあるアームがスイッチを押している状態じゃないと幌が動かないのですが、

こちらの車両ではこのアーム部分が脱落してしまっておりました。

MINIの場合、ここのスイッチが押されていることと、トンランクフードが閉まっていること、

その二つがクリアされていないと幌が動作しません。

あれ?動かないぞ?というときはこのあたりをチェックしてみてください。

 

 

 こちらは以前交換させていただいたニュービートル。

ガラス周りの視界がやけに良好。

 

 

それもそのはず、ガラスがなーい!

後ろに荷物があるのを忘れたまま開閉してしまい、パーン!と一発、粉々に割れてしまったそうです。

強化ガラスですからね、限界を超えるとガラス全体が砕け散ります。

 

オーナーさん、グリーンがとても気に入っていたので、同じ色で幌交換。

手動だったら障害物があればすぐ気づきますが、

電動幌は油圧パワーで無理やり開けてしまうのでどうしてもこういうトラブルが発生しがちですね。

過去にも何台か同様の事例がありました。

皆さんもどうぞお気を付けくださいませ。

 

それでは、また。

こんにちは。

すっかり寒くなってまいりましたね。

あんまり寒いものですから、シャッターを閉めて中に引きこもって作業しております。

そのため一見閉店しているかのように見えるかもしれませんが、

シャッターの中にはおりますので、ガシャガシャ叩いてみてください。

何卒宜しくお願い致します。

 

はい、というわけでお仕事のご紹介。

セリカのコンバーチブル(ST183C)です。

たしか前回はST162C型を紹介したかと思いますが、

さらに今回はこのあとST202C型も作業中ですので、

セリカコンバーチブルを3代にわたって作業するという、珍しい状況となっております。

そしてどれもASC社製の幌になりますので、作業はとても大変です。

 

はい、この顔のセリカですね。懐かしい。

まだこんなに程度のいいのが残っているんだ~というくらい、いい車両でした。

GT-FOURとかだと結構いじり倒されてしまうかもしれませんが、

この車両はスポーツ系のグレードではなかったので、

特にいじられるでもなく、原形をとどめたまま現在まで生き残れたのかもしれません。

 

こちらはR57型のMINI。

R52型よりシンプルになっているところもあれば、複雑になっているところもあり、

結局トータルの作業時間はどちらも同じような感じです。

 

こちらはZ34のロードスター。

このダークチェリー色は純正と同じカラーとなります。

 

丸っこいZ33の幌と比べると、後ろ部分がかなりまっすぐになっております。

ただ単にデザイン的なものなのか、それとも空力的にこのほうが有利なのか。

Z33の幌も開閉機構においてゴムバンドに頼っている部分がありましたが、

Z34も相変わらずゴムバンドに頼っているので、やはり途中で止まってしまうというエラーが頻発します。

 

はい、こちらはなんでしょう。

正解は、MR-Sベースのカセルタという車です。

幌だけは原形をとどめておりますが、それ以外は全てモディファイが加わっております。

この手の車両ではドアパネルはそのままというのが結構多いのですが、

こちらのカセルタでは、ドアハンドルも含め徹底的に変更されているというこだわりようです。

 

全体的にイタリアンな雰囲気を感じるデザインですね。

ヘッドライトもわざわざ作ったのでしょうか。

 

こちらの車両、残念ながら左側の防水シートが過去最高レベルで破れてしまっておりました。

でも、ここまで破れてもあまり雨漏りはしていなかったみたいで、わからないものですねぇ。

 

というわけで幌生地を張り付けて補修します。

特に下のほうは怪しいので、コーキングでがっつり固めておきました。

 

はい、一方こちらはノーマルのMR-S。

幌交換とコーティングを同時に実施させていただきました。

 

幌とボディがピカピカになると本当に見違えますので、予算がある方にはおススメです。

 

ヘッドライトもかなり黄ばんでおりましたがきれいになりました。

 

こちらは鉄粉取り粘土後の磨き前。

 

こちらが磨き後。

洗車キズなどはきれいになりましたが、残念ながらウォータースポットが酷く、

ところどころ数ミクロンでは済まない凹みが発生してしまっており、

そちらは除去することは出来ませんでした。

が、それはよくよく見れば、の話しであって、

全体的な印象は大いに向上したのではないかと思います。

 

それにしてもウォータースポットってのは、本当に厄介なんですよ。

一回ウォータースポットが出来上がると、その部分にいつも同じ形で水がたまるようになるので、

その部分ばっかりどんどん劣化してしまうのです。

 

なんでウォータースポットがいけないかというと、

まず、雨自体、色々な不純物がたくさん混じっているわけです。

それがボディに付着しますと、ボディに元々付いていた汚れも取り込んで、さらに濃い状態に。

そして、乾く過程でさらに濃縮され、

いよいよ最高濃度に濃縮された水分はいつもと同じウォータースポットに集結し・・・

そして、丸く盛り上がった水滴は太陽光線をレンズのように集め、

たくさんの不純物と高温により、塗装にジワリジワリとダメージを与えていく!!

ということなのであります。

 

というわけで、そもそもウォータースポットが付かないようにするためのコーティングが重要なわけです。

 

こちらはエンジンフード側。

 

きれいになりました。

 

 

こちらはとあるNCロードスター。

この部分、なぜか水がたまりやすいようで、うっすら錆が浮いていることはよくあるのですが、

こちらの車両では完全に朽ち果ててしまい、スクリューグロメットごと脱落してしまっておりました。

まぁ、とりあえず幌の取り付けには支障はないのですが、怖いですねぇ、こんなこともあるのですね。

気を付けようにも気を付けようがありませんので、まぁ保管状況と運次第といったところでしょうか。

 

こちらもとあるNCロードスター。

排水口が泥だらけ。

これでも一応何とかかろうじて流れてはいたのですが、幌交換ついでに清掃しておきましょう。

 

なかに入っているゴミ除けスポンジ。

ゴミ除け自体がゴミになってしまうという、非常に貴重な瞬間をとらえた写真です。

 

ゴッシゴッシと洗っていきます。

水が流れず溜まってしまっているのがわかりますね。

 

このような泥水が流れ出てきますよ。

 

綺麗になったら洗ったスポンジを戻して完了。

まぁ、今後5年くらいはとりあえず大丈夫なのではないでしょうか。

 

はい、こちらはいつもお世話になっている保険屋さんのBMW。

年式も古くないですのでそれほど酷くはなかったのですが・・・

 

鉄道のすぐ近くの駐車場に停めていることもあって、鉄粉が酷い状態です。

いつもスタンドの手洗い洗車を頼んでいるとのことですが、さすがに鉄粉は洗っただけでは取れません。

 

こういうところも、気になります。

 

というわけで、出来上がり。

5年落ち程度の車両ですと、よほどひどくない限りは新車のようにピカピカになりますよ。

ディーラーさんの屋外に展示されている新車よりもよほどきれいだと思います。

 

実車を見ても、写真の通りピッカピカです。

 

当店の磨きコーティングは、こういう細かいところに自信があります。

ぜひ、隙間や目地部分もじっくり覗き込んでみていただきたいです。

 

ホイールも得意分野です。

キズ以外はほぼピッカピカになります。

 

はい、というわけで、コーティングのほうも、年内もう少し空きがありますので、

ピッカピカの車で新年を迎えたい!という方は、お気軽にご相談いただければと思います。

 

それでは、また。

こんにちは。

だいぶ涼しくなってまいりましたが、いまいちパンチが足りない気がします。

11月ってこんなもんでしたっけ。

 

はい、それでまず幌交換のご紹介。

最近はなんだか珍しい車の入庫が増えている感じがします。

こちらは、分かりますか?FC型RX-7のカブリオレ、FC3Cってやつですね。

この車種は作業は初めてで、現車を見るのもこれで2台目です。

ちなみにクーペのほうはFC3Sですね。

 

 

FCの屋根は非常に凝った作りになっておりまして、

上の部分だけタルガトップのように外すことが出来る仕組みになっています。

ちょっと手間がかかるので普段はなかなか外さないかもしれせんが、

バブル期らしい凝った仕組みにはワクワクさせられます。

が、継ぎ目が多いため、雨仕舞は要注意。

シーリング増し増しで施工させていただきました。

特にタルガ部分の継ぎ目はどう考えても水入るだろこれ、という構造だったので厳重にシールします。

ちなみにガラスは再利用するタイプです。

 

ここらへんのプレートやビスはロードスターとほとんど同じ感じです。

やっぱり昔からこうなんだな~と感心。

 

でも、抜いてみるとビスの形状が全然違う。

とても珍しい形をしています。

車をいじる人なら分かると思いますが、この形状ってそうそうないですよね。

この手のネジ山だと、先端は平らなのが普通だと思います。

先がとがる場合はタッピングビスが多い…って、そんなことどうでもいいですね、はい。

 

はい、というわけでなんとか出来上がりました。

なかなか大変な車種でしたねこれは。

 

生地はStayfastのボルドーです。

構造的に、厚い生地はちょっと難しいような気がしますね。

 

こちらは超苦手なASC社系幌のシボレーカマロ。

だいぶコツが掴めてきて以前よりはスムーズに交換できるようになりましたが、

それでも基本は付けては外し、付けては外し、の繰り返し。

一番のコツは何かといえば、腐らずにひたすら付けては外しを繰り返すしかない!

 

あーこうすりゃいいんだな~という気付きも作業中はありますが、

作業が終わって三日もすればだいたい忘れてしまいます。

一応メモにも残しておくのですが、作業のコツを言葉に残すって難しいんですよね。

後日読み返しても、ん?なんのこと?って感じです。

ASC社の工場で毎日ひたすらこれを作っていればまだ違うんでしょうけどね。

 

こちらも同じくASC社製のセリカ・コンバーチブル。

完成写真は撮り忘れましたが、このあともうひと調整してかなりバッチリ張れました。

 

こちらのST162C型のセリカは、

幌後部に入った水がボディ内側の雨どいを流れていく構造になっているのですが、

残念なことに雨どい部分がかなり錆びてしまっておりました。

なんでかなーととりあえず掃除してみると、

錆のかたまりの下から完全に詰まった排水口が出てきました。

ここが詰まってしまったため、常に水がたまった状態になっていたようで、

このようにボロボロに錆びてしまったと思われます。

一応つまりを解消して水がたまらないようにしておきましたが、

当方板金屋ではないのでこれ以上はどうしようもありません。

幸いこの部分は車内から目視可能ですので、オーナーさんには点検、対処をお勧めしておきました。

 

こちらはゴルフ4カブリオレの前期型。

ガラス移植が必要なため少々手間がかかりますが、なんとか日帰りで対応させていただきました。

ちなみにお客様は東海方面の方です。

遠くからありがとうございました。

 

こちらはBMW・1シリーズカブリオレ(E88)

幌は基本的に2シリーズと共通です。

若干違う部分もありますが、ほぼ同じです。

1シリーズ専用のものは2シリーズには付きませんが、

2シリーズに対応しているものはどちらにも対応可能、という感じです。

上位互換ってやつですかね。

ちなみに色はTwillfastRPCのぺブルベージュです。

 

こちらのS2000は非常に珍しいボディカラー。

色名はなんだったか忘れましたが、限定カラーらしいです。

せっかくのオシャレなカラーなので、ブラウンの幌を組み合わせました。

 

はい、続きましてこちらはコーティング。

担当Y君はフェラーリはもちろん、

各種スーパーカー、クラシックカーまで色々経験がありますので、

高級車でも安心してご依頼ください。

某高級輸入車ディーラーの納車前磨き&コーティングもやっておりましたので、

古い車も新車もお手の物です。

 

距離も走っていませんし、基本車庫保管なので元々綺麗な状態でしたが、

それでもより輝きを増したのではないかと思います。

 

フェラーリの塗装は、パールの粒子が非常に細かい感じがします。

全体的にぽわーんとした印象の淡い光沢が感じられます。

そう、それはまさに真珠の輝き。

 

ちなみに、以前陸運局で新車登録をしにきているフェラーリのトレーラーを見たのですが、

ボディ全体にわたって、ここ傷、ここ凹み、ここ線キズ、とマスキングテープが貼ってありました。

4台くらい積んでありましたが、もれなく全体テープだらけ。

私からしたら、え?どれが?これ?という程度の傷ではあるのですが、

新車時でもあれだけ傷があって、納車前にはそれを全部直すらしく、

そうするとつまり、納車時点ですでに板金塗装歴有りになってしまうわけでありまして、

もうそれならいっそ塗らないで日本に持ってきてから好きなように塗ったらいいじゃん!

という感じがしないでもないわけであります。

最近はどうだかしりませんが、昔のフェラーリだとオリジナル塗装がイマイチなので、

日本に輸入してから一回全部剥がして塗りなおす、というオーナーさんもいらっしゃったみたいですね。

 

こちらは代車用のプントエヴォです。

代車だし、足車だし、適当でいいよーと1日で磨きとコーティングを仕上げました。

しかし、樹脂部分が黒くなると見違えますね。

 

ボンネットも、これだけきれいになれば御の字でしょう。

このように、なんでもかんでも徹底的にピッカピカに磨き上げるわけではなく、

ご要望に応じて仕上がり、予算を調整可能ですのでお気軽にご相談ください。

 

ちなみにわたくし店長は、ほどほどのクオリティで、

その代わり80点以上は常にキープしておきたいタイプです。

そのためには日々の洗車がかかせません。

やはり、どれだけ磨き上げたとしても、日々ほったらかしでは何の意味もありませんからね。

 

はい、その他作業風景。

ホイールはこうやってブラシを使って内側まで洗っていきます。

こういう5本スポークは洗いやすくていいですね。

 

ちょっと前のベンツのここ、汚れがたまりますよね。

こういうところもちょこまかと綺麗にしていくと見栄えがします。

ちなみにこれ、エアコンの外気導入口なのです。

だからウォッシャー液を噴射するとウォッシャー液のにおいが車内に充満します。

そのためか、ベンツの純正ウォッシャーっていい香りがついてるんですよね。

 

こういう、ボディパネルが回り込んでいる部分は、見えないところも綺麗にします。

 

はい、ピカピカになりました。

逆に、エンジンルームを洗うというのは、当店的にはあまり、というか全くお勧めしておりません。

とにかく電装部品だらけですからね、極力濡らしたりスチームを当てたりというのは避けるべきだと思います。

常日頃濡れタオルで拭いておけば、愛情は十分に伝わると思います。

 

それでは、また。