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2017年11月02日

ご無沙汰しております。

店長日記はだいたいいつも、ご無沙汰しております。

 

こちらはゴルフIVのカブリオレ。

幌は持込品です。

この手のリアフレームを引っ張り出す構造の場合は、養生がとても重要。

フィルムを貼って、毛布をかぶせて、さらにスポンジ状のマットを載せています。

このマットは非常にいいですね、

毛布ほどの柔軟性はありませんが、

耐貫通性と、隙間確保の面では非常に有効です。

 

フレームの先っぽはエッジが効いているのでこちらもタオルでぐるぐる巻きに。

左右どっちかを作業していると反対側への意識がおろそかになりがちですが、

ここまで防御しておけば少々のことではへっちゃらです。

 

こちらはアウディTT。

TTの場合はうしろのストッパーを外すのに少しだけ引っ張り出す必要があります。

このストッパーさえなければ、だいぶ楽なんですけどねぇ。

ちなみに写真の黒い布テープは厚みと粘りがあり、なかなか防御力が高いのですが、

ボディに直接貼るには少々粘着力が強すぎるので、養生テープを貼った上から2重に貼っています。

残念ながらゴルフもアウディも、完成写真は撮り忘れました。

 

こちらは、なんだっけ、ベントレーコンチネンタルGTCです。

ケーブルの取り回しが複雑なので、記録用に撮った写真です。

特に面白みはありません。

 

こちらもまた完成写真は撮り忘れました。

せっかく初めてコンチネンタルGTCの張替をしたのに・・・

 

こちらは幌メーカー提供の参考写真。

 

さて、GTCの幌を制作するには現車の純正幌を外してまず幌メーカーに送らないといけません。

なぜなら、ガラスや各種アタッチメントを純正幌から移植する必要があるからです。

そうなると預かりが非常に長くなってしまいます。

早くても2~3週間はかかります。

大変ですね。

こちらとしても置く場所がないので大変です。

 

が、現在当店ではGTCの純正中古幌を手元に1つ確保しております。

ということはどういうことかと言いますと、

現車の幌を外して送らなくても、在庫の中古幌を送って幌を作成してもらえるので、

預かり期間が短くて済む、ということなのであります。

交換作業は2~3日あれば終わります。

これならば、だいぶ楽ですね。

また、純正のガラスを再利用するので、バッチリベントレーのロゴも入っております。

せっかくの高級車ですからね、そのほうがより価値があると言えるでしょう。

 

ちなみに、交換時に外した純正幌は、またどこかの誰かの幌に再利用されます。

まわるまわるよ、幌はまわる。

 

なお、費用は・・・残念ながら、ということもないのですが50万円くらいかかります。

特別複雑なわけでもないのですが、数の出ない高級車ですから仕方ないですね。

メーカーもボランティアではありませんから、開発費をきちんと回収しなければなりません。

それでも純正に比べたらだいぶリーズナブルですし。

 

構造的には同じカルマン社製のアウディA4とかなり似ています。

弱点までそのまま同じで、ガラスは剥がれるし、前後の接合部も剥がれるし。

高級車といえどもそのあたりは容赦ありません。

こないだ見たA5カブリオレもやはりバッチリガラスが剥がれておりました。

伝統は着実に受け継がれております。

 

で、こちらはうちのアウディA4のフロントロックモーター。

段々動きが悪くなってきて、ついにまったく動かなくなってしまったので交換です。

触るとかなりの熱を持っており、恐らく内部でショートしているのではないかと思われます。

部品代で3万ちょっとかかりましたが、モーター単体で出るのでまだいいですね。

交換後は当然動くようになりましたし、以前よりもかなり高速に、そして力強く動くようになりました。

 

こちらは古いほうのモーター。

欧州車ではおなじみのValeo社製ですね。

 

で、こっちが新品の純正モーター。

なんと、日本メーカーの日本電産製に代わっております。

すごい!欧州市場においてValeoを押しのけて純正採用されるなんて!

と思ったら、Valeoのモーター部門を日本電産が買収したのだそうです。

買収額は220億円とのことですから、Valeoの規模からしたらかなりの小規模事業。

きっとお荷物部門だったのかもしれませんね。

 

はい、続いてこちらは987ボクスター。

いたずらで幌に何か薬品をかけられてしまったそうで、

某染色スプレーで着色を試みたものの、

ちっとも奇麗に染まらないし本数はやたらと必要だし、にっちもさっちもいかない!

ということで張り替えをご依頼いただきました。

 

また、幌を開けたきり閉まらない、ということでそちらも点検。

幌を動かすロッドのボールジョイント部が左右両方とも割れていたので交換しました。

こちらの部品はたくさん在庫を置いておりますのですぐに交換対応が可能です。

お気軽にご相談ください。

 

参考までに、これをハメるときの注意点ですが、

ギューッと押し込んで、なんとなく入ったかな?という時点ではまだきちんと嵌まっていません。

きちんと入った場合、必ず大きな「パコン!!」という音がします。

このジョイントがある部分はスペースが狭いこともあり、手で押し込もうにも上手く力が掛けられません。

工具をテコのように上手く使ってどうにかこうにか押し込みましょう。

こんなの無理だ!と思うほど硬いかもしれませんが、

パコン!と嵌まったときの快感は筆舌に尽くしがたいものがあります。

 

 

で、出来上がり。

久しぶりに撮りました、完成写真。

 

奥は張り替えたボクスター。

手前は十数年使い古したZ3。

同じボルドーですが、やはりだいぶ色褪せておりますね。

 

 

こちらは別のボクスター。

やはり同じジョイント部分にトラブル。

こちらの場合プラスチック部品は割れておりませんでしたが、

写真のボール部分が右側だけ脱落して行方不明。

 

あれ~、こまったな、どこか隙間に落ちてしまったのかなぁ、と探していると、

奥のほうに何か光るものを発見。

キミ、光るものがあるね。

 

というわけで、無事ボール部分とナットを回収。

良かったです、変な隙間に落っこちてなくて。

でも、片方のヒンジが紛失していても、もう片方だけで開閉機構はちゃんと動作しておりました。

幌の動作は以前紹介したワイヤーで動かしているんですけどね。

片側が壊れて、残りのもう一方に全荷重が集中してもちゃんと動くなんて、

なかなかガッツがあるなぁと思いました。

ただ、ずっと放置するといずれワイヤー破損につながると思いますので、

定期的に点検して、早めの対策を心がけましょう。

 

こちらは2年前に張り替えさせていただいたS2000のたるみ修正。(修正後)

雨に濡れて、非常にしっとりとしたいい感じの質感になっております。

個人的には水玉コロコロよりもこっちのほうが好きです。

あまり開閉はされていないようで、擦れも全く見当たらず非常にきれいな状態でした。

 

こちらはマスタング。

タンの幌に交換いたしました。

フォードは残念ながら日本市場から撤退してしまったので、もう正規輸入車は買えません。

せっかく新型マスタングもいい感じのデザインに仕上がっているのに。。

 

シボレーはまだ細々と頑張っておりますので、

みなさん、新型カマロのコンバーチブル、買ってあげましょう。

すごくカッコいいですよ。

最近のアメ車はデザインも洒落ていますし、故障も減っているようです。

でも、高すぎです!

カマロ・コンバーチブルは税込6,026,400円のワングレードのみ。

いったいどれだけの人がこんなの買えるというのか。

米国では32,900ドルからです。

そのまま日本に持ってきて399万スタートくらいならまだ買おうかと思えるのに。

多少オプション付けたって500万あれば買えるでしょう。

それが、はい、車両本体600万円です!っ言われたら・・・・

売る気があるとは到底思えません。

シボレーはプレミアムブランドでもなかろうに。

まぁ、並行車を買うという手もありますが、

やはり正規輸入を任されたものとして、

もうちょっと頑張ってくれればいいのになぁと思います。

ほんとに。

 

それでは、また。

2017年09月27日

こんばんは。

今回はエリーゼ乗りの方のための情報発信が主体です。

興味のない方は適当に読み飛ばしてくださいませ。

 

まずですね、このたび、タイヤ交換をいたしました。

交換前のタイヤは、前オーナーさんが車検用に付けていた間に合わせのアジアンタイヤ。

前オーナーさんは普段は別のホイール&タイヤを使用しておりましたので、

この純正ホイールには車検用の最低限のタイヤが付いていたわけです。

 

さて、まずは前輪。

エリーゼの前輪は、175/55R16という、

一般的にはまず流通していない、実質エリーゼ専用サイズのタイヤとなっております。

このサイズは、謎のアジアンタイヤはさておき、

まともなスポーツタイヤとしては、ヨコハマのADVAN NEOVA AD07以外選択肢がありません。

 

ここを見てください。

LTS2の表記。

このLTSはLOTUSの意味。

つまり、ロータス専用にヨコハマタイヤが開発した、正真正銘の専用タイヤなのです。

ちなみに以前は単純にLTSだけでしたので、LTS2へと進化している模様です。

 

175/55というサイズはピュアスポーツカーとしてはかなり細いほうですが、

ロータスがわざわざこの中途半端なサイズを特注してまで純正指定したわけですから、

まずはこのタイヤでロータスが目指したハンドリングとやらを見せてもらおうかと思います。

 

 

続きまして後輪。

 

後輪は225/45R17という、ごく一般的に流通しているサイズです。

後輪についてもロータス純正指定のNEOVA AD07 LTSがあるにはあるのですが、

前輪と同じく専用タイヤのため非常に割高です。

どのくらいかというと1本で1万円以上高いです。

 

というわけで、後輪はNEOVA AD07の後継、AD08Rをチョイスしました。

こちらはロータス純正指定ではなく汎用品となりますが、

より新しい世代のタイヤとなっておりますので、グリップはより強化されている、はず。

ま、いずれにしても私はエリーゼの後輪を滑らすほど飛ばすことはまずありませんので、

ハンドリングにあまり影響しない後輪については安いほうで済ませました。

 

で、インプレッションですが、

公道最強レベルのスポーツタイヤなのに、メチャクチャ乗り心地がいいです!

エンジンが少々やかましいせいもあるかと思いますが、ノイズも全く気になりません。

元が安価なアジアンタイヤでしたので、より輝いて見えるのかもしれませんが。

 

グリップは・・・滑らすほど飛ばさないのでよく分かりません。

が、175というサイズのせいかハンドリングは非常に軽快で、

ほう、これがロータスの目指したハンドリングか!と納得できます。

サーキットに行かれるような方は前輪を205などに変更する場合が多いようですが、

街乗りだけでしたら175のほうが楽しめるのではないかと思います。

 

続いてマフラー。

最初は純正マフラーでいいかなと思っていたのですが、

純正はスポーティのスの字もない、あまりに静かなマフラーだったので、

以前お客さんのS2000に付いていて印象の良かったSACLAMに変更しました。

音質はガラガラと乾いた音と低音が混じった、ややバイクに近いような感じです。

 

面白いのは、マフラーを換えてから、

何故かアクセルオフでアフターファイアのような音が出るようになりました。

高回転まで回してからシフトチェンジすると、ポンッ!っと破裂音がします。

 

また、ギアを入れたままアクセルオフで転がっているときも、ポコッ…ポコポコッ…と音がします。

これが本当に火が出ているアフターファイアなのか、

それとも似たような音がしているだけなのかよくわかりませんが、

いかにもスポーツカーらしい音が出るようになりました。

 

ただ、住宅街では少々うるさいような気がしますので、

そろーりそろーり、静かに走るようにしています。

回さなければそこまで煩くはない、はず。

一応車検も通るレベルですので。

 

 

続きまして、箱の話。

ある日、軽バンの荷台いっぱいに乗っかった、この3個の箱が届きました。

これだけで荷台を完全占拠。

実質チャーター便状態です。

 

中身は・・・

毎度おなじみ、NCロードスター用レインレール。

 

平面的なサイズもデカすぎるし・・・

 

厚みに至っては3倍はあろうかというレベル。

商品保護のため?かと思いきや、特に緩衝材もなく、そのままポイッと突っ込んであるだけです。

おかげで箱の中でガッタガタです。

 

ネット注文でまとめ買いしたんですけどね、送料は無料なのですよ。

なのに、配達のおじさんがこれだけを荷台に積んで持ってきてくれたのが申し訳なくて・・・

おじさんはちゃんと適切な運賃をもらっているのだろうか?

個数・サイズにかかわらず、一山の荷物をあてがわれて、

はい、これ全部今日中に届けといてね!って感じの契約なのでしょうか?

もしそうであるならば、この空き箱のように軽い荷物を、

まとめて1か所に届けるってのは楽でいいかもしれませんが。

 

一方こちらはS2000の純正幌。

サイズ的な無駄もなく、また商品保護の観点から見ても完璧な梱包で、実に素晴らしい。

 

箱の中でずれないように、端部はご丁寧に紐で縛って固定してあります。

マツダも見習わないと!と言いたいところですが、

こちらのS2000純正幌を作っているのはマツダと関係の深い東洋シートです。

というわけで、梱包をどうするかは各部品サプライヤーの判断次第なのでしょう。

なにかと厳しい状況に置かれている昨今の運送業界ですから、

なるべく無駄のない梱包サイズにしてくれるといいなと思います。

 

Amazonなんかは、一時期の無駄にデカい梱包がだいぶ減ってきた気がします。

センサーが勝手にサイズを測って、最適な箱サイズを人間に指示するらしいですね。

端末に全部指示がでて、A列の棚のB段にある商品を持ってきてCサイズの箱に入れろ、という感じで。

この仕事は広ーーーーーい倉庫を1日中歩き回るなかなかタフな仕事らしいですが、

お給料はかなりいいそうですよ。

しかし、効率重視のAmazonのことですから、じきにロボットに置き換わるでしょう。

判断自体はもうすでにAIに置き換わっておりますので。

 

果たして近い将来、どれだけの仕事がロボット・AI に置き換わるのか。

幌交換は・・・・さすがにまさかロボットが幌を張るとは思えませんが。

技術的に可能だったとしても、幌張りロボットなんて複雑なもの作っても割に合わないでしょうし。

というわけで、私が引退するまでなんとか仕事があればいいんですけどね。

他のことも色々考えないといけない時が来るでしょう。

 

それでは、また。

2017年09月25日

どうもこんばんは。

一時期調子よく連続で更新してみたものの、やはり長続きしませんでした。

 

というわけで、一か月遅れのミーティング報告。

 

8月20日の朝9時半、集合場所の鹿野山九十九谷展望公園駐車場へ到着。

誰もおらん!

やはり、日記のみの適当過ぎる告知が災いしたのか。

しかも霧だらけで何も見えやしない。

眺望が売りなのに、これじゃ来ても意味がないですね。

 

段々霧が晴れてきたものの・・・・まだ景色を楽しむレベルではありません。

 

あまりに背景がシンプルなため、写真を撮るとちょっとそれっぽく見えます。

 

そうこうしているうちに、なんとか眺望を楽しめるレベルに霧が晴れてくれました。

ちなみにこの公園のある鹿野山は標高379m。

県内最高峰の愛宕山でも408mしかない日本一まっ平な県、千葉県においては、

これでも2番目の標高を誇る高山なのであります。

というわけで、眼下に見えている山々は、

長野あたりから見たら、もはや山というか丘レベルですね。

 

で、霧が晴れたころ、なんやかんやで私を含め5台の車が集まり、

なんとかミーティングの体裁を保つことが出来ました。

 

なんのイベントもない旨を事前告知させていただいたせいか、

オーナーさん、それぞれ自由におしゃべりして楽しんでくださっております。

そう、これこそ私の目指したゆるゆる具合。

ゆるい方達が集まって下さり、感無量です。

 

戦隊モノっぽく。

左から順に、

・ポルシェ911カレラ2 (964)

・BMW・328iカブリオレ (E36)

・ユーノス・ロードスター(NA)

・ロータス・エリーゼ

・BMW・Z4 35is

だったかな、たぶん。

なかなか個性豊かな面々が集まりました。

ちなみに路面のグルグル回ったような跡は我々ではありませんよ。

ゆるゆるミーティング参加者はそういう粗暴な真似は致しません。

何故なら、ゆるいから。

 

このあとは全員で食事に行きまして、解散となりました。

拘束時間もほどほどで、なかなかいい感じのゆるゆる具合でありました。

次回はアクアラインを渡って神奈川方面で開催予定です。

神奈川は結構お客さんが多いんですよ。

また詳細が決まりましたら告知させていただきます。

たぶん、10月末くらいの予定です。

 

こちらは同じカラーリングのS2000とエリーゼ。

黄色大好きなんですよね、特に黄色と黒の組み合わせはたまりません。

 

地面が斜めになっているせいもありますが、S2000と比べてもかなりペッチャンコです。

ちなみにエリーゼやフェラーリ、ランボルギーニのようなペッチャンコ系の車のヘッドライトが縦長なのは、

ヘッドライトレンズの最低高さが法律で定められているからという理由もあります。

高さを稼ぐために、どうしても後方へ引き延ばさざるを得ないわけですね。

また、高い位置にあるヘッドライトを少しでも下に見せようと、下にも伸びる。

結果、縦長になる。

 

 

先ほどの集合写真のヘッドライト位置を直線で結んでみました。

こうしてみると、カエルのように目が飛び出した印象のポルシェも、決して高くはありません。

リアエンジンでノーズが低いため、どうしても目だけが飛び出した印象になるのですね。

 

エリーゼは縦長のライトの一番上がロービームになっており、

その下にハイビームと、別体でウィンカーを付けて、全体の印象を下げる工夫をしているようです。

 

ロードスターの場合、リトラクタブルヘッドライトが展開すると、

規定の下限よりもだいぶ上な印象になりそうです。

だから目玉がぴょこんと飛び出した妙にカワイイ感じになるのかもしれませんね。

 

 

はい次、

こちらのS2000は、妙に幌がツヤツヤだと思いませんか?

 

なぜなら生地が最高級のGermanA5だからです。

だいぶ高くなってしまいますが、やはり緻密なディテールでいいですねぇ。

 

こちらはバルケッタ。

青って結構幌の組み合わせが難しいです。

車の雰囲気にもよりますが、ブルーやブラック、タン系が無難でしょうか。

 

こちらは青に黄色に黄緑に。

黄緑のMR-Sはすごくアマガエルっぽくて好きです。

アマガエル好きなんですよ。

 

このZ3二台はたたまたま同じ色です。

後ろのZ3は黒幌に交換済、前はこの後ダークブルーに交換しました。

 

こちらはだいぶお預かりが長引いてしまっていた280SL。

最初の幌が、どれだけ頑張っても、どう考えても、物理的に無理だろう、

というくらい寸足らずで、別メーカー製の幌にて再取付させていただきました。

結果は、非常にあっさり取付完了。

オーナーさんにも大変ご迷惑をおかけしてしまいました。

 

じゃあ、もしかして、あれも?

ということで、いつも苦労しまくりのR129も同じメーカー製のものに変更。

これまたビックリするくらい、一発でバッチリ決まりました。

今までの苦労は何だったんだ・・・

しかしまぁ、全て自分の未熟さのせいだ!と悩んでいたことが、

幌のせいだったことが判明いたしましたので、非常にすっきり致しました。

 

念のため言っておきますが、

こっちのメーカーは良くて、こっちのメーカーは全部ダメ!ということはありません。

車でもそうですね、同じメーカーでも、名車もあれば、珍車もあります。

現在3社の仕入れ先を確保しておりますので、

車種ごとに最適な幌をご案内できるようにして参りたいと思います。

値段のバランスもありますしね、上記R129の幌はすごく高いのです...。

 

こちらはポルシェ911(997型)カブリオレ。

生地はTwillfastIIのブラウン。

大変上品に仕上がりました。

 

こちらはフォルクスワーゲン祭り。

 

こちらのビートルはボルドー。

 

こちらは確かGermanA5のスペースグレー。

若干紫がかったようなグレーです。

 

こちらのゴルフはえーと、確かGermanClassicのブラウンでしたかね。

 

全塗装中のためバンパーが外されており、非常にかわいらしいスタイリングになっております。

このころの車はバンパーを外していてもちゃんとデザインが成り立ちますね。

バンパーがあくまでボディとは別の衝撃吸収部品であることがよく分かります。

 

ちなみにこちらのゴルフのオーナーさんのもう一台の愛車が、これだ!

一応、ビートルです!

 

が、もはや何が何だか、非常にぶっ飛んだスタイリングとなっております。

アメリカで制作されたカスタムカーなんですって。

さすが、自由でいいですね~。

 

ワイパーなんて、これ役に立つのか?ってくらい小さいです。

これがぴょこぴょこ動いているところを想像すると微笑ましいですね。

 

内装もしっかり作りこまれています。

ドアの隙間から外が見えるのはご愛敬。

もう、そんなことはどうでもいいくらいのインパクトと存在価値があります、この車両には。

 

はい、というわけで、これにて終了。

ありがとうございました。

2017年08月05日

こんにちは。

 

今回はまずこちらから。

BMW・6シリーズカブリオレ(E64)の最高峰、M6です。

長すぎてこの位置からだと全体が写せませんでした。

エンジンはなんとなーくV8かなと思っていたら、V型10気筒、4,999cc、507psでした。

そういえば標準でも645iや650iだとV8ですもんね。

うーん、さすがMモデル、モンスター級エンジンです。

 

で、オーナーさんがどうにも気に入らなかったこちらの幌、

元はおそらくバサルトグレーのはずなのですが、

なぜか微妙に緑がかったような色になってしまっております。

スポーティなM6なのに、この微妙な苔むしたような色では確かに少々残念な感じです。

ちなみに濃くなっている部分は単に濡れているだけです。

作業前にざっとボディだけ洗車したので。

 

で、こちらを内装と同じボルドーの幌に張り替えるのですが、

相変わらず一発ではちっとも奇麗に張れません。

DIYなんかでやったら間違いなく死にます、この車種だけは手を出さないようにしましょう。

もちろん、純正品ならばもっと簡単なのでしょうけど、幌単体で40万円以上しますし、

そもそも黒かグレーしか選択肢がありません。

 

少しずつ調整していきます。

だいぶ伸びてまいりました。

 

この後ろの部分は本来幌の端っこのプレートを骨組みの溝に突っ込んで終わりなのですが、

ビックリするくらい、全く、これっぽっちも合いません。

というわけでプレートは取り去って、張り具合を見ながら微調整していきます。

 

はい、どうにかこうにか出来上がりました。

やはりせっかくのM6ですから、このくらいスポーティーなほうが似合いますね。

 

一応、この社外品の幌が持つポテンシャルは最大限引き出せたのではないかと思います。

布全体としてはまぁ悪くないんですけどね、端部の固定部分が合っていないのかなという印象です。

というわけで、自分のところでの取付以外、幌単体での販売は出来ません。

こんなもん張れるか!とクレーム間違いなしです。

先日も、別の代理店さんのところで購入した同じ幌の取付サポートで、

仲間の幌屋さんのところへ手伝いに行ってきました。

プロの幌屋さんでも、この車種、というかこの幌に慣れていないと非常に難しいと思います。

 

 

続きましてこちらはBMW・MINIコンバーチブル(R52型)です。

幌を開けた時、先端がロールバーと干渉してしまい・・・・

 

生地がすり減って穴が開いてしまったので直せませんか?とのご相談です。

 

本来はこのように少し隙間が空いていなければなりません。

 

原因を探っていくと、レールに沿ってスライドする矢印部分の隙間が妙に広いことに気づきました。

ここの隙間が広いせいで幌を畳んだ時に先端部が少々前のめりになってしまい干渉しているようです。

よく観察してみると、レール周辺に黒い樹脂の破片がいくつか付着していました。

これはきっと、元々何かあったはず・・・

 

新品部品を調べてみると、思った通りレールを走る部分に樹脂の部品がくっ付いています。

この樹脂が完全に朽ちて無くなってしまったせいで、適正な位置から少しずれてしまっていたようです。

なんでこんな重要な擦動部に樹脂なんか使うんでしょうかね?

テフロンか何かで出来ていて、いい感じの滑り具合を発揮してくれる予定だったのでしょうか。

 

幸い、この部分は左右セットのリペアキットがでておりまして、

それに交換することでこの症状は改善できそうです。

というわけで、部品が入り次第また対応させていただくことになりました。

 

最近はこういった可動部の修理依頼がだいぶ増えてきました。

毎日毎日慣れた車種の幌だけ張り替えていたほうが仕事としては簡単ですが、

こういったトラブルの解決は新しい発見があるのでとても勉強になります。

 

困り果てて問い合わせた先で、

「あーはいはい、あの症状ですねー、直せますよー」

って簡単に言われると嬉しいですからね。

そういうお店を目指していきたいと思います。

 

それでは、また。

2017年08月02日

こんばんは。

さて、前回の続きです。

 

可動部の不具合で中古部品を手配していたボクスター、

思いのほか早く部品が届きましたので早速取付開始です。

まずケーブルの端部にドリルを接続して、ギアの位置調整。

 

矢印部分の切り欠きが合うように調整してから車体に取り付けます。

が、やってみて分かりましたが、ここの部分の調整はすごくシビアで、

結局車体に取り付けて幌の動き具合を見ながらでないと左右はきっちり合いません。

というわけで、あくまで目安程度と考えましょう。

 

ところで、こちらの部品・・・・

 

よく見ると・・・・・

 

なんと、ポルシェの部品なのになぜかBMWのロゴマークが。

これは一体どういうことでしょう。

わざわざBMWに依頼しなければならないほど特殊な部品でもないでしょうに。

というかBMWはそもそも部品サプライヤーでもないですし、

他社のために部品を作るなんてことがあるんでしょうか。

全くもって謎です。

 

で、部品交換も無事済みまして、機械的にはばっちり動くようになりました。

 

が、開閉スイッチを押してもうんともすんとも言わない。

以前は一応モーターだけは回っていたのですが、それも動かなくなってしまいました。

電気系統は特にいじってないのになぜ?

 

で、とりあえずテスターを当ててみます。

特にエラーは出ていない模様。

 

ちなみに、ボクスターの幌開閉作動の3大要件、

サイドブレーキON、フロントロックOFF、車速信号ゼロ、も全て満たしております。

サイドブレーキは引けば警告灯が付きますし、

フロントロックを解除すればガラスが下がるのでセンサーも正常。

車速信号もまぁ、たぶん大丈夫でしょう。

 

その他あっちこっちいじってみるもののサッパリ原因が分からず。

 

で、暑いし疲れたのでいったん休憩して再度チャレンジしてみたら・・・

特に何をしたわけでもないのに何事もなかったかのように正常に動き出しました。

 

おお!やった!

 

と思ったのもつかの間、またちょっとしたら動かなくなり、

翌朝にはまた何故か動くようになり、そして今現在は再び動かない状況です。

こういう気まぐれな症状は、コンピュータ的な故障でしょうね、きっと。

 

というわけで、電気系統をチェックしてみましょう。

こちらは運転席の足元。

リレーがたくさん並んでいる中にある黒くて一番大きいのが幌の開閉を制御しているリレーです。

 

 

引っこ抜いて中を見てみると、ICチップも載っていますし、リレーというかコンピュータですね、これは。

 

で、このあたり、水に濡れたような跡と、うっすら白い錆のようなものも見受けられます。

恐らくこいつが原因と考えて間違いないでしょう。

同じような症状でここを交換したら直ったという情報もありましたので。

 

というわけで今度はこちらのコンピュータを手配。

電子部品の中古は怪しいですしあまり安く出ていないので、

こちらは新品に交換したいと思います。

またしばらく待ちぼうけです。

ですが、ボクスターの幌は駆動部・電気部ともだいぶ詳しくなれて良かったです。

トラブルの時ほど成長のチャンス。

 

 

続きましてこちらは、以前交換させていただいたE36のカブリオレ。

ちょっとしたトラブルがあり幌が開かなくなってしまったとのことで修理のご依頼です。

 

今回はこちらの部品を交換しました。

フロントのロック機構ASSYです。

ボクスターと同じくこちらもアメリカより中古部品を取り寄せ。

日本だと車両自体も少ないですし、中古部品は全くといっていいほど出回っていないのですが、

アメリカだとよりどりみどり、かなりの量が流通しております。

やはり向こうはオープンカーの本場だなぁと感じます。

 

不動の原因はこちら、モーターから動力を伝えるケーブルがネジ切れてしまっております。

ちなみにこちらは右側のケーブル。

 

左側もケーブルがほつれかかっております。

 

というわけでこちらの部品を交換して、半年ぶりにオープンにすることが出来ました。

オーナーさんも大喜び!

ちなみに今年は修理費として既に100万円近くかかっているそうです。

チューンナップやドレスアップじゃないですよ、単純に故障の修理です。

パワーアップするわけでもなく、かっこよくなるわけでもなく、

ただ大切な愛車を維持するために100万円!!

すごいですねぇ~、漢ですねぇ。

こういう人、大好き。

長いお付き合いになりそうです。

 

 

 

で、以前ちょっとお話した私のおもちゃ車、

何を購入したかというと、

 

これだ!

 

ロータス・エリーゼです。

見た目もおもちゃ。

動きもおもちゃ。

まさに男のおもちゃ車なのであります。

 

ちなみにおもちゃといっても会社の車ですので、今後日帰り交換用の代車で使う予定です。

まだ 準備が整わないのでしばらく先になりそうですが。

要望の多かった代車の提供や駅への送迎など、

少しずつ体制を整えていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 

ちなみにグレードは一番素の「エリーゼS」です。

トヨタ製の1ZZ-FEエンジンを搭載しております。

MR-Sのエンジンとほぼそのまんま一緒ですね。

MR-Sはすごく乗りやすくて好きなのですよ、低回転からトルクフルですし、クラッチミートの感触も良好。

エリーゼはそのトヨタ的な乗りやすさがそのまま受け継がれておりまして、

スパルタンな見た目に反して、非常に乗りやすい車なのです。

 

さぁ、手に入れたこのおもちゃでドライブを楽しみたい!

 

というわけで、

8月20日(日)に、勝手にゆるゆるミーティング開催を予定しております。

 

場所は鹿野山九十九谷展望公園駐車場です。

住所は千葉県君津市鹿野山東天峪119-1です。 

きわめて大雑把に言えば、マザー牧場の比較的近くです。

 

集合時間は特に決まっておりません。

誰か来ようと、誰も来まいと、恐らく私は朝からそこにおります。

そして、お昼ごろになって気が向いたら、みんなでご飯でも食べに行くかもしれません。

いや、行かないかもしれません。

 

申し込み不要、来るも自由、帰るも自由。

オープンカーだろうが普通車だろうがバイクだろうが、なんでもOK。

ただ、そこに行くと、私がエリーゼに乗って待ち構えているらしい、ただそれだけです。

何のイベントもありません。

乗りたい方はどうぞエリーゼに乗ってみてくださいませ。

 

が、しかし、「私行きます!」と事前にご連絡いただけると、

なにかバーベキューとかイベントを用意する可能性も考えられます。

興味のある方はぜひ、ご連絡くださいませ。

誰が来るとも分からぬまま待ちぼうけるよりは、精神衛生上好ましいと思われます。

どうぞ、よろしくお願いいたします。

 

※注意事項

・一般の方の迷惑となるような行為はご遠慮ください。(騒音・危険運転など)

・店長は人の顔を覚えられないので、以前お会いした方でも気付かない可能性が大です。ご容赦ください。

2017年07月26日

こんばんは。

最近日記の更新頻度が下がり、

結果として1回分のボリュームも増え過ぎてしまい自分で読み返していてもかったるいので、

こまめにネタを吐き出してまいりたいと思います。

いつまで続くか分かりませんが、どうぞよろしくお願いいたします。

 

というわけで、まずはこちら。

E30のカブリオレです。

が、よく見るとアルピナなのですね。

車名はなぜかB6 2.8となっております。

3シリーズだったらB3じゃないのかと思いますが、この頃は今とは命名規則が違ったようです。

 

このころの年代のやや珍しい輸入車を預かっていると、

外国人の業者さんが「コレ、売ッテクレマセンカ?」と寄ってきます。

何でも、ドバイのほうに持って行くと高く売れるんだそうです。

向こうのお金持ちは、お金を払いさえすれば買える新車には飽きてしまったのか、

最近は希少性の高い旧車にも目を付けているようです。

ハコスカとかS30のZとかも、みんなあっちに持っていくんですって。

どうりで最近旧車相場が爆上げしているわけですね。

 

で、洗車をしていると、なんだこれ?

運転席側のワイパーだけ何故かブレードが2本ついてます。

まぁ単純に、より視界をすっきりって感じなのでしょうか?

E30はみんなこうだったのかなぁ、今まで全然気づきませんでした。

それともアルピナだけの特別装備?

 

続いてこちら。

986ボクスターの一番初期の型です。

オーナーさん、今はフェラーリを新車で買えるほどの成功を収めたそうですが、

まだお金持ちではなかった20年前にローンで購入したこちらの車に非常に愛着をお持ちで、

ぜひ奇麗に直してもらいたい、とのことでご依頼頂きました。

 

お任せください、バッチリ奇麗に仕上げて差し上げましょう!と作業を始めるも・・・

電動幌がうんともすんとも言いません。

正確には一応モーターが動いてはいるのですが、幌はピクリとも動きません。

幌が開かないことには交換も出来ないので、いきなり困り果てました。

 

車内から幌格納部を除いてみると、とりあえずモーターが目視できます。

 

動力伝達用のケーブルを引っこ抜いてみました。

これで手で動かせるかな....?

が、ちっとも動きません。

 

可動部のヒンジも外してみます。

が、やっぱり動きません。

 

結局裏側から固定してあるナットを手探りで外して、格納庫の蓋を外しました。

 

はい、これでスペースも確保されて、じっくりと原因が究明できます。

全く不動の状態でもこうやって作業できるようにちゃんと考えられているのですね。

 

モーターはちゃんと回っているので、次にこちらの駆動部を点検してみます。

 

全部分解して点検してみましたが、中身は全く問題ないようです。

なんだかアンティキティラ島の機械みたいです。

 

噂によく聞くケーブルもほつれなど特に見当たらず、全く問題ないようです。

まぁ、こんな細いケーブルで幌と格納リッドの両方を駆動しようってのも少々無理がある気がしますが。

 

じゃあ何が悪いの?と色々探っていくと・・・・

ケーブルのモーター側のほうから、ケーブルが全く出てきていないのが問題だと分かりました。

 

本来はこちらの写真のように、アウターチューブからケーブルの先っぽが飛び出しているのが正常です。

そうでないとモーターの回転軸まで届きませんので。

 

が、なんでこうなってしまったのか、いくら探っても原因がさっぱり分かりません。

オーナーさんが言うには以前は普通に動いていて、

ある時から全く動かなくなり、その後は何も修理はしていないんだそうです。

ケーブルが縮んでしまったか、アウターチューブが伸びてしまったか、

そうでないとこのような状態にはなり得ないのですが、それもちょっと考えにくいですよねぇ。

誰かが中途半端に間違った部品交換をしてそのまま放置したっていうのなら分かるのですが。

 

ま、考えてもどうにもならなそうなので、とにかく部品を替えないといけません。

本来はケーブルだけ交換可能なのですが、

なぜか今回は駆動部側のケーブルが完全に固着していて全く外れません。

そのため、駆動部丸ごとの交換になり部品代だけで軽く十数万円はしてしまいますので、

アメリカから中古品を取り寄せることにしました。

 

こらは商品写真ですが、この几帳面な感じ、とても信頼できそうです。

アメリカにも几帳面な人がいたんだ!(当たり前)

モーターやらリンクやらその他の部品も一通りセットになっているので、

補修用部品確保の意味でもちょうどいいです。

 

というわけで、とりあえずこちらの部品が入荷するまで待ちぼうけです。

しかし、今回駆動部を全てバラバラにして原因を探ったので、

ボクスターの開閉機構を詳細に把握することが出来ました。

これでボクスターに関しては、幌の張り替えも駆動部の修理もバッチリ対応出来ます。

不動でお悩みの方、お気軽にご相談ください。

国内ではなかなか出回っていない中古部品も手配可能ですので、リーズナブルに修理可能です。

 

 

さて、明日はお休みをいただきまして、店長の新しいおもちゃ車を取りに行ってきます。

結構究極な感じの遊び車ですので、今から楽しみです。

まぁ、スーパーセブンとか、アリエル・アトムとかほどではありませんけどね。

ちなみに、もちろんオープンカーです。

それにしてもオープンカーが増える増える。これで4台目です。

まぁ幌屋の店長としては、模範的なオープンカーライフを歩まないといけないので、

これもまた致し方ないところです!

 

何を手に入れたのかはまた次回。

 

それでは、また。

2017年07月24日

どうも、ご無沙汰しております。

 

今月は、

神はどうしてこんなにも私に試練をお与えになるのか!!

というくらいあっちもこっちもトラブル続きですっかり気分が滅入っていたのですが、

終わってみれば(終わってないけど)あんなに落ち込んでいたのが嘘のよう、もうすっかり元気です。

ずいぶんと打たれ強くなったものです。

 

そもそもトラブルの原因なんて、だいたい自分にありますからね。

改めるべきところは改め、今後に生かして歩んで参りたいと思います。

 

それと、気分が滅入っているときって、

ちょうどいい具合に神様みたいな人があらわれて、

ちゃんとフォローしてくれるんですよ。

なんと有難いことか。

何かの因果があるとしか思えない。

歳と共に偶然とは思えない出来事を色々経験し、段々と信心深くなって参ります。

たぶんもう何年かしたらお店に神棚が付くかもしれませんよ。

 

さて、仕事のほうはというと、おかげさまで大変忙しくさせて頂いております。

毎日毎日幌交換、汗もたくさんかいて、なかなか健康的です。

というわけで、ネタになりそうなところを片っ端から紹介させていただきたいと思います。

 

まずこちらはZ33ロードスター。

幌はStayfastのブラウンです。

 

事前にオーナーさんより、幌の蓋が最後まで閉まらない、と聞いておりまして、

あ~!そんなの簡単っすよ!ゴムバンド伸びてるだけですから!と軽く返事をしたものの・・・

違うのです、いつもと原因が違う。

 

うわ、困ったなぁ、今日中に仕上げないといけないのに・・・・・・と思い色々調べたところ、

 

原因がみつかりました。

ここです、蓋にあるこのバーが車体側のロック金具に嵌まるのですが・・・

 

ここですね。

ここのゴムカバーの滑りが悪く、引っかかってしまっておりました。

というわけでシリコンスプレーをシューッとして解決。

また一つ賢くなりました。

 

こちらはとあるNBロードスターのレインレール。

NB後期なので改良済みのレインレールが付いているはずなのですが、

バラしてみると何故か初期型の古いタイプの物が付いていて、

ご覧のようにすっかり割れてしまっておりました。

 

そのためこのように雨漏りもバッチリ発生しておりました。

どうも、幌とレインレールを丸ごとNB初期の中古品に載せ替えていたようですね。

年数が経ってくるとこういうハイブリッドな状態の車両が増えてきまして、

車体番号からの事前予測が難しくなってまいりますね。

当店ではレインレールはいつでも在庫を置いておりますので、臨機応変に対応可能です。

 

あとよくあるのがこれ。

パワーウィンドウの上死点が上がり過ぎてしまっている症状。

 

このガラス下部にあるストッパーで上死点を決めているのですが、

窓を閉めるたびにここがガコンと当たって衝撃を受けるので、段々ずれてきてしまうのです。

というわけで、ネジを緩めて再調整。

 

最大限下げてここまでですね。

前側のゴム部分と同じくらいの高さになっているのがだいたい正常な位置です。

 

なんで上がっているといけないかというと、

幌を張り替えた時には、縮んだ純正幌よりもかなり横方向のかぶりが大きくなってくるので、

ガラスが上がった状態だとドア開閉時に幌と干渉してしまうのです。

こちらは調整後ですので、ギリギリなんとか干渉を防げている状態です。

内張りを外すのが少々面倒ですが、調整自体は簡単ですので、気になる人は調整してみましょう。

 

こちらはNCロードスターのサイドケーブル。

右が正常、左が開閉時に引っかかって曲がってしまった状態です。

ずいぶんと派手に曲がっておりますね。

 

これは以前紹介させていただいた別の車両。

同じ症状なので見てくれないか、とのことで修正をご依頼いただきました。

 

で、万力やらペンチやらハンマーやらを駆使してトンテンカンと修正。

まぁ、だいたい左右対称になったでしょうか。

 

うん、いい感じでしょう。

そんなに大掛かりな作業ではないのですが、このケーブルを外すのに結構手間がかかります。

もちろんこの後は、無事ちゃんと開閉できるようになりました。

 ちなみにこちらのケーブル、社外品幌への張り替えの場合は再利用いたしますので修正が必須です。

純正幌の場合は新しい幌にケーブルが組み込まれているのですけどね。

 

こちらはNCロードスターの張り替え。

いつもと何が違うかというと、今回はビニル生地での張り替えなのです。

たまたまメーカーが間違って送ってきてしまいまして、

アメリカに返送するのも送料がかかるので引き取ってくれないか、

とのことで特別価格で譲っていただきました。

というわけで、あと2個ありますので、安く済ませたい方はご相談ください。

工賃込98,800円にて交換させていただきます。

 

ビニル生地の表面の模様って、よく見るとほら、同じ模様の繰り返しなのです。

元の型があって、それを並べて模様を作っているのがよくわかりますね。

 

こっちはNBロードスター。

黒いホイール、最近結構好きです。

流行りもあるのでしょうか、NDなんて元から黒ですもんね。

 

こちらの車両の話しのネタは何かというと、、、

 

排水口にプラスチックのカバーが付いているのです。

しかもどう見ても純正クオリティーのシロモノ。

後で誰かが付けたようなパチモンとは明らかに異なるクオリティ。

NBロードスターは今まで100台を軽く超える台数を見てきておりますが、こんなのは初めて見ました。

 

ペロンとめくるとその下にはいつもの排水口が隠れています。

う~ん、なんなんでしょうこれは、ゴミ除け?

NCもそうなんですけど、年式によって排水口のパターンが色々細かく進化しているんですよね。

もしかしたら、NBのごくごく最終に近い型だけこの蓋が追加された、とかあるのかもしれません。

次にお目にかかれるのはいつの日か。

 

こちらはMR-Sですが、なんかちょっと違う、というか結構違う。

前後フェンダーがものすごく拡幅されているのです。

まるでGTマシンのようなこちらは、その名もモノクラフト・GT300。

その名の通り、GTマシンをイメージして制作されたモデルなのです。

当時オートバックスが企画販売していただけあって、デザインも品質も非常にクオリティが高いですね。

 

幌はTwillfastRCPのブラック。

Stayfastよりも厚みがあるので、骨組の凸凹も浮き出にくく、高級感が増します。

 

さぁ、どうでもいい小ネタばかり、どんどんいきましょう。

 

こちらはS2000の純正シート。

ヘッドレストの向こうから何やら二つ目が覗いております。

ピクサーのアニメでこんなロボットいたような。

 

何だろうなと思ったら、純正のスピーカーが内蔵されておりました。

こちらも初めて見ました。

色々なオプションがあったのですねぇ。

 

次はもはや車ネタですらない、豆乳麦芽コーヒー!

これ、とっても美味しいのですよ、カロリー高めなのがちょいと気になりますが。

 

で、飲み終わった後これをたたむと・・・

たたんでくれてありがとう(はぁと)

とメッセージが現れるという。

実に遊びごころのあるデザインなのであります。

こういうクスっとくるの好きです。

 

で、また車に戻ってこちらはR107型の450SLです。

黄土色?のボディにブルーの幌がよく似合っております。

いつもと違うメーカーの幌を取り付けしたのですが、なかなかいい感じでしたね。

同じ幌メーカー製でも車種によってそれぞれフィッティングの良し悪しがありますので、

車種ごとにより良いメーカー製のものを採用して参りたいと思います。

 

最後はこちら、アウディA4カブリオレ。

もう生地が廃盤になったはずのホットチョコレートに張り替え。

そう!ってこともないのですが、当店のA4に付いていた幌です。

模様替えで1年使っただけで張り替えてしまったので、中古ですがまだまだ奇麗な状態です。

A4の幌は非常に設計がよく、何度も何度も開閉を繰り返しても、

きちんと動作している限りはほとんど幌が傷まないのですよ。

実によく考えられた幌です。

カルマン社バンザイ!ガラスは落ちるけど・・・

 

はい、それではまた、ごきげんよう。

2017年05月23日

どうもご無沙汰しております。

5月はオープンカー好適期のためか、非常に忙しくしておりました。

さすがに休みなくずっと仕事をしていると、あまりよくないですね。

あーもうやりたくない、と思ってしまったらいい仕事が出来ません。

ということで月末は何日か連続でお休みをいただきたいと思います。

旅に出ます。

 

 

探さないで下さい。

 

 

 

はい、ということで、まずはZ33のご紹介。

幌はStayfastのボルドーですね。

交換前のヒアリングで、

「室内に金属粉が落ちているので、原因を探ってみてください」

とお聞きしていたので調べてみると・・・

 

ありました、ここですね。

リアのスライドするところの部品が曲がっていて、レールにガリガリと接触しておりました。

というわけで、曲がりを直して接触しないように調整。

無事解決しました。

言われなければ気付かなかったかもしれませんので、

もし気になる部分があれば事前にお伝えくださいませ。

 

こちらは同じくボルドーですが、高級生地のTwillfastRPCです。

Stayfastと比べるとかなり厚みがあり張力も強いですので、

伸びるまで開閉はしばらく控えたほうがよさそうです。

 

こちらはNCロードスター。

サイドの部分が破損して飛び出てしまっています。

車種を問わず、幌は開閉時に引っかかることがよくあるのですが、

その状態で無理に開閉するとこのように破損してしまいます。

引っかかりを感じた場合は原因をよく探って、無理な開閉はしないようにしましょう。

 

引っかかった影響で、サイドケーブル端部のプレートも曲がってしまっておりました。

ちょうどストックしていた正常なケーブルがあったのでそちらに交換。

とっておいてよかったです。

 

こちらはNBロードスターのドアウェザーストリップ。

新品部品を取り寄せて交換しましたが、ゴムに少し傷?というか跡がありました。

よく見ると凹んでいるんじゃなくて、出っ張っているのですね。

ということは、製造時の金型に凹みが出来てしまっているということです。

たぶん何回部品をとっても同じような跡が出るのではないでしょうか。

登場から年数がたって、金型もかなり痛みが進行しているのかもしれませんね。

それでもまぁ、部品が出るだけありがたいのですが。

 

こちらはBMW・Z3。

イエローにグリーン幌の組み合わせ。

このカラーリングはロータス・エランなんかでも定番ですね。

クラシカルなカフェレーサー風の雰囲気がでてよろしいのではないかと思います。

 

こちらはBMW・3シリーズカブリオレ(E30)

こちらのオーナーさん、なんと新車からお乗りなのです。

1988年式なので、今年で29年目!

この車で新車時からワンオーナーの車両はもう日本に一台もないのではないでしょうか?

今更ほかの車に乗り換えるのもなんですから、これからもずっと乗り続けていただければと思います。

 

 

こちらはニュービートル。

わかりにくいですがダークブルーの幌に交換。

この水色はきれいでいい色ですね。

 

 

そしてこちらもきれいな水色、

 ベントレー・コンチネンタルGTC!

 

幌を開けるとき途中で止まってしまうとのことでご相談。

ディーラーさんではシステム全交換で300万円!!(新記録)と言われたそうですが、

経験的にきっと大した問題ではないだろうということで、点検させていただきました。

 

で、すぐに問題個所を発見。

はい、ここのストラップ固定部がちぎれております。

これのせいで骨組みの引っ張りが足りず、途中で止まってしまっておりました。

色々見てみてわかったのですが、

かなり無理な角度で引っ張っていて、相当な力がかかっているようです。

ですので、なるべくスムーズに引っ張られるよう、補助のゴムバンドを追加しておきました。

とりあえずきちんと動くようになりましたが、またダメになるかもしれないのでしばらくは様子見ですね。

 

ちなみに幌のシステムはカルマン社製。

カルマン社らしく、生地剥離の症状が出始めておりました。

あと数年でダメになると思われますので、その時は全交換ですね。

費用は50万程度かかってしまいますが、それでも純正300万よりはだいぶマシです。

 

それにしても、本当に素晴らしい内装。

これだけ広範囲に木目をあしらっていながら全くしつこく感じさせないセンスに脱帽。

思わずうっとりしてしまいます。

これと比べたら、うちのアウディなんてもうボロボロでゴミ箱みたいです。

 

ありとあらゆる部分が革張りで、プラスチックむき出しなんてのはどこにも見当たりません。

オーナーさんはまだ結構若い方なのですが、これがまた好青年なのですよ。

この車に乗ってて好青年とか、もう無敵ですね。

きっと素晴らしい倫理教育を受けて育ったのでしょう。

 

 

で、少ししたらまたベントレーが・・・

なんかすごいのが来た!

サングラスをかけた男性が降りてきて、うわっ、なにか悪いことしたっけ・・・?と思っていたら、

以前に996の張り替えをさせて頂いたオーナーさんでした。

色々な車にお乗りで、私が見たがっていたのを覚えていて、ドライブついでに寄って下さいました。

 

先ほどのGTCと同じく、非常に素晴らしい内装。

最近は大型液晶で済ませるインテリアが主流ですが、

やはりこういうメーターがたくさん並んだ内装のほうが圧倒的に高級感がありますね。

 

スイッチ類も、とにかくやたらと豪華。

あらゆる部分において、お金のかけ方が半端ではありません。

それもそのはず、新車価格4000万オーバーだそうで、もう何がなんだか・・・

とんでもない車があったものです。

 

ちなみにオーナーさん、点検で入庫したGTCの話をしたら、

「ああ、私も同じ色持ってますよ~」って、

なんか軽く言っていましたが、ミニカーじゃないんだから・・・。

何なんでしょうこの方たちの住む世界は。

 

はい、というわけで、成功してる方たちはやはり心にも余裕があるなぁとしみじみ感じたのでありました。

少しでも近づけたらと思いますが、見えない壁があって進めません!

 

それでは、また。

2017年04月29日

ご無沙汰しております。

 

今回はまずこちら。

Z32ロードスター。

普段はどこに隠れているのか、公道で出会ったことは一度もない希少車種。

 

生地はStayfastのタンです。

葉っぱの影が幌に落ちて、すごくキラキラした素敵な光景だったのですが、

私にはその魅力を写し撮る能力がなく、ただごちゃごちゃ見にくいだけですね。

 

こちらはZ4ロードスター。

普段はあまり依頼がない車種なのですが、この時はたまたま2台重なり、こちらはその1台。

もう一台も写真を撮ったのですが間違えて消してしまいました。。。

 

Z4の幌は畳み方が素直で、ほとんど傷まないんですよね。

そして、ガラス脱落もしない。

というわけで、交換依頼もほとんど来ない、というわけなのであります。

今回の2台も幌は全く傷んでおりませんでしたが、ドレスアップ目的の色替えでご依頼いただきました。

 

ところで、トランクリッドについているこの逆ハの字、何かな~?と思って探ってみると、、、

 

このウィンドディフレクターを外した時に、

 

ここにカチャンと嵌め込むという、そういうものだったのであります。

たいして嵩張らないしその辺にポイッと置いとけばいいじゃん、と思ってしまいますが、

わざわざ台座を設置するなんてなかなか気が利いておりますね。

スクリーン部分がネットで出来ているので、物が当たって破れないように、という配慮でしょうか。

 

こちらはニュービートル。

元は確かグレーの幌でしたが、ダークブルーの幌で張り替え。

今回遠方から来られたオーナーさん、

当店に来られる道中で冷却水漏れによるオーバーヒートしてしまい、

キャリアカーで搬入、キャリアカーでお引き取りという、非常にバタバタした一日となってしまいました。

今は冷却水漏れも直ってバッチリ快調とのことですので、

楽しいオープンカーライフを送っていただければ幸いです。

 

こちらはNBロードスター。

トランクに水がたまるとのことで、そちらもあわせてチェック。

 

初期型のNBだったのでレインレールが古いタイプで割れが発生していました。

で、写真の穴から水が浸入し、、、

 

スペアタイヤの前方から漏れてくる、と。

 

こんな感じですね。

今回は初めてここの部分からの浸水ルートが確認されました。

今後、気を付けてチェックしてまいりたいと思います。

 

こちらは当店のA4カブリオレ。

リヤ周りをバラしまくって何をしているかというと、、、

 

パワーウィンドウの樹脂部品が割れて動かなくなってしまったので、そちらの修理です。

純正部品で修理となるとレギュレーターASSYでしか部品が出ないので数万円コースですが、

今回海外でこの部分だけ社外品が出ているのを発見しましたのでそちらで対応。

数万円コースが3,000円で直り、我ご満悦。

こういういかにも割れそうな樹脂部品は大抵社外の補修部品が出ておりますので、

みなさまも高額なASSY交換をする前に、ぜひ一度、探してみてください。

 

今回換えたのは、矢印の部分の部品。

ケーブルの両端を接続し、さらにガラスへ動力を伝えるという重要な部品です。

こんな重要で力がかかる部品、頑丈な金属で作ればいいのに、と思うのですが、

先日とある自動車メーカーの方にお話を伺ったところによると、

自動車の開発というのは本当に1円単位で予算を切り詰めまくっていて、

数十円、ましてや数百円単位での原価アップだなんていうのは、とんでもないことなんだそうです。

 

はえー、なるほど、それを知ると、ここの内装部品が安っぽい、とか簡単に言えなくなりますね。

というわけで、各社とも同じプラでも表面のシボで高級感を出したり、塗装でごまかしたり、

あの手この手で原価を抑えつつ高級感を出そうと苦労しているわけですね。

その結果が例のベタベタ塗装だったりもするわけですが。

 

で、ワイ、お金あるでー!という人には、これでもかというくらい金属を使い、革を張り、木目を施し、

それはそれは素晴らしい高級車が出来上がるわけであります。

そういう仕事はやはり作る側も楽しいでしょうね、クラフトマンシップ全開に違いありません。

 

当店はゴールデンウィーク中もほぼずっと仕事です。

明けてからもずっと。

大変ありがたいことです。

時はまさにオープンカー絶頂シーズンなので、頑張りたいと思います。

 

それでは、また。

2017年03月29日

こんばんは。

ここのところ日中はだいぶ暖かい日が多くなってまいりました。

 

さて、まずはBMW・1シリーズ カブリオレ(E88)のご紹介。

 

このコンパクトな車体で後輪駆動という、実に希少な存在です。

このクラスは通常前輪駆動一択ですので、BMWの後輪行動に対する情熱が感じられます。

FFはMINIブランドにお任せ!

と思っていたら2シリーズアクティブツアラーを出してきましたが。

 

ところで、黒のようなグレーのような、この幌はいったい何色なのでしょう?

拡大してみると・・・・

非常に目がチカチカしますが、黒い繊維に交じって、透明の釣り糸のような繊維が混じっています。

 

で、遠目に見るとシルバーっぽく見えるという、そんな生地です。

その名も、GermanA5・ブラックシルバー。

BMWの純正生地にも採用されておりまして、

その場合は「アンソラジット」という、何やらオシャレ感溢れる名前が与えられております。

自動車メーカーはこういう名付けがうまいですね。

 

通常のグレー系は一番暗いバサルトグレーでもこの濃さですから、

濃いグレーをお求めの方には一番いい選択肢かもしれませんね。

ただし、非常にプレミアムな生地なのでとっても高いですが。

 

あと、こういう2色の糸を織り合わせたような生地は、

劣化してきたときに少々見ためがみすぼらしくなりやすいという弱点があります。

元々光沢が強いので、シワが非常に目立ちやすいのです。

というわけで、あまり開けない方向けと言えるかもしれません。

 

ちなみに、交換動機は毎度おなじみ、ガラス脱落。

作っているのはもちろん・・・・

毎度おなじみ、カルマン社。

2000年代初頭のA4カブリオレ、ニュービートルから始まり、

2008年デビューの1シリーズでも相変わらず改善されていない困ったちゃんです。

この調子でいくと、マイナーチェンジ版とも言える2シリーズ カブリオレでも、

遅かれ早かれ同じ症状が現れそうです。

 

このガラス脱落以外は本当に素晴らしい幌なんですけどもねー。

A4カブリオレよりもさらに洗練された構造になっておりまして、

前端部の固定方法なんて、「そうきたか!」って感じで面白かったです。

 

こちらはCピラー後ろのリアガラス熱線用の配線。

どこかに挟まれたのか、被覆が破れ、銅線が思いっきり露出してしまっております。

 

しかも2本とも。

これでもショートしていなかったのは、恐らくオーナーさんが熱線を全く使っていなかったからでしょう。

こんなの、幌交換時でないと全然気づきませんね。

 

というわけで、絶縁テープで補修。

再発しないといいのですが。

 

そんでもって、こちらの骨組にある引っかき傷のような線、

なにかと思いよく見てみたら、溶接跡でした。

 

私の知る限り、ほとんどの車では鉄板同士の溶接は丸いスポット溶接が使われておりますが、

最近はこういう線状のスポット(?)溶接があるんですねー。

こっちのほうが単純に溶接長さが増える分、強度も高いのだろうと思われます。

色々新しい技術が開発されているのを実感しました。

 

 

車が変わって、こちらはゴルフのカブリオレ。

グレーの中でも比較的明るめなGermanA5・チタングレーです。

濃いボディカラーには明るめのほうがよく似合います。

ボディも幌も両方濃いとか両方明るいとかよりも、

やはりこのように対比させたほうがスタイリッシュに仕上がりやすいと思います。

 

こちらは、とあるZ3のイスの下。

小銭やライターが落ちているというのはしょっちゅうですが、今回は量が桁違い!

財布の中身を丸ごとぶちまけた感じですね。

ぶちまけたのはオーナーさんじゃないらしいので、前のオーナーさんからの贈り物でしょう。

 

こういう場合、当たり前ですが必ず全てオーナーさんにお渡しするようにしております。

「オレの魂はこんな金じゃ買えないぜ!!!」と心の中で勝手にストーリーを作りながら。

例え1億円でも絶対にネコババしない自信があります。

イスの下に1億円があったらそれはそれで面白いですけども。

 

それでは、また。

2017年03月15日

おはようございます。

今回は珍しく朝から更新。

 

こちらは前回紹介させていただいた987ボクスター。

まだきれいなブラウンの幌をボルドーに張り替えました、とご紹介させていただいたところ、

すぐに、「外した幌を譲ってくれませんか?」と問い合わせをいただきました。

新車時からずっとブラウンの幌にしたくて、いつも当店の日記をご覧頂いていたのだそうです。

そしたら偶然にもずっとあこがれていたブラウンの純正幌が出てきた、と。

なんとまぁタイムリーなことがあるものです。

 

というわけで、純正のブラックから純正のブラウンに張り替え。

内装がタンカラーなので相性もバッチリ。

オーナーさんは新車で購入されましたが、在庫車の中から選んだため黒の幌しかなかったのだそうです。

ポルシェは様々なオプションを全部自分で選んでフルオーダーできるのですが、

そうするとどうしても時間がかかってしまうんですよね。

 

多少の折れジワなどはありますが、まだまだ奇麗です。

純正なのでフィッティングももちろんバッチリ。

 

旧オーナーさんはいらない古い幌が売れてラッキー、

新オーナーさんもずっと憧れていた純正ブラウン幌が安く手に入ってラッキー、

そして私も2台分の幌交換費用が頂けてラッキー、

という、Win-Winならぬ、Win-Win-Winの関係となったのであります。

う~ん、経済が回っているのをヒシヒシと感じます。

 

さらに新オーナーさん、「外した黒い幌はもういらないので店長さんに差し上げます」とのことで、

図らずも、まだまだ奇麗な純正ブラック幌をゲットしてしまいました。

なんだかもう、わらしべ長者みたいですね。

 

というわけで純正ブラック幌、好意で頂いたものを転売するのも下衆な感じですので、

工賃だけいただければ取付させていただきます。

987ボクスターで幌が傷んで気になっている、という方、ぜひご検討ください。

 

ちなみにこちらは幌サイドの引っ張り具合を調整するゴムストラップ。

ゴムに最初から切れ込みが入っておりまして、引っ張り具合を簡単に調整できるようになっているのです。

なかなか手の込んだ作りですね。

 

 

続きましてこちら、996のカブリオレ。

スクリーンが傷んでいたので、純正と同じ黒の幌で張り替え。

黄色ボディでホイールが黒ですし、やっぱり幌も黒がいいでしょうね。

 

前から見ると、あれ?997顔になっております。

996の幌交換のつもりでいたのに、待っていたら997が来たのでビックリ!

ヤベ!発注間違えた!!!と思ったら、997のヘッドライトを移植してあるのだそうです。

といっても形状的にヘッドライト移植だけでは済まないので、

フェンダーもバンパーも専用品に交換(加工?)してあります。

なかなか手の込んだカスタマイズですね。

996の涙目ヘッドライトが気になる方にはお勧めかもしれません。

それなりに費用はかかりそうですが。

 

こちらはサイドケーブルを固定しているリベットが折れてしまっておりました。

かなり太く、そうそう折れそうにはない感じなのですが、この症状はたまに見かけます。

常に引っ張りのストレスがかかっている部分ですので、長期的にはこのように折れてしまうようです。

若干の白錆も見受けられましたので、そちらの影響もあるかもしれません。

 

というわけで再度リベットで固定。

普段よく使う4.0mm径のものより大きい4.8mmのタイプを使用します。

 

こちらは骨の位置を正しい方向に導くためのガイド。

本来は硬質ゴムのカバーが付いているのですが割れてなくなってしまっています。

これもたまにある症状で、これが無くなると途中で引っかかってバキンと異音がしたり、

骨組が正しい位置に納まらず、写真右側の骨のように傷が入ってしまったりします。

この部分は左右1セットで部品が出ますので、オーナーさんには交換をお勧めさせていただきました。

さすがのポルシェでもそこまでは高くなく、数千円で手に入りそうです。

 

こちらはプジョー306カブリオレ。

同車種は今まで何度か交換させていただいていたのですが、

紹介させていただくのは初めてかもしれません。

 

こちらは電動開閉が今一つちゃんと動かないため、各部を点検していきます。

 

といっても調整できるところはほとんどなく、

写真部分のイモネジを回して幌後部の突っ張り具合を調整します。

多少コツはいりますが、とりあえず最初から最後まで電動で開閉できるようになりました。

そのほか、ヘッドライナーのサイドプレートも割れてダメになってしまっていたので、

部品を探してまた後日調整予定です。

 

こちらは最近中古で入手されたというボルボのC70。

元の幌は純正のブルーでしたが、なぜかペンキ?で白く塗られていました。

塗装にヒビが入り少々悲惨な状態でしたが、幌交換で外装はすっきりさっぱり。

 

幌交換をしていると普段は見えない部分にも手を入れていくわけですが、

こちらの車両は過去の保管状況がかなり良好であった様子がうかがえました。

あとは内装に手を入れれば、かなりいい車に仕上がりそうです。

タイヤも比較的新しいミシュランを履いておりますし。

 

タイヤにお金をかけてある車は、そのほかの部分もしっかりメンテしてある可能性が高いように思います。

何故かというと、いいタイヤを履いている輸入車は、

基本的にディーラーさんに言われるがままに整備していた可能性が高く、

その他の部分もディーラーさんに言われるがまま、メンテしていた可能性が高いと考えられるからです。

輸入車であれば、ミシュラン、コンチネンタル、ピレリ(p-zero系)、

ブリヂストン(ポテンザ・レグノ系)のきちんと溝があるものを履いていると、個人的にポイント高しです。

かくいう私は、安めのタイヤばかり履いていますけど。

 

こちらはNAロードスター。

白っぽく見えるボディですが、よく見ると淡い水色になっております。

 

それに合わせてブルーのフィルムを貼りました。

サイドミラーもブルーミラーに変更されておりまして、統一感がよりいっそう高まりました。

 

こちらはシボレー・カマロ。

分かってはいましたが、もう、本当に本当に大変で・・・・・

付けては外し、付けては外しを5回ほど繰り返し、やっとこさ仕上がりました。

一応取り付け位置のマーキングがしてあるのですが、結局3cm近くずれていましたね。

なんなんでしょう、この誤差の大きさっぷりは。

 

カマロ、セリカ、ソラーラ、サーブ900など、私の苦手な車の幌開発はみんなASC社。

前にも言った気がしなくもありませんが、

ASC社というのはAmerican Specialty Carsというアメリカの架装会社でして、

既存の車の屋根をぶった切ってオープンカーに改造することを得意とするメーカーなのですが、

その成り立ちのせいか、非常にワンオフチックなつくりの幌構造となっておりまして、

現車に合わせて如何様にでも調整できる反面、明確な基準がなく、

どこに合わせたらいいのやらさっぱりわからん、という実に幌屋泣かせな幌なのであります。

もう、本当に、勘弁してください、、、という感じです。

こんなの一発でバッチリ決められる人がいたら、ぜひ見てみたいものです。

マーキングと全然違うなんて、どうしようもない気がするのですが・・・・

しかも同じ車種でも毎回ズレ具合が異なるという。

他の幌屋さんもかなり泣かされているようです。

 

それでは、、また。

2017年02月24日

どうもこんばんは。

ここ最近、花粉を感じませんか?

また奴らの旬がやってまいりました。

 

 

さて、本日幌メーカーより最新カタログが届きまして、

いつの間にやら新しい幌が色々追加されておりましたのでご紹介したいと思います。

 

まずはアウディ・A5カブリオレ。

上品かつ端正な4シーターオープン。

個人的には価格もこなれてきた6気筒の前期型が狙い目だと思っております。

最新のダウンサイジング4気筒はどうも苦手でして。

時代についていけてない店長です。

 

こちらの幌はまだ出て間もないため価格が非常に高く、工賃込で30万円以上かかってしまいそうです。

出たての頃は開発費を回収するためか、どうしても高いんですよねぇ。

特に最近の車種は専用ガラスやら専用金具やらいろいろ付いているので、

価格が高騰する傾向にあります。

昔の車種は単純に布とスクリーンを縫い合わせただけですから安いんですけどね。

 

 

こちらは同じくアウディの2代目TTです。

いわゆる8J型というやつですね。

A5ほどではありませんがこちらもまだ高く、20万円以上はかかりそうです。

 

続いて同じくフォルクスワーゲングループの、ザ・ビートル。

こちらはA5よりはちょっと安いですが、それでもやはり30万円近くかかりそう。

 

 

こちらも実はフォルクスワーゲングループ、ランボルギーニ・ガヤルドスパイダーです。

誰もがご存知のスーパーカーですからさぞかし高いかと思いきや、

リアガラスが車体側についていて幌はほぼ布だけ、という構成のためか意外と安く、

工賃込で30万前後くらいで交換できそうです。

まぁ、十分高いんですけども。

今まで何件か問い合わせをいただきましたが、

このたびついに対応可能となりましたのでぜひご検討ください。

 

 

続いてこちらはメルセデス・ベンツのEクラス・カブリオレ(A207型)です。

こちらも一見するとガラス一体型になっているように見えますが、

実は幌布とガラスはそれぞれ独立しておりまして、幌側はあくまでも布だけとなります。

そのためいくらかお値段控えめ、25万前後で交換可能です。

 

こちらはBMWの6シリーズカブリオレ(F12)。

幌は外側から見る限り初代のE64と全く同じなのですが、

一応どこかがちょっと違うらしく、別の品番となっております。

どこが違うかは知りません、まだ交換経験がありませんので。

こちらもリアガラス別体なのでいくらか安くて、25万円弱程度となります。

 

 

こちらは早くも登場、新型マスタング・コンバーチブル。

さすがアメリカの幌メーカー、本国の売れ筋車種は製品化が早いですね。

こちらのマスタング、個人的にかなり好みのデザインです。

カマロもそうですが、最近のアメ車のデザインは本当に洗練されてきました。

リアがちょっと、初代のイメージを引きずり過ぎな感じがしなくもありませんが。

 

これを本国と同じよう価格で売ったら結構売れると思うのですが、

残念ながらフォードは日本市場から撤退とのことで・・・・。

世界のフォードが売れずに完全撤退って、なかなかすごいことですよね。

トランプさん、もう一度、適正な価格で日本市場に乗り込んでみませんか?

いつの時代だって、安くていい輸入車はみんな売れてたんです。

プジョー206とか、フォード・フェスティバとか、オペル・ヴィータとか・・・・ってコンパクトカーばっかりですね。

でっかいのはやっぱりダメか。

 

こちらはベントレー・コンチネンタルGTC。

一度だけ現車を見たことがありますが、それはもう、ハイパーゴージャスなお車です。

フェラーリがその予算のほとんどをエンジン、その他走りの部分(+お布施)に費やしているのに対し、

こちらはエンジンもまぁ当然素晴らしいのですが、何より内装への気合の入れ方が半端ではありません。

私が乗ってても全く似合わないこと間違いなし!

こちらは社外品なのにちっとも安くなく、50万円を超えるハイパー御大臣プライス。

まぁ、きっと純正品は100万も200万もするのでしょうから、それよりはだいぶマシと思われます。

 

 

そしてこちらは皆さんお待ちかね(?)NDロードスターの幌も登場いたしました。

が、しかし、やっぱりまだ高めで20万くらいかかってしまいます。

ロードスターで20万円は・・・・・じゃあ純正でいいやってなっちゃいますよね。

もうちょっと値段がこなれてくるのを待ちましょう。

 

 

そして、NDロードスターが出たということは・・・・

 

そう、フィアット(アバルト)124スパイダーも登場。

幌は全く同じはずですが、一応部品は別番号で、金額も少しだけ違います。

何かがちょっと違うのか?詳しくないのでよくわかりません。

 

 

はい、というわけで、新製品の中からめぼしいところを紹介させていただきました。

我こそは人柱に!というパイオニア精神あふれる方、ぜひご検討いただければ幸いです。

 

それでは、また。

 

<上記画像は全て著作権フリーとされるウィキメディア・コモンズからの転載です>

2017年02月12日

こんにちは。

 

まずは987ボクスターのご紹介。

987ボクスターの幌は基本的には986ボクスターと似たような構造なのですが、

細かい部分の複雑度がグッと増しており、なかなか大変な車種であります。

986はDIYでも器用な方なら取り付け可能だと思いますが。987はおそらく無理でしょう。

普通、幌は新しくなるほど作業性も向上していくものなのですが、

987の場合は何故か986と比べて大幅に退化してしまっております。

 

難易度を引き上げている大きな要因の一つがこのセンターピラー付近の構造。

こんなネジ、どうやって回すのさ!!というような場所に左右各3個ずつネジが付いています。

悩む過程でネットで色々調べていくと、

別のショップさんのブログでは「骨組ごと外した」という方もいらっしゃいました。

なるほど、確かに外してしまいたくなるのもよくわかります、この構造では。

 

ただ、私の場合は一人で作業しておりますし、この重たい骨組みを外すのは到底不可能。

また、ボディへの傷や骨組のズレが発生してしまうリスクも伴います。

というわけで、工具と骨の角度を工夫して、どうにかこうにかそのままでネジを回しました。

骨組を色々動かしていくと、何とか手と工具がギリギリ入るちょうどいい角度があるのです。

だいたいコツは分かったので、次回からはもう少しスムーズに進むと思います。

 

逆に進化した点としては、骨組みの材質が変更されたらしく、ネジ穴の耐久性が大きく改善していました。

986の場合はネジを外す時点でボロボロと金属粉が落ちてきて、

ネジを付け直す前からネジ穴崩壊寸前という耐久性が著しく低い材質だったのですが、

987の場合は金属粉は全く落ちてきませんし、

付け直すときも最後までしっかりした手ごたえで、きちんと締めることができました。

ポルシェ側もこの欠点をきちんと認識していて、改善したのでしょうかね。

頑丈なドイツ車らしからぬ材質でしたので。

 

というわけで、出来上がり。

幌メーカーのカタログでは2005-2010年用となっておりましたが、

2011年製の車両でも問題なく取り付けできました。

メーカーに「2011年式でも大丈夫?」と聞いたときは「だと思う」という返事だったので不安でしたが・・・

ちなみに987ボクスターは2012年まで製造されておりました。

 

生地はGermanA5のボルドーです。

元々付いていたブラウンからの張り替え。

元の幌も全く傷んでおりませんでしたので、ドレスアップとしての交換です。

こちらはボクスターSですが、エンジン始動時の音がカッコイイですね!

従来のポルシェとはかなり印象が異なる「フゥォォォーーン!!」という音でエンジンが目覚めます。

で、始動後はいつものポルシェっぽい、ドコドコドコというか、ガラガラガラというか、

(ポルシェのエンジン音はなんとも擬音化しにくい・・・)

まぁ例の、やや乾いたような感じの重低音に戻ります。

個人的に、この始動音は好感度高いですねぇ。

次はボクスターも検討してみようかな?と思えてきました。

 

こちらはZ33にTwillfastRPCのバサルトグレーの幌です。

元の幌も純正のグレー幌だったので、同じイメージで合わせてみました。

が、Stayfastと比べると厚みが1.3倍ほどあるためか、折り畳みがかなり窮屈そうです。

オーナーさんには、生地が伸びてくるまでしばらく開閉しないようお伝えしました。

 

こちらはS2000にStayfastのバーガンディ。

 

お試し施工中のスモークフィルムを貼らせていただきました。

端部は室内側の布に干渉するため、どうしてもちょっと繊維や空気が入ったりしてしまうんですよねぇ。

ちなみにフィルムは市販品の中では一番濃い「スーパーブラック(透過率5%)」です。

 

日中はともかく、夜間はちょっと見えにくいかな?と思いますが・・・・

元々後方視界ゼロで運転していたオーナーさんですから心配ご無用です!

ルームミラーなんぞ飾りに過ぎなかったのです。

 

こちらはNBロードスターにStayfastのブラック。

色褪せしやすい赤いボディのせいもあってか、だいぶ塗装はヤレてきていますが、

レース仕様となると、なんだかそれもまたカッコよく見えてきます。

歴戦の傷跡みたいな感じで。

 

こちらは社外品を持込で取り付けさせていただいたNAロードスター。

パッと見はだいたいいい感じに張れております。

 

が、端部を見ると・・・・

裂けています。

というか縫い目も接着跡もなく、最初からくっ付いていません。

 

反対側も。

上のほうは糸が見えてしまっています。

これは不良品なのか、それとも最初からこういうものなのか。

しかし、お値段はだいぶリーズナブルなようですので、

消耗品と割り切ればこれはこれで有りなのではないかと思います。

とりあえず雨風はきちんと凌げておりますので、幌としての役割は果たしておりますし。

 

 

という感じでここ最近、何件か持込品の施工をさせていただきましたが、

まず幌のクセがよく分からず非常に張りにくいのと、また、こういう微妙な不具合があったときに、

自分のところの幌ならば不良品ということで交換いたしますが、

持込品ですと、「まぁ、社外品だしこんなもんでしょう・・・」と言わざるを得ないのが少々心苦しいです。

というわけで、今後は社外品の持ち込み取り付けはお断りしたいと思います。

申し訳ありませんが何卒ご了承ください。

 

純正品はOKです。

先日施工させていただいたS2000の純正幌は、さすが素晴らしいクオリティでした。

あれほどの精度ならば、DIYでも一発でバッチリ決まると思います。

作業に自信のない方にこそ純正幌をお勧めしたいですね。

ただ、純正だと幌だけで約11万円、

当店の幌の工賃込み価格とほとんど変わらないという・・・悩むところです。

 

 

それでは、また。

2017年01月30日

突然ですが、在庫処分セールを行います。

今週限定で、取付も含めてご依頼いただける方のみ、特別価格で提供させていただきます。

というのも、年明け以降メーカーからなかなか幌が届かず、今週の予定が空きだらけなってしまったのです。

 

今回のセールは店長の暇を埋めるのが目的ですので、

幌単体での販売や、今週(もしくは来週)以外での取付は対象外となります。

 

在庫品は長期在庫品及びキャンセル品です。

下記の商品について、限定価格で提供させていただきます。

 

S2000前期用クロス幌 リアガラス熱線無し Stayfast バーガンディ

処分理由:長期在庫(2年以上売り忘れていた)

 

S2000後期用クロス幌 リアガラス熱線付 TwillfastRPC バサルトグレー

処分理由:依頼主様が音信不通・長期在庫(1年以上)

 

BMW Z3用クロス幌 Stayfast ブリック(希少 廃番カラー)

処分理由:メーカーの発送ミス

 

BMW 3シリーズカブリオレ(E36後期)用クロス幌 TwillfastII ブラック/リアスクリーンスモーク仕様

処分理由:依頼主様が音信不通

 

フォルクスワーゲン ゴルフIII/IV前期用クロス幌 TwillfastII ブルー

処分理由:依頼主様が音信不通

 

なお、正規価格でご購入いただいている方との不公平感をなくすため、

初期不良以外の保証は対象外とさせていただきます。(アウトレット扱い)

また、当然ながらキャンセルされたご本人はご利用いただけません。

 

ご依頼、お待ちしております。

どうぞよろしくお願いいたします!

 

直近の予定がすべて埋まりましたので上記在庫処分セールは受付終了とさせていただきます。

また暇ができたら開催するかもしれませんのでその時はよろしくお願いいたします。

 

 

 

はい、というわけでここからは通常の店長日記となります。

 

まずはこちら、Z3の幌調整。

当社で扱っているのと同じメーカー製のものを他店で取り付けたものの、

矢印の部分のシワが気になる・・・ということで、張り具合の調整をご依頼いただきました。

正直なところ、まぁこれくらいは許容範囲かな、という感じではあるのですが、

お写真を拝見した限りですと調整で何とかなりそうでしたのでお受けいたしました。

リアスクリーンの歪みが大きいのも少し気になりますね。

 

Z3の場合、幌後部から調整するのは非常に困難ですので、前端部を詰める方法で調整していきます。

一番多いところでは2cmくらい詰めてあります。

ここでご注意いただきたいのは、この詰めた状態を事情を知らない方が見ると、

「なんだこれ、全然規定通りじゃないじゃん、いい加減だな」と思われかねないことです。

無調整でシワが入っているのと、外見はキレイで見えない部分で小細工して調整してあるのと、

どちらがいいですか、という話です。

私の場合、見えない部分で切ったり貼ったり穴を空けなおしたり詰め物をしたり、そんなのはしょっちゅうです。

努力の跡であると、好意的に受け止めていただけると幸いです。

 

なお、幌屋さんによっては「ばらして縫い直す」という究極の調整を行う猛者もいらっしゃいます。

費用的な部分は置いといて、

社外品だからと諦めないその凄まじい執念には畏敬の念を抱かずにはおれません。

 

 

ちょっとわかりにくいですが、シワがなくなり、全体の張りもピンとして奇麗になりました。

 

リアスクリーンに映りこむ背景の歪みも減って、だいぶくっきり映るようになりました。

オーナーさんはかなりの遠方から来られましたが、

「来た甲斐がありました!」とのお言葉をいただき、こちらとしてもお役に立てて大変うれしく思います。

 

なお、最初に張られた方の名誉のために言っておきますが、

非常に丁寧な仕事をされておりまして、しっかり張れていると思いました。

きっと社外品の扱いに慣れてくれば、さらに良い仕事をされるだろうと思われます。

 

 

 

はい、話は変わってこちらはオレンジのMR-Sにダークブルーの幌。

ボディは元色がシルバーだったのを、最近全塗装されたそうです。

MR-Sはややポップな感じのデザインなので、こういうパッションな感じのカラーがよく似合いますね。

 

こちらはオレンジのバルケッタにダークブルーの幌。

 

私がオレンジにはブルー!と言いまくっているせいかこの組み合わせが多いですが、

他にも似合う色はたくさんあると思いますので、色々なコーディネートをお楽しみいただければと思います。

 

それでは、また。

2017年01月26日

こんにちは。

今年の冬はあんまり寒く無いなぁと思っていたのですが、

年が明けてから急激に寒くなってまいりました。

皆様も体調にはお気を付けください。

 

さて、まずはバルケッタとボクスター。

どちらもスポーツカーらしく鮮やかなカラー。

 

黄色のボクスターにはブルーの幌を装着。

このホイール、ちょっと初代911っぽいっデザインで面白いですね。

ちなみにこちらの車両のオーナーさんは誰もが知っている会社の社長さんです。

今回は社員の方が代わりに持ってこられましたが、

社長さんとの距離が近くて楽しそうな会社だなと感じました。

売っている商品も素敵な会社さんなのですが、社内の雰囲気もとても素敵です。

 

こちらは赤のバルケッタ。

バルケッタの標準仕様とも言える雨漏りも、

バスタブ状のフロアのおかげでバッチリ受け止めております。

漏れたっていいじゃないか オープンカーだもの

 

こちらは純正のウィンドディフレクター。

塗装が劣化してボッコボコになってしまっておりますね。

さながらゴジラのよう。

幌開閉時にここにスクリーンが当たって傷がついてしまいます。

オーナーさんも「あまり役立たないからいらない」ということだったので今回外してしまいました。

 

こちらにはTwillfastRPCの黒い幌を装着しました。

黒には赤がよく似合いますね。

 

こちらのバルケッタはオレンジのボディにダークブルーの幌。

こちらもよく似合っております。

 

こちらはNBロードスターにTwillfastのブラウン。

ついでにあっちもこっちも部品交換しまして、合計約22万円。

全体が奇麗になったら今度はネジ類のサビも気になってきたので、

また後日追加交換させていただくことになりました。

 

こちらはBMW・Z3。

TwillfastIIのダークブルーを装着しました。

こちらは幌交換ついでに幌とフロントガラス側のウェザーストリップも交換したのですが、

純正部品代は定価で15万くらいいってしまいます。

BMWの部品は全体的に国産の2~3倍くらいな感じですね。

一応国内定価よりは安く入りますので、お気軽にご相談ください。

輸入対応になるので少し時間はかかりますが。

 

こちらは別のZ3。

張り替えではなく、骨組の調整でお預かり。

Z3で電動開閉タイプの場合、

幌を開ける時、このように先端部が浮いた状態で固定されないといけないのですが、

こちらの車両はなぜか全く固定されず、手でずっと押さえていないと落ちてきてしまいます。

 

色々原因を探ったところ、こちらのアームの角度が原因であることが判明しました。

両端のヒンジ間の直線距離が元々41cmくらいだったのですが、

アームを曲げて距離を42cm程度に調整したところ無事解決いたしました。

とまぁ文章で結果だけ書くと簡単なのですが、

原因の解明と、力をかけにくい箇所の調整にかなり手間がかかりました。

中古車のため、元々ダメだったのか途中でダメになってしまったのかは不明ですが、

依頼主様もかなりお困りのようでしたので、無事解消できてよかったです。

 

こちらはS2000。

トランクが水没するとのことで、作業前にシャワーをかけて状況確認。

 

上からぽたぽたと垂れてきてフロア部分を流れ、、、

 

一番後ろまで流れた後凹部分に流れ込み、、、

 

こちらに溜まる、という流れでありました。

ちょっと錆が出始めていますが、悪化する前に解消できてよかったです。

みなさんもたまにはトランクの内張をはがしてチェックしてみてください。

 

最後にこちらはボルボのC70。

珍しいガンメタのボディ、初めて見ました。

全体的に北欧らしい優雅な雰囲気のC70ですが、この色はちょっと硬派な感じがしてかっこいいですね。

 

それでは、また。

2017年01月03日

明けましておめでとうございます。

昨年中は大変お世話になりました。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

さて、久々のまとまった休みなので、色々やりたかったことをやっております。

我が家のA4の幌。

 

初日の出を浴びたら・・・

 

色が抜けてしまった!

初日の出の紫外線、あなどれません。

 

元々TwillfastRPCのホットチョコレートでしたが、

まるでTwillfastRPCのぺブルベージュのような色になってしまいました。

せっかく明るい色になったので、汚れの様子など追跡調査して参りたいと思います。

 

こちらはガレージで眠っていた電動ポリッシャーセット。

スイッチ一つでダブルアクションとギアアクションが切り替えできるという、非常に便利なマシンです。

ちなみに私を含めポリッシャー初心者のためにおさらいをしておきますと、

シングルアクション>ギアアクション>ダブルアクションの順で研削力が弱くなっていきます。

 

シングルアクションは単純な回転運動のみのポリッシャーで、

研削力には優れますが、磨き過ぎ、熱による塗装の変質、

そしてオーロラマークの発生など、素人には難易度が高いです。

(※オーロラマークとは、濃色のボディを磨いたりした場合に、

円弧状のモヤモヤした筋が見える現象のことです。)

 

その点ダブルアクションは研削力が非常に弱く熱もほとんど発生しないためリスクが少なく、

さらにその特殊な動きによりオーロラマークもほぼ発生しないという、素人にはうってつけの一台。

そして、そこに組み合わせるのは、同じく研削力最低レベルのスポンジバフに、超微粒子コンパウンド。

 

この組み合わせだと、はっきり言って傷消し効果はほとんどありません。

しかし、洗車傷程度のごく浅い傷やウォータースポット、塗装面の曇りはしっかりとれますので、

遠目に見る限りは非常にピカピカに仕上げることができます。

お金を払ってこのレベルではうーんっていう感じかもしれませんが、

DIYでやる分には十分満足できる結果が得られるのではないかと思います。

 

あと、やってみて分かりましたが、磨きとコーティングって、とても手間がかかりますね。

傷消しや細かい部分の磨きまでまともに全てやろうと思ったら、プロでも2日~3日はかかると思います。

そうなると金額にして10万以上は当たり前、

20万円くらいでようやく「素晴らしい!!」と思える結果が得られる感じではないでしょうか。

もちろん、新車に近い車両ならば簡単でしょうけど、私が乗るのは古い車ばかりなので・・・

 

 

あとこちらは4代目のヒートガン。

3代目までは安い謎メーカーのものばかり使っていたのですが、

耐久性が低く1~2年しかもたないので、今回は日立工機製のものを購入してみました。

 

まずこちらの電源ケーブル、ここが非常に太い!

今までのものはケーブルが細く、だんだん捻じれてきて最終的にいつも断線してしまっていたのですが、

さすがは日立工機、丸ノコなどと同じ非常に頑丈なケーブルが使われております。

 

それと温度が非常に高い!

カタログ上の消費電力は1200Wとそれほど飛び抜けた感じではないのですが、

実際に使ってみると内部の電熱線が赤熱するほどの熱を発しており、

熱しすぎを心配してしまうくらいのパワーを発揮してくれます。

 

というわけで、やはりちゃんとしたプロ用は違いますねぇ。

本当は大好きなマキタ製がよかったのですが、残念ながらマキタはヒートガンを販売していません。

まぁ同じ緑系のボディですし、今後はこちらの日立製を愛用して参りたいと思います。

 

 

こちらはちょっと前に作業させていただいたMR-S。

 

古い幌を見ると、リアガラスのフチが大きくすり減ってしまっております。

 

原因は内装にあるこの突起です。

この突起、ハッキリ言って、全く、何の役にもやっておりません。

皆さんも注意深く観察してみてください。

100%、なんの役にも立っていないことが確認できるかと思います。

あるのは害のみ。

 

というわけで、カットしてしまいます。

比較的柔軟な素材なので、カッターで意外と簡単にカット出来ますよ。

 

カットした後は断面の摩擦防止のためフェルトテープを貼っておきます。

経緯を知っているといかにも貼った感がありますが、

何も知らずに見たらまぁ最初からこんなもんだったかな、という感じだと思います。

幌格納部の内側ですのでほとんど見えないですし。

 

こちらはS2000にTwillfastIIのブラウン。

せっかくいい色に仕上がったのですが、夜なので色がよく分かりません。

今回はウェザーストリップやモールも交換しまして、S2000では珍しい20万円越えとなりました。

 

こちらはゴルフ3カブリオレにStayfastのボルドー。

ゴルフ3と4の前期はガラスを流用するため幌本体が安く済み、

工賃込みで約12万円で交換が可能となります。

 

 

年始は5日までお休みとなっております。

今年も頑張ってまいりますのでどうぞよろしくお願いいたします。

2016年12月25日

こんばんは。

今年も残すところあとわずかとなって参りました。

あとS2000を2台とゴルフを1台、BMW・Z3の骨組み調整を1台やって今年の仕事は終わりです。

ちなみに昨日と今日もS2000を1台ずつ取り付けしましたので4日連続S2000。

S2000は多いなぁと思い今年の仕事を集計してみると、

やはり堂々の1位はS2000で、合計48台の取り付けをさせていただきました。

 

ついでにベスト10をご紹介しておきますと、

2位・・・NA/NBロードスター/37台(幌が同じなのでまとめて集計)

3位・・・フェアレディZ(Z33)/23台

4位・・・MR-S/18台

5位・・・BMW・Z3/17台

6位・・・NCロードスター/14台

7位・・・ボルボ・C70/10台

8位・・・986ボクスター/9台

9位・・・ニュービートル/8台

10位・・・ゴルフIII・IV/6台&バルケッタ/6台

といった感じになっております。

 

9位までは全て店頭在庫を置いている車種ですね。

在庫があるから依頼があるのか、依頼があるから在庫を置いたのか。

 

来年はもうちょっと増やせたらいいなと思っておりますが、

そろそろ一人でこなせる量の限界が見えてきました。

人を雇ったらいいかなと思いつつも、

自分でやらないと気が済まない性格もあり、なかなか難しいところではあります。

まぁ、自分で出来るうちは自分でやっていきたいと思います。

機が熟せば、必ずよい出会いがあることでしょう。

 

 

で、今年に入ってから取引させて頂いている車屋さんが年末にまたご来店いただきました。

MGFのリアスクリーン交換です。

茨城のフィオラーノさんというお店で、

こちらの営業さんがイケメン&さわやかスポーツマン、なおかつまじめで一生懸命、

なんだこの完璧超人は!と個人的に大いに思う、素晴らしい担当さんなのです。

すごいなぁ、こんな素晴らしい社員さんがいたらどんなにラッキーだろうか、と思っていたのですが、

色々話を聞いてみたところ、ただの社員ではなく次期社長さんでございました。

はぁー、すごい、こんなにいい感じの人はやっぱり経営者になるんだなぁ、と、非常に納得。

私も一応経営者ですけども、ただ幌を張りまくって、その結果流れで経営者になっているだけ。

 

勝手に期待値を上げまくって申し訳ありませんが、

期待に違わぬナイスガイが出てくると思いますので、このMGFに興味がある方はフィオラーノへレッツゴー。

こちらの車両、私が見た中でもかなりいい状態の個体でして、それでいてお値段39万円。

非常にお得な1台だと思います。

と、胡散臭い提灯記事みたいになっておりますが、

当方とフィオラーノさんとの間に、なんら利害関係はありません。

あるのは信頼関係のみ。

 

 

続きましてこちらはBMW ALPINA B3 3.0/1 カブリオレ Limited Editionという非常に長い名前の1台。

/1は何を表すのでしょうかね?

いろいろ調べてみると、アルピナには他に/2や/3なども存在するようです。

 

こちらはヘッドライナーのBピラー部分を引っ張っているケーブル。

通し方が間違っていましたので修正します。

本来幌を閉じた状態では、ヘッドライナーのプレートがBピラーに密着していないといけません。

 

バネも変形してしまっていたので交換。

今回はフェラーリ用ではありません。

悪しからず。

 

傷んで切れそうだった部分は他のケーブルを継ぎ足して補修しました。

こちらのケーブルは純正で補修キットが出ているのですが、

たかだか紐と少々の金具だけで何千円もして非常にもったいないので、

補修で済めばそのほうが良いでしょう。

 

こちらはニュービートルを拷問中。

なかなか口を割らない頑固な野郎、ではなくて、

張りが強くて一人では閉められないので上から押さえているところです。

今回は特に固くて、歴代最高5個の幌を乗っけてようやく閉めることができました。

ニュービートルの幌先端の骨組みは非常に頑丈ですので、大人一人くらい乗っても全然問題ありません。

 

ちなみにこれ、江戸時代に行われた拷問で、石抱(いしだき)と言うそうです。

イラストの表情を見てください、非常に苦しそうですね。

石一枚で12貫(約45kg)もあるんだそうです。

ということはイラストでは5枚乗っていますので、合計225kg!

どれほどの苦しみか想像もつきませんが、これで口を割らなかったら相当なものでしょう。

こんなの、やってなくてもやりましたって言っちゃいそうです。

ザ・冤罪製造マシーン。

それでもまだ、正規の拷問の前座扱いなんだそうで。

 

こちらはS2000のリアモールディング。

トランクに雨漏りがあるとのことで見てみたところ、このようにガッツリ分解しておりました。

モールを新品に交換し、幌からの雨漏りがないことは確認できました。

これでもまだ漏れてくるようであれば、別のところを疑いましょう。

 

 

それでは、皆さん、正月まであと少し、お仕事頑張りましょう。

2016年12月11日

こんにちは。

だいぶ寒くなってまいりましたね。

外で作業するのは少々厳しくなってきましたので、

最近もっぱらガレージ内で作業しています。

 

寒い時期の幌交換の悪影響として、まず生地が非常に伸びにくくなります。

慣れていないと「こんなの絶対無理!」と思ってしまうかもしれません。

 

それから、例えばボクスターやニュービートルなんかだと、

樹脂の嵌め込みパーツが硬化し入りにくくなります。

ヒートガン片手に、部品を温めながらの作業が必要となるでしょう。

 

逆に利点としてはブチルゴムなどは寒さで粘度が低下しますので除去しやすくなります。

まぁこれはBMW・Z3くらいでしか恩恵にあずかれないと思いますが。

 

というわけで、DIYでしかも自信がない、という方は、

冬季の屋外での作業は避けたほうがいいかもしれません。

 

そんな寒さに震える店長を尻目に、

「これくらいまだまだ全然寒くないですよ!」と余裕の表情なのは雪国出身のZ33オーナーさん。

ブラックかブラウンかでお悩みでしたが、

当日生地サンプルにて確認の上、ブラウンの幌に張り替えました。

紳士的なオーナーさんにぴったりのオシャレな車に仕上がったと思います。

 

こちらは水色のNBにタンの幌。

やはりこのボディーカラーですと、タンがベストマッチですかねぇ。

水色は組み合わせが非常に難しい一台です。

 

こちらの車両では、オーナーさんの部品持ち込みにより骨組み根元のバネを交換しました。

 

この一番後ろの骨を前方向に引っ張っているバネですね。

 

左が従来品、右が改良品。

改良品のほうはだいぶ太くなっており、弾力もパワフルです。

 

バネの強度も重要ですが、このような補修テープの粘着剤もスムーズな動きの妨げになります。

 

溶剤できっちり除去して、シリコンスプレーを吹いておきましょう。

ロードスターやS2000などは、この部分の滑りが非常に重要です。

 

こちらはリアサイドのセットプレート。

写真のものは左右のセットではなく、両方とも右側、つまり同じ位置の部品です。

突起の位置が大きく変更されておりますね。

この突起によって幌を畳んだ時に生地を少し持ち上げ、骨組みに挟まるのを防いでいます。

これによってどれほどの効果があるのか、

今のところ全く情報の蓄積がないので、まだはっきりとしたことは言えない状況です。

 

こちらは非常に稀な状況、たまたまJリミテッド2が2台揃いました。

手前はTwillfastIIのブルーに張り替え済み、奥はこのあとStayfatのダークブルーに張り替えました。

 

手前の車両は若い女性オーナーさん。

若い方にNAロードスターの魅力を理解してもらえると嬉しいですね。

もはや旧車の領域に入ってきておりますので、逆に新鮮に映るのかもしれません。

 

一方奥の車両は、オーナーさんが亡くなったお父様から受け継いだという、

ワンオーナー29万キロ走行の思い出がたっぷり詰まった車両。

大切な車両が奇麗になって、大変喜んでいただけました。

その場で写真を撮って、お母様にメールを送っていたオーナーさん。

とても温かい家族愛を感じて、心がほっこりいたしました次第です。

これからも親子代々、大切にお乗りいただければと思います。

 

手前のロードスターは内外装ともなかなかいい状態を保っておりましたが、

ドアのモールがかなり傷んでおりましたので新品交換させていただきました。

こちらの部品を交換するとかなり印象が変わりますので、リフレッシュしたい方にはお勧めです。

部品代も両方で1万円くらいですので、費用対効果はバッチリ。

 

みなさん、ロードスターはいいですよ。

発売から30年近く経過した今でも、

部販に行けばこういった部品が当たり前のように、しかも安価にポンポン出てきますので。

部品が確実に手に入るというのは本当にありがたいことです。

 

逆に、日本では部品がバカ高い輸入車は本国ではどうなのでしょうかね?

どのメーカーでも本国なら、安くて、しかもすぐに手に入るのか、

それともマツダなど国産メーカーだけがすごく頑張ってくれているのか。

 

 

 

こちらはポルシェ・986ボクスターのアフターフォロー。

矢印の部分がサイドモールの外側に出てしまうという症状で再調整。

実はちょっと前にも一度調整させていただいたのですが、またしても発症してしまったとのことで、

今回はより念入りに調整させていただきました。

オーナーさん、ご迷惑をおかけしてしまい申し訳ありません。

 

当該部分は、指でさした部分の布で引っ張ることによって、モールの内側に納まる構造になっています。

 

というわけで、もう少し引っ張りが強くなるように長さを調整。

 

ここのマジックテープ部分も短めにし、より内側に引っ張るように調整。

 

わざと外側に押してみたりなど、意地悪な状況を再現しつつ合計10回程開閉テストを行い、

症状が改善したことを確認させていただきました。

 

 

百発百中まではやっていませんが、十発十中で入るようになりましたので、

もうこれで大丈夫だとは思うのですが・・・・・今後の状況をドキドキしながら見守りたいと思います。

 

それにしても、張った直後はかなりパンパンでしたが、数か月ですっかり落ち着いています。

作業中にこれくらい伸ばせればいいんですけどね。

やはり時間と太陽の熱に敵うものはありません。

 

 

ところで以前、Windows7からWindows10にアップデートしてからPCが不安定だと日記に書きましたが、

あまりの不安定具合に嫌気がさしてWindows10単体でクリーンインストールしましたところ、

WindowsXP以来の、非常に安定した素晴らしいOSになってくれました。

ネットでボロクソに叩かれているのは、ほとんどアップデートによるインストールではないかと思われます。

そりゃ、既存のPCのOS部分だけ書き換えるだなんて、

素人目に見ても困難であることは容易に想像がつきます。

 

というわけで、クリーンインストール、非常におすすめです。

ついでに、ハードディスクをSSDに換えちゃうのも超おすすめです。

お試しあれ。

 

それでは、また。 

2016年11月20日

こんばんは。

ここ数日はなぜかMR-Sがたくさん入庫してまいります。

一時期はちっとも来ないなぁと思っていたのですが。

まぁなんせ分母がそんなに大きくありませんので、なかなかいつも均一に、とはいきませんね。

 

こちらは雨漏り修理依頼のMR-S。

水が綺麗なので分かりにくいですが、ラゲッジスペースの下に2~3cmほど溜まっています。

雨が続くとさらに増水して室内に溢れ出てくるそうです。

ちなみに黒っぽい海苔みたいなのは、ビチャビチャになって朽ちた吸音材です。

 

排水口をホジホジして水を排出。

ガレージの床がビシャビシャになるほど出てきました。

 

漏水ルートその①

防水カバーが破れてしまっていますのでこちらを防水テープで補修。

 

漏水ルートその②

排水口の縁に亀裂が入っています。

こちらはまだそんなに大きくありませんが・・・・

反対側は、かなりひどい状態。

縮んだ防水シートに引っ張られて、このように割れてしまうのです。

プラスチックが割れるほど引っ張るって、どんだけ引っ張り力が強いんだ?

 

で、シリコンコーキングで補修。

ですがこれもまた更に引っ張られて、結局割れてしまうのでしょうね。

もう、どのMR-Sもほとんどこんな感じ。

どうしようもないですね、困ったもんです。

 

排水&清掃後。

黒い丸いのが排水口なのですが、これがまたなぜかやたらと流路が狭いため、

掃除してもあっという間に詰まってしまいます。

このゴムキャップを取ってしまえばまだいくらかマシになるかな?

 

こちらは別の車両。

完全に詰まっています。

 

詰まりを解消してよく見てみると、やはり同様に初期の割れが発生しています。

まだ水がボタボタ漏れるというほどではないようですが。

 

で、一応コーキング補修。

まぁ、上で述べたように、一時しのぎです。

 

赤いボディにTwillfastRPCのペブルベージュ。

MR-Sではなかなか珍しい組み合わせですね。

 

かなり白っぽく見えますが、実際はもう少し落ち着いた感じです。

 

こちらはブルーのボディにボルドーの幌なのですが・・・・

LED投光器の光が強すぎてなんだかよくわかりませんね。

 

こちらはNAロードスター。

交換前の幌はガラスのリアスクリーンが付いています。

 

そのまま開けようとすると・・・

つっかえて開かない。

NA幌と同じように、ジッパーを開けてから幌を開けるタイプなのです。

 

いわゆる社外品の幌になるわけですが、それにしてもガラス以外の部分が純正そっくり。

社外でこれほど純正に似せて作れるメーカーがあったとは!!!

と思ってよく調べてみたら、なんと純正幌のリアスクリーン部分だけガラスに付け替えてありました。

 

オーナーさん曰く、NBロードスターが出る前の製品だそうですので、

なんの情報もないまま独自にガラス化したわけです。

器用なことをする人がいるものですねぇ。

ガラスの部分は何だかよくわかりませんが何らかの汎用品ガラスのようで、

曲面のない、完全にまっ平らなガラスになっておりました。

 

レインレールはNA用でしたが、劣化で破損し、激しく雨漏りしていました。

 

うわぁお。

といっても豪快に落ちている土はレインレールを外すときに落ちたもので、

さすがに元からここまで汚れていたわけではありません。

 

一応、ざっとおそうじ。

錆が無くて良かったですね。

 

フロントヘッダーもなかなか。

 

こちらも錆はナシ。

ロードスターのここの部分は、あまり錆びているのは見ませんね。

完成写真は撮っておりませんが、ゴム部品を一通り付け替えて、黒のワンピース幌を装着しました。

 

こちらは白のボディに黒い幌。

ブラックレーシングだったかな、黒のホイールに黒の幌、かっこいいですね。

 

こちらのS2000は黄色のボディに黒ホイール・黒幌。

やっぱり、ホイールを黒にしてたら幌も黒にするとまとまりがいいですね。

 

いいなぁ、私も黄色い車ほしいなぁ。

 

それでは、また。

2016年11月14日

こんばんは。

今回はまずこちらの車両。

 

ボルボのC70。

前にちょっと書きましたが、ケーブルがどこかに引っかかったらしく、

端部のバネがビヨーーーーーンと伸びてしまっています。

バネは伸びてしまいましたが、そのおかげケーブルは切れずに助かりましたので、

バネ、グッジョブ!といったところでしょうか。

 

ただ、このままでは幌が張れませんのでどうにかしないといけません。

おまけに、バネを骨組みに止める金具も紛失してしまっています。

 本来こういうので止まってるんですけどね、

調べてもどこにも売ってないし、 そもそも正式名称すらよくわかりません。

 

というわけで、まずは手元にあったちょうどよさげな別のバネを移植。

これ、なんのバネだと思います?

なんと、フェラーリ・360スパイダーの幌にくっついてたバネなのです。

たかがバネと侮るなかれ、噂では装着後にエンジン出力が7馬力くらいアップしたとかしないとか。

さすがフェラーリ様、幌のバネ一つとっても勢いが違います。

信じる者は救われる、それがフェラーリ教。

南無・・・

 

で、金具が無いと止められないので、追加で穴を空けて、リベットで止めるようにしました。

 

はい、これでとりあえず、機能的には問題ない状態に戻せました。

バネの具合もちょうどいい感じです。

 

こちらは熱線のケーブル。

脱落して垂れ下がっていた状態のものを、誰かがビニルテープでまとめたようです。

 

これが正しいケーブルのルートです。

要所要所タイラップで骨組みに固定してあるのですが、

品質が悪いのか、タイラップがみんな割れて外れてしまうんですよね。

C70の場合、どの幌もほとんど外れています。

こういうのは元の構造を知っていないと対処が難しいですね。

私も初めてだったらまず分からないと思います。

 

というわけで出来上がり。

人気の組み合わせ、パールホワイトにボルドーです。

「遠路はるばる名古屋から来た甲斐がありました!」とのお言葉を頂き、大変光栄です。

名古屋は土地柄、車好き人口が多いのか何なのか、

遠距離ながらもわざわざ来てくださる方が結構いらっしゃいます。

 

こちらはフィアット・バルケッタ。

青緑色のボディにGermanA5ボルドーの幌です。

とっても安いバルケッタの幌交換ですが、GermanA5となるとさすがにちょっと高いです。

 

西日全開なので色が分かりにくいですが、

この難しい組み合わせを着こなせるのはさすがバルケッタ。

日本車やドイツ車ではちょっと難しいでしょう。

 

こちらは以前交換させて頂いた911カブリオレ。

メンテでちょいとご来店いただいたので、以前撮り忘れた素晴らしい内装を撮影させていただきました。

 

まずこちら、エアコンの吹き出し口です。

右側のダイヤルも、ルーバーも、左右に動かすつまみも、

全部革張りになっているのです!

 

あまりに綺麗に張れているので、まさか!?と思うかもしれませんが・・・

ほら、よく見ると確かに革張りなのです。

ルーバーが刺さっている部分ももちろん革張りで、

ご丁寧にジャストサイズの穴が空けてあります。

 

スピーカーグリルももちろん革張り。

さすがにメッシュの部分は違いますが。

 

ここも革張り。

その周りもぜーんぶ革張り。

 

パワーシートのスイッチも、スカッフプレート?も革張り。

 

椅子を倒すレバーのつまみも、その下のカバーも革張り。

 

メーターフードも、ステアリングコラムも、何もかも革張り。

とにかく「どこか革張れるとこはねーがー??」って探しまくって張った感じ。

もう職人の意地ですね。

新車オプションのお値段300万円!

さぁ、これを高いとみるか、値段相応とみるか!?

それはオーナーさんの器量と懐具合次第。

 

ちなみにオーナーさん、普段乗り?でポルシェ・カイエンもお持ちで、

そちらもこの超絶革張りオプション装着車なんだとか。

う~ん、素晴らしい器量と懐具合。

 

次回はまた別の車で遊びに来まーすと言っていたので、次は何で来るか、どうぞお楽しみに。

まぁ、こういうぶっ飛んだ感じの方とお知り合いになれるといいですね。

なんだか気分が前向きになれます。

私もちょっとはあやかれるように頑張ろう。

みんなが前向きな気分になれれば、またバブルがやって来ますよ。

景気なんて気分次第ですから。

 

それでは、また。

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